令和520日目

2020/10/01

この日のできごと(何の日)

【東京証券取引所】終日売買停止

日本取引所グループ(JPX)傘下の東京証券取引所は1日、株式全銘柄の売買を終日停止した。取引を終日停止するのは初めてで、世界的にも異例のことだ。システムを運用するハードウエアの故障が原因で、機器を交換し2日朝の取引再開を目指す。

金融庁は1日、金融商品取引法に基づく報告徴求命令を近く出す方向で検討に入った。

東証の宮原幸一郎社長は1日夕、記者会見を開き、「東証の責任を痛感している。多くの関係者に大変なご迷惑をおかけした」と述べ陳謝した。原因究明と再発防止策を講じた上で、経営責任を明らかにする考えだ。

相場への影響を考慮し、売買停止までに受けた注文については、明日以降に引き継ぐことはない。主に機関投資家が利用する立会時間外の取引については、午前8時56分までに受け付けた注文は取引が成立したという。

影響は東証にとどまらない。同じシステムを利用する札幌、名古屋、福岡の各証券取引所も1日、株式全銘柄の売買を終日停止した。一方、大阪取引所などの先物取引は通常通り実施された。

東証は昨年11月、株式売買システム「アローヘッド」を全面刷新した。今回はこのうち運用系ネットワークの一部機器が故障しバックアップへの切り替えが正常に行われず、相場情報の配信やシステムの監視ができなくなった。故障した機器は取り外し、開発を手がけた富士通が解析を進めている。

証券各社は1日、注文の扱いをめぐって顧客への対応に追われた。この日は広島銀行が持ち株会社化した「ひろぎんホールディングス」など3社の新規上場日だったが、売買が成立しないまま初日を終えた。《産経新聞》

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【COVID-19】国内感染新たに637人

国内では1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに28都道府県と空港検疫で637人確認された。死者は大阪、神奈川、福岡など5都府県の計8人。

東京都内では新たに235人の感染者が判明し、1日当たりの感染者が2日ぶりに200人を上回った。重症患者は前日から1人増の22人で、入院患者は同62人減の1103人。直近1週間の平均陽性率は3・7%で、全体の半数弱にあたる114人は感染経路が特定できていないという。

沖縄県では新たに30人の感染が判明した。《読売新聞》

「Go To トラベル」東京発着が追加

政府の観光支援事業「Go To トラベル」に東京発着旅行が1日追加され、割引対象が全国に広がった。新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぎつつ、客足をどう回復させるかが焦点となる。7月の事業開始後、高級宿人気の半面、人の密集につながりやすい団体旅行は低調で、ツアーを扱う中小旅行社、貸し切りバス事業者は苦境が続いている。

国土交通省とGoTo運営事務局は1日、東京都内のホテルや旅館を対象に、客の検温、浴場の人数制限といった感染対策の実地調査を始めた。月内に全国の施設の調査を終えたいとしている。

国交省は、団体旅行を扱う事業者に手厚く予算を配分するとしている。《共同通信》

【プロ野球・1日】

楽1―4ソ

ソフトバンクは0―1の七回に栗原の適時二塁打と甲斐のスクイズで2点を奪って逆転。八回は中村晃の適時打、九回は甲斐の8号ソロで突き放した。石川が七回途中1失点で8月23日以来の7勝目を挙げた。楽天は継投策に失敗した。

日3―2ロ

日本ハムが連敗を3で止めた。0―1の四回に清宮の6号ソロで追い付き、五回に中田の適時打で勝ち越した。七回は宇佐見の3号ソロで加点した。杉浦は6回1失点で6勝目。ロッテは終盤に追い上げたが及ばず連勝が3で止まった。

オ6―7西

西武が逆転勝ち。3―5の七回に代打森がソロ本塁打。八回に中村が同点打、山川が勝ち越しの2ランを放った。3番手で登板したルーキーの宮川が1回無失点で、プロ初勝利をマーク。オリックスは八回にヒギンスが打たれた。

D0―2ヤ

ヤクルトが5位に浮上した。二回に西田の適時打で先制し、三回に村上の一ゴロの間に加点した。歳内は7回5安打無失点の好投で阪神時代の2015年以来の勝利。清水、石山の継投で逃げ切った。DeNAは今季8度目の零敗。

神2―0中

阪神が無失点リレーで快勝した。岩田は七回途中まで4安打に封じ、今季初勝利。九回を締めたスアレスは18セーブ目。打線は六回に暴投で先制し、七回は梅野のソロ本塁打で加点した。中日はロドリゲスの好投を生かせなかった。

広3―5巨

巨人が快勝した。一回に丸の適時打で先制し、三回に坂本の適時二塁打、四回に吉川尚の2点適時打で加点。4―2の六回にウィーラーの適時打で差を広げた。サンチェスは7回3失点で6勝目。広島はスコットが4回4失点と崩れた。

【香港】国慶節で警戒

香港で1日、中国の国慶節(建国記念日)に合わせた抗議デモが呼び掛けられ、警察が約6千人を動員した厳戒態勢を敷いて抑え込んだ。警察は繁華街コーズウェイベイ(銅鑼湾)などでデモに参加しようと集まった86人を無許可集会参加などの疑いで逮捕したと発表した。

デモ行進の出発点とされた銅鑼湾の歩行者天国の一帯は武装警官隊が道路を埋め尽くし、買い物に訪れた市民らより多いほどだった。1日は大規模なデモは起きなかった。

警察によると、逮捕者は「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、時代の革命だ)」といった昨年からの抗議活動のスローガンを叫ぶなどした。《共同通信》

【岸信夫防衛相】初の部隊視察

岸信夫防衛相は1日、海上自衛隊の司令部が集まる「海上作戦センター」(神奈川県横須賀市)を訪問した。同センターの運用開始記念式典に出席し「わが国を取り巻く安全保障環境は極めて速いスピードで変化し、厳しさを増している。最前線の状況を把握し、的確な部隊行動につなげる重要な役割を担ってほしい」とあいさつ。岸氏の部隊視察は、防衛相就任後初めて。

海上作戦センターは、海自の自衛艦隊司令部や護衛艦隊司令部、潜水艦隊司令部などの各庁舎の老朽化に伴い、各司令部を一つの庁舎にまとめる統合司令部。部隊間の意思疎通が図りやすくなり、効率的な作戦指揮ができるようになるとされる。《共同通信》

【河野太郎行革相】800種の行政手続きでハンコ廃止方針

河野行政・規制改革相は1日、報道各社のインタビューに応じ、利用件数が多い行政手続きのうち、押印が必要な約800種類のほとんどを廃止する考えを示した。

河野氏によると、全府省庁で年間1万件以上の利用がある手続きを調べたところ、約800種類で申請書や添付書類に押印を求めていた。うち35種類以外について府省庁は、押印を廃止するか廃止の方向で検討すると答えたという。

河野氏は、35種類についても「(押印を)やめられると思う。法律や政省令、告示で押印を要求しているが、変えればいいだけだ」と述べ、各府省庁に再検討させたことを明らかにした。年間1万件未満の行政手続きについては、今月上旬までに廃止の可否を検証する。

一方、国家公務員の働き方改革を進めるため、河野氏は全府省庁を対象に10、11月の勤務実態を調査するよう指示したことを明らかにした。「在庁時間がどうなっているのか職種別、組織別に出してもらう」ことで、無駄な勤務を減らす考えだ。《読売新聞》

【茂木敏充外相】仏・ルドリアン外相と会談

フランス訪問中の茂木敏充外相は1日夜(日本時間2日未明)、パリでルドリアン外相と会談し、新型コロナウイルス感染症を巡り、両国間や国際的な枠組みでの協力を確認した。北朝鮮情勢について意見交換し、連携する方針で一致した。

両氏は、中国が海洋活動を活発化させている東シナ海や南シナ海情勢に関しても緊密な連携で合意。両国間の安全保障協力を評価し、共同訓練などでの協力を申し合わせた。茂木氏は、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現や拉致問題の早期解決に向けた協力を求めた。《共同通信》



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