令和450日目

2020/07/23

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

国内感染新たに981人

東京都は23日、都内で新型コロナウイルスの感染者を新たに366人確認したと発表した。1日当たりの感染者数が300人を超えたのは初めて。愛知県では97人、埼玉県で64人、福岡県で66人など、各地で過去最多の感染者が確認された。全国の感染者数は981人となり、2日連続で1日当たりの最多を更新した。

都内の直近1週間の平均感染者数は254・3人に上り、緊急事態宣言下の最大値(167・0人)を大幅に上回る。都によると、感染者数の増加は検査体制の拡充が関係している。今月20日のPCR・抗原検査の実施件数は、これまでで最も多い4926件で、この日の検査での陽性者が主に23日の感染者として計上されたという。

一方で、地域や年齢層での広がりも出ており、23日には島しょ部を除く都内のほぼ全域で感染者を確認。20~30歳代(232人)が全体の6割超を占めるが、40~50歳代も約2割(74人)に上った。接待を伴う飲食店の従業員や客ら「夜の街」関連(47人)だけでなく、家庭内(34人)や会食を通じた感染(23人)も目立つ。感染経路を特定できないのは225人で、全体の6割を超えた。

小池百合子知事は報道陣に対し、4連休中の不要不急の外出自粛を改めて呼びかけた上で、「非常に大きな数字だ。経済・社会活動にブレーキをかける事態を避けるためにも協力をお願いしたい」と述べた。「夜の街」対策として都は24日から、警視庁と連携し、新宿や池袋のホストクラブやキャバクラ店などを対象に、適切な感染予防策を講じているかを確認する取り組みを始める。

他の道府県でも感染が広がっており、愛知県と福岡県では3日連続で過去最多を更新したほか、滋賀県(17人)、奈良県(13人)、和歌山県(9人)でもこれまでで最も多い感染者が確認された。《読売新聞》

観光地ににぎわい、東京は閑散

4連休の初日を迎えた23日、各地の観光地では政府の観光支援事業「Go To トラベル」を活用して楽しむ人がにぎわいを見せた。一方、外出自粛が呼び掛けられた東京は、例年なら多くの人出がある浅草は閑散とするなど、収束が見えない影響に不安の声が上がった。

浅草の雷門は人通りはまばら。渋谷のスクランブル交差点も傘を差したマスク姿の人が行き交ったが、以前のような人出はない。

東京以外の観光地は、多くの人が連休を楽しんだ。千葉県浦安市のJR舞浜駅ではディズニーランドに向かう家族連れやカップルの姿が。宮城県の松島では、東北や北関東など県外ナンバーの車が目立った。《共同通信》

関西や周辺の観光地でも23日、レジャーや買い物を楽しむ人たちでにぎわった。ただ奈良や滋賀、和歌山各県ではこの日、それぞれ1日当たりの感染確認者数が過去最多を更新。観光客やもてなす人たちも感染予防に気を払いながら、4連休のスタートを切った。

和歌山県白浜町の白良浜はこの日、海開きを迎えたが、更衣室は設けず車の中などで着替えを行うよう求めたほか、飲料などの売店も中止。浜辺では「密集・密接にならないよう、間隔を保ってください」と呼びかける放送が流された。

奈良市内では奈良公園で国の天然記念物「奈良のシカ」にせんべいをやったり、神社仏閣をめぐったりする観光客の姿が多く見られた。訪れた岡山市の会社員(48)は「旅行好きには『Go To トラベル』事業はありがたい」と話し、「経済と安全をうまく両立した方がいい」。友人と京都を代表する観光地、嵐山(京都市右京区)を訪れた相模原市の女性(23)は「新型コロナは少し怖いけれど、せっかくの連休なので対策して楽しみたい」と前向きに話した。《産経新聞》

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【京都府警】ALS患者を嘱託殺人疑い、医師2人逮捕

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者の依頼を受け、薬物を投与して殺害したとして、京都府警は23日、嘱託殺人の疑いで、宮城県名取市でクリニックを営む仙台市泉区の医師B容疑者(42)と、東京都港区の医師C容疑者(43)を逮捕した。

府警によると、女性は京都市中京区、無職A子さん=当時(51)。捜査関係者によると、会員制交流サイト(SNS)を通じてB容疑者に「安楽死させてほしい」という趣旨の依頼をした形跡があった。C容疑者の口座には、A子さんから100万円以上の現金が振り込まれていた。《中日新聞》

【箱根登山鉄道】9カ月ぶりに運転再開

4連休の初日となった23日、昨年10月の台風19号で線路付近の斜面が崩落し、運休が続いていた箱根登山鉄道の箱根湯本―強羅間が約9カ月ぶりに再開し、全線復旧した。22日からは政府の観光支援事業「Go To トラベル」もスタート。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、観光再開の動きが本格化する。

乗客を待つ強羅駅近くの沿道では、地元住民やマスコットキャラクターらが「おかえりなさい」と声を掛けながら電車に向かって手を振り、出迎えた。

箱根登山鉄道によると、被害は全線の約20カ所に上り、復旧は今秋の見通しだったが、工事への周辺住民の理解もあって前倒しになった。《共同通信》

【大相撲7月場所】

大相撲7月場所5日目(23日・両国国技館)横綱、大関陣が順当に白星を挙げた。横綱白鵬は阿武咲を上手出し投げで寄せ付けず、新大関朝乃山は霧馬山を寄り切って、ともに5連勝で序盤戦を終えた。

かど番大関の貴景勝は宝富士をはたき込み、2連勝で4勝1敗。両関脇は御嶽海が遠藤を押し出して5戦全勝、正代は小結隠岐の海をすくい投げで下して4勝目を手にした。

全勝は新入幕の琴勝峰、平幕妙義龍を合わせて5人となった。《共同通信》

【プロ野球・23日】

楽2―2オ

楽天は逃げ切れず、延長十回の末に引き分けた。六回にロメロの犠飛と浅村の適時打で2点を先制。だが好投していた弓削が八回に3四死球で1死満塁として降板。2番手のブセニッツがジョーンズに2点適時打を浴びて追い付かれた。

ソ2―3日

日本ハムは0―1の二回に宇佐見が3季ぶりの本塁打となる3ランを放ち、4投手のリレーで逃げ切った。バーへイゲンが6回2失点で約1カ月ぶりの2勝目、秋吉が6セーブ目。ソフトバンクは2安打のみで2位に逆戻りした。

西3―2ロ

西武が競り勝ち3位に浮上した。1―2の二回に川越のプロ初本塁打となる2ランで逆転した。与座が5回6安打2失点でプロ初勝利を挙げた。救援陣が無失点でつなぎ、増田が8セーブ目。ロッテは拙攻が響き、4位に転落した。

中1―6巨

巨人は1―1の八回に5点を奪い、3カード連続で勝ち越した。無死満塁から岡本の2点二塁打、中島の三ゴロで加点し、ウィーラーが2ランを放った。メルセデスは7回1失点で2勝目。中日は好調だった救援の福が5失点と乱れた。

D6―0ヤ

DeNAが連敗を6で止めた。一回に佐野、柴田、戸柱の適時打で3点を先制。六回に戸柱の2号ソロ、七回には佐野の2号2ランで加点した。大貫が7回1安打無失点で2勝目。ヤクルトは六回まで無安打と打線が抑え込まれた。

神2―4広

広島が逆転勝ち。0―2の六回に安打と2四球で塁を埋め、ピレラが来日初の4号満塁本塁打を放った。復帰登板の森下が6回2失点、10三振を奪い、2勝目。一岡が2年ぶりのセーブ。藤浪が痛打された阪神は連勝が5で止まった。

【ドイツ】93歳の元ナチス看守に有罪判決

ドイツ北部ハンブルクの裁判所は23日、第2次大戦中にナチス・ドイツの強制収容所でユダヤ人収容者ら約5200人の殺害に関与したとして、殺人ほう助罪に問われた元看守ブルーノ・デイ被告(93)に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。大戦終結から約75年を経ており、今回の事案は最後のナチス戦犯裁判の一つ。地元メディアが伝えた。

デイ被告は元ナチス親衛隊員で大戦末期の1944年~45年、シュツットホーフ強制収容所に勤務した。

多くの遺体を目撃したことや収容所のガス室の存在を認め、犠牲者と親族に謝罪したいと述べた一方、殺害行為に責任はないと訴えていた。《共同通信》

【中国】「英海外市民」旅券無効検討 香港問題で対抗措置

中国外務省の汪文斌副報道局長は23日の記者会見で、英国が香港問題で内政干渉していると非難し、香港の居住者が所有する「英国海外市民」を対象とした旅券の無効化を検討すると述べた。英国が香港に住む推計約290万人の受け入れ支援策を来年1月に開始すると発表したことへの対抗措置。

中国による香港国家安全維持法(国安法)施行を受け、香港の宗主国だった英国は米国と共に対中姿勢を硬化させ、香港市民が英国に滞在する権利拡充に向けた新規則施行などを発表。中国が反発を強めている。 汪氏は、英国が中国の反対を無視して「国際法に反する」措置に踏み切ったと批判した。《共同通信》

【河野太郎防衛相】サイバー人材強化を表明

河野太郎防衛相は23日、神奈川県横須賀市の陸上自衛隊通信学校を視察し、サイバーや電磁波攻撃対処の専門人材の育成を強化する方針を明らかにした。視察後、記者団に「教育課程をさらに洗練させて人材を増やしていきたい」と表明。「高いレベルは民間企業で教育を受けてもらう」と述べた。高度な技術を持つ民間人材の登用も検討しているとした。

防衛省はサイバーや電磁波分野を安全保障上の新たな防衛領域と位置付けている。サイバー部隊は約580人(2019年度)だが、23年度までに千数百人規模に引き上げる。電磁波で敵部隊の活動を妨害する「電子戦部隊」も来年設置する。《共同通信》

【MLB】開幕

米大リーグは23日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で約4カ月遅れて無観客で開幕し、田中が所属するヤンキースが敵地ワシントンで昨季のワールドシリーズ覇者ナショナルズに六回途中降雨コールドゲームで4―1で勝った。

もう1試合はドジャースがジャイアンツに8―1で大勝した。

残る26球団は24日に初戦に臨む。23日は日本選手が最終調整し、メジャー1年目のレッズの秋山は非公開で練習した。カブスのダルビッシュ、ツインズの前田は投球練習を行い、それぞれ先発予定の25日のブルワーズ戦、26日のホワイトソックス戦に備えた。《共同通信》

【米・ポンペオ国務長官】「習氏は破綻した全体主義の信奉者」

ポンペオ米国務長官は23日、西部カリフォルニア州でトランプ政権の対中政策に関して演説し、習近平国家主席を破綻した全体主義思想の真の信奉者だと批判した。演説の主な内容は以下の通り。

来年は(大統領補佐官だった)キッシンジャー氏の極秘訪中から半世紀を迎え、ニクソン大統領による訪中の50周年となる2022年も近い。当時の世界は大きく異なっていた。われわれは中国への関与が未来を生み出すと考えていた。しかし今日、(新型コロナウイルスに関し)中国共産党のせいで、われわれはまだマスクをつけている。

中国に無分別に関与していくという古い枠組みは失敗した。そうした政策を続けてはいけないし、それに戻ってもいけない。米経済と米国的な生活様式を守る戦略が必要だ。自由世界は新たな専制国家に打ち勝たなくてはならない。

米国や他の自由主義国による政策は、後退しつつあった中国の経済を復興させたが、中国政府はその国際社会の手にかみつくだけだった。中国は米国の極めて重要な知的財産や企業機密をだまし取った。

私は数週間前、ハワイ・ホノルルを訪れて中国の楊潔篪共産党政治局員と会ったが、彼らが行動を変えるとの申し出はなかった。習近平総書記(国家主席)は破綻した全体主義思想を心から信じている。

中国政府の行動はわれわれの国民や繁栄を脅かしている。中国を普通の国家として扱うことはできない。

米国はスパイ活動や知的財産の窃盗の拠点だったテキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を発表した。今こそ自由主義国が行動するときだ。各国が自国の主権や経済的繁栄などをどう守るかに思いを致す必要がある。われわれは過去の過ちを繰り返してはいけない。

(中国への対処という)課題に1カ国で立ち向かうことはできない。国連や北大西洋条約機構(NATO)、先進7カ国(G7)、20カ国・地域(G20)、われわれの経済や外交、軍事力を組み合わせれば十分に対処できる。民主主義国家による新たな同盟を構築するときだろう。自由世界が中国を変えなければ、共産中国が私たちを変えてしまう。中国共産党から自由を守ることは私たちの時代の使命である。《産経新聞》



7月23日 その日のできごと(何の日)