令和436日目

2020/07/09

この日のできごと(何の日)

【九州】豪雨の死者62人に

九州全域に甚大な被害をもたらした豪雨で、熊本県は9日、新たに4人の死亡を確認したと発表した。大分県でも1人の死亡を確認、死者は九州で計62人となった。週末にかけても広範囲で再び大雨となる恐れがある。これまでの雨で地盤が緩んでおり、気象庁は土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼び掛けている。

これまでに死亡が確認された人は熊本県球磨村19人▽人吉市18人▽芦北町10人▽八代市6人▽山鹿市2人▽津奈木町1人▽福岡県大牟田市2人▽大分県由布市1人▽住所不明3人。1人が心肺停止、16人が行方不明となっている。

大分県では9日午後1時現在、日田市の上津江、天瀬両町で10世帯19人が孤立。同市中津江村でも土砂崩れによる孤立が続いているが、停電や通信障害で連絡がとれず、詳しい状況は分かっていない。

熊本県では同日午前10時現在、八代市や球磨村など1市3町2村の23地区833世帯が孤立に近い状態が続く。避難者は同日午後1時現在、少なくとも493世帯2055人。

気象庁によると、9日午後の1時間雨量は最大で、長崎県諫早市66ミリ▽宮崎県えびの市46ミリ▽佐賀県嬉野市42・5ミリ▽熊本県宇城市38・5ミリ-など。九州151地点で観測した3日以降の72時間雨量は、27地点で観測史上最大を更新し、最も多かったのは大分県日田市椿ケ鼻の862ミリだった。鹿児島県鹿屋市では2日夜からの雨量が千ミリを超えている。

西日本新聞のまとめによると、九州7県で床上・床下浸水が計5521件発生。福岡県は4846件で久留米、大牟田両市に被害が集中している。河川の氾濫は91カ所に上った。《西日本新聞》

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【令和2年7月豪雨】

長野地方気象台と県は9日午後7時半、県内の土砂災害警戒情報を全て解除した。ただ、10日にかけて南部では激しい雨が降る見込み。これまでの大雨で地盤が緩んでおり、引き続き土砂災害が起きる可能性があるとして警戒を呼び掛けている。

気象台は9日午後9時半時点で佐久、諏訪、上伊那、木曽、下伊那に大雨警報を出している。県内の大雨警報は12日まで続く可能性がある。

県によると、9日午後2時時点で、土石流が起きた上伊那郡中川村など6市町村の計19世帯28人が避難。国道や県道40路線で通行規制が続いている。木曽郡木曽町と下伊那郡大鹿村の一部で道路が復旧できておらず計7人が孤立状態になっている。

JR飯田線の駒ケ根―長山(愛知県豊川市)間は土砂流入などで再開には時間がかかる見込み。

政府は9日、長野、岐阜両県に大きな被害をもたらした豪雨についても、激甚災害と特定非常災害に指定する方針を示した。気象庁は同日、今回の豪雨を「令和2年7月豪雨」と命名した。《信濃毎日新聞》

国土交通省は9日、記録的な大雨により熊本や鹿児島など23県で計179件の土砂災害を確認したと発表した。のり面崩落など道路の被害も相次ぎ、岐阜県下呂市の国道41号など、国道31路線の計69区間が通行止めとなった。

土砂災害の都道府県別内訳は、午前6時半時点で熊本48件、鹿児島36件、長崎12件など。

被災した道路は国が直接管理する直轄国道5路線15区間と、自治体が管理する補助国道26路線54区間。ほかに都道府県道と政令指定都市道の214区間で、土砂崩れや路肩の崩落などが起きている。《共同通信》

活発な梅雨前線に伴う大雨から一夜明けた9日、岐阜県内では被害のあった各地で、流出した土砂の片付けなど復旧に向けた動きが出始めた。一方、午前10時現在、下呂市や高山市など22市町村で大雨警報が発令されており、土砂災害への厳重な警戒が引き続き必要となっている。岐阜地方気象台は、10日にかけて多い所で150ミリの雨が予想されるとして注意を呼び掛けている。

県によると、9日午前8時30分現在、高山、下呂の両市で約930世帯、約2200人が孤立状態となっている。停電は、下呂市小坂町、高山市朝日町などの少なくとも970戸で復旧していない。同町では約120戸が断水している。《岐阜新聞》

国土交通省高山国道事務所は9日、各所で通行止めになっていた国道41号のうち、岐阜県高山市久々野町無数河―同町渚間、下呂市金山町中切―保井戸間などで次々に通行止めを解除した。同市内では復旧作業が続いており、路面が陥没した同市小坂町門坂では通行止めが長期化する恐れがあるという。

県高山土木事務所は高山市奥飛騨温泉郷平湯で観光客らの孤立状態の解消を最優先に国道158号で土砂の撤去を進めている。同事務所によると「復旧と呼べる作業までにも至っていない。24時間にわたり、土砂を取り除く作業に取り組んでいる状況で、解消のめどは立っていない」と語り、現時点では復旧時期も未定とした。

JR東海は9日、線路の複数箇所に土砂が流入した影響などで、10日も高山線の下麻生―猪谷間で終日運転を見合わせると発表した。全線運転再開には「相当な日数を要する見込み」としている。JR高山駅によると「線路に土砂流入があるのかどうか全線で確認できてからの運行再開となるが、現地に行けず、その確認作業すらできていない」という。《岐阜新聞》

【東京株式市場】

9日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。新型コロナウイルス感染症の流行長期化は警戒されたが、先端的な技術、サービスを持ち今後の成長が期待できる銘柄には買いが集まった。

終値は前日比90円64銭高の2万2529円29銭。東証株価指数(TOPIX)は0.01ポイント高の1557.24。出来高は約11億7582万株だった。《共同通信》

【プロ野球・9日】

ソ1―9楽

楽天が快勝した。1―1の五回に鈴木大の2点二塁打、ブラッシュの2点適時打で4点を勝ち越し。六回にも浅村の2点打、島内の適時打などで4点を挙げた。塩見が7回1失点で今季初勝利。ソフトバンクは5位に転落した。

オ4―4日

オリックスが追い付いて引き分けた。3―4の八回に2四球と佐野の2盗塁で2死一、三塁の好機をつくり、捕手の悪送球の間に同点とした。日本ハムは六回に中田の3ランなどで逆転したが、九回と延長十回の勝ち越し機を逃した。

広1―5D

DeNAは一回にロペスと宮崎の連続適時打で2点を先行し、2―1の八回にソトの適時打、オースティンの3号2ランで差を広げた。井納は6回4安打1失点で2連勝。広島は森下が5回2失点で粘るもプロ初黒星を喫した。

中6―8ヤ

ヤクルトが4―5の九回、1死満塁から山崎の2点適時打、村上の2点二塁打で4点を奪った。救援のマクガフが今季初勝利。石山は3セーブ目。八回にA・マルティネスの適時打などで逆転した中日は、九回の岡田が不調だった。

神2―1巨

阪神が接戦を制して3連勝。0―0の七回にボーアが2点本塁打で均衡を破った。ガルシアが6回無失点と踏ん張り、七回を抑えた岩崎が今季初白星。好投のメルセデスを援護できなかった巨人は九回の反撃も及ばず、今季初の連敗。

【男子ゴルフ】国内で始動

男子ゴルフのツアー外競技「ゴルフパートナー・エキシビション」が9日、茨城県の取手国際GC(パー70)で開幕した。2年連続賞金王の今平周吾や昨季3勝の石川遼ら96人が参加し、国内では今年初めてトップ選手が集結。27歳の堀川未来夢が62で首位に立ち、石川は64で5位、今平は66で19位につけた。

石川は「試合をやれてありがたい」と感謝。手袋を着けずに1番の1打目に向かうなど「かなり緊張はあった。試合勘が失われた部分があった」と苦笑いした。7バーディー、1ボギーの結果に「最終日も思い切ってベストなプレーをしたい」と明るく話した。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染356人

国内では9日、新たに356人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。300人を超えたのは、緊急事態宣言解除後初めてで、最多を更新した。累計の感染者数は2万713人となった。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含めると2万1425人。死者は累計で995人。

東京で過去最多の224人となった。大阪は30人、神奈川は25人、千葉と埼玉は各22人、和歌山は2人、青森は1人。青森での確認は5月7日以来。 大阪では、これとは別に1人が宿泊施設での療養終了後の検査で再び陽性と判定された。《共同通信》

兵庫県・井戸敏三知事、東京「諸悪の根源」

兵庫県の井戸敏三知事は9日、神戸市で開かれた県の新型コロナウイルス対策本部会議の冒頭あいさつで、感染者が急増する東京都について「諸悪の根源」と発言した。直後に「『諸悪』は取り消す。感染源は東京が多い」と修正した。

会議後に井戸氏は「決めつけるわけにはいかない。発言は取り消す」と改めて釈明。東京でPCR検査数を増やした結果、軽症や無症状の患者が多く出ているとして「対応をしっかりしてほしいと意図して申し上げた」と説明した。

東京への不要不急の往来自粛を引き続き県民に呼び掛けており、井戸氏は「東京に抑え込んでいただかないと、全国に波及してしまう」と強調した。《共同通信》

立憲民主党・福山哲郎幹事長、政府と都を批判

立憲民主党の福山哲郎幹事長は9日、東京都で新型コロナウイルスの新規感染者数が224人に上ったことを受け、政府と都のこれまでの対応について「100人以上の感染者が(連日)出ているにもかかわらず、ほとんど何も対策をしてこなかったに等しい」と批判した。国会内で記者団に述べた。

福山氏は、15日に開催予定の衆院予算委員会に安倍晋三首相と加藤勝信厚生労働相が出席し、感染拡大防止策などについて説明するよう求める考えを示した。《産経新聞》

安倍首相、3密回避を要請

安倍晋三首相は9日、東京都で新型コロナウイルス感染者が新たに224人報告されたことを巡り、会食での集団感染例に触れ「(密閉、密集、密接の)『三つの密』を避けるなど、若い皆さんも含め感染リスクを避ける行動の徹底をお願いしたい」と求めた。官邸で記者団に語った。 同時に、東京都で判明した新たな感染者について「多くは20代、30代だ」と指摘。医療提供体制は逼迫していないと強調した。《共同通信》

【安倍晋三首相】豪・モリソン首相と電話会談

安倍晋三首相は9日、オーストラリアのモリソン首相と電話会談した。両首脳は新型コロナウイルス流行の経緯に関する調査を念頭に「いずれの国も国際社会の一員として責任ある行動をとる必要がある」との認識で一致した。豪州は第三者による独立調査を中国に求めており、中国はこれに反発して豪州産牛肉輸入を一部停止した経緯がある。

安倍首相は中国による香港国家安全維持法(国安法)の制定に「重大な懸念」を表明。モリソン氏はこれを支持した。両首脳はモリソン氏の早期来日を実現するとし、安倍首相は次回会談で自衛隊と豪州軍の「訪問部隊地位協定」を含む防衛協力強化を議題とするよう提案した。

両首脳はまた、日豪間でビジネス目的の人的往来を可能にする枠組みを早期に整備することでも合意。宇宙分野での協力についても意見交換した。《産経新聞》



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