令和434日目

2020/07/07

この日のできごと(何の日)

【九州】豪雨の死者56人に

活発な梅雨前線の影響で九州は7日も広い範囲で記録的な大雨になり、川が氾濫し温泉街や病院が浸水するなど各地で被害が拡大した。同日午後、福岡県で1人、熊本県で3人の死者が新たに判明、犠牲者は両県の56人になった。心肺停止は2人、行方不明は熊本、大分、鹿児島3県の12人。8日も雨になる見通しで、気象庁は浸水や土砂災害に引き続き厳重に警戒するよう呼び掛けた。総務省消防庁によると7日午後2時半現在で避難指示の対象は九州を中心に計約63万世帯、計約138万人に上った。

安倍晋三首相は7日、官邸で開かれた対策本部会合で特定非常災害に早急に指定するよう検討を指示した。《共同通信》

防衛省は7日、九州の豪雨被害に対処する自衛隊の災害派遣の規模を、現行の1万人態勢から2万人態勢に拡大すると発表した。自衛隊は4日から熊本県で人命救助や土砂の撤去に当たっており、九州北部にも被害が広がったため増員が必要と判断した。

防衛省によると、7日時点で、熊本県に加え、避難所が水没した福岡県大牟田市や大分県にも部隊を派遣した。これまでは九州を拠点にする部隊が活動してきたが、今後は他の地域の部隊を活用することも検討する。

河野太郎防衛相は7日午後、ツイッターで「(熊本県)球磨村の孤立が深刻で、隊員が徒歩で水、食料を届け、安否確認をしている」と投稿した。《共同通信》

厚生労働省は7日、九州の豪雨被害で、熊本、鹿児島両県で2100戸以上が断水し、応急給水を実施していると明らかにした。医療機関や福祉施設の浸水被害も相次いでいる。同省は避難所での新型コロナウイルス対策などのため、熊本県に職員4人を派遣した。

医療機関では、熊本県の20施設が浸水などの被害を受けた。うち4施設が入院患者を他施設に搬送、残る16施設は電源車の派遣を受けて提供体制を維持する。また福岡県の1施設が浸水、鹿児島県の1施設が崩れた土砂で一部損壊した。

福祉施設では、熊本県八代市や人吉市など県内10市町村の56施設が浸水被害などに遭った。《共同通信》

記録的な大雨となった九州のほか、降水域は梅雨前線に沿って西日本から東日本、東北まで広がり、気象庁は7日、土砂災害や洪水の危険度が高まっているとして厳重な警戒を呼び掛けた。前線は8日にかけて南下するため、熊本県は引き続き大雨の恐れがある。

気象庁によると、前線は9日ごろにかけて西日本から東北に停滞する見込み。暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が安定せず、活動の活発な状態が続きそうだ。

降水域の拡大に伴って気象庁は長野、岐阜、静岡、奈良、愛媛各県と各県内の一部自治体に土砂災害警戒情報を発表しており、早めに安全な場所へ避難するよう促した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【東京株式市場】

7日の東京株式市場は新型コロナウイルスによる景気低迷が長引くとの懸念から売り注文が優勢になり、日経平均株価(225種)は反落した。

終値は前日比99円75銭安の2万2614円69銭。東証株価指数(TOPIX)は5.44ポイント安の1571.71。出来高は約10億9360万株だった。《共同通信》

【プロ野球・7日】

ロ8―6西

ロッテが連敗を3で止めた。0―1の五回に藤岡の適時打とマーティンの2点二塁打で逆転。六回に安田の2ラン、七回にレアードの2点打で加点した。有吉が6回2失点で2年ぶりの勝利。西武は高橋光が6回6失点と粘れず3連敗。

ソ4―3楽

ソフトバンクは0―2の一回に柳田の4号2ランで追いつき、3―3の五回にも柳田の中前適時打で1点を勝ち越した。今季初登板の千賀が5回3失点で勝利を挙げた。九回を抑えた森が3セーブ目。楽天は連勝が3で止まった。

オ7―1日

オリックスが今季初の3連勝。二回にロドリゲスのソロで先制し、三回にジョーンズの2点二塁打、七回に宗の適時打と吉田正の2ランで差を広げた。アルバースが7回2安打無失点で今季初勝利。日本ハムは打線が抑え込まれて完敗。

中1―2ヤ

ヤクルトが延長戦を制した。十回2死満塁から井野の押し出し四球で勝ち越した。九回を抑えた寺島が4年目でプロ初勝利。中日は十回の岡田が申告敬遠1を含む4四球と乱れた。打線も1点を追う十回のサヨナラ機を生かせなかった。

【富山・池多駐在所襲撃事件】二審は減刑

富山西署の池多駐在所で昨年1月、警察官を襲い拳銃を奪おうとしたとして、強盗殺人未遂や公務執行妨害などの罪に問われた元富山大生A被告(23)の控訴審判決で、名古屋高裁金沢支部は7日、懲役14年とした一審富山地裁の裁判員裁判判決を破棄し、懲役12年を言い渡した。

高山光明裁判長は判決理由で、一審判決後に被害者の警察官に賠償金を支払っており、今後も支払う見込みだとして「原判決を変更すべき事情になる」とした。

弁護側が考慮するよう求めていた、被告の自閉症スペクトラム障害については「症状の影響を限定的とした原判決は不合理なものではない」として退けた。《共同通信》

【韓国・ソウル地裁】金正恩氏に賠償命令

朝鮮戦争(1950~53年)で北朝鮮の捕虜となり、休戦協定後も抑留されて強制労働をさせられたとして、韓国の男性2人が北朝鮮と金正恩朝鮮労働党委員長に損害賠償を求めた訴訟の判決で、ソウル中央地裁は7日、北朝鮮側に1人当たり2100万ウォン(約190万円)を支払うよう命じた。

原告側によると、韓国の裁判所が北朝鮮や金氏に賠償を命じたのは初めて。

北朝鮮は訴訟に一切応じていない。原告側は判決が確定すれば、韓国メディアが北朝鮮の朝鮮中央テレビなどの映像を使用する際に支払う著作権料などを差し押さえる方針で、北朝鮮が反発する可能性がある。《共同通信》

【米国】WHO脱退を正式通告

トランプ米政権は、世界保健機関(WHO)から来年7月6日付で脱退すると国連に正式に通告した。政権高官が7日、明らかにした。トランプ大統領が5月下旬、新型コロナウイルスを巡る対応が中国寄りだと主張し、脱退すると宣言していた。新型コロナの世界的感染拡大の収束が見通せない中、国際社会から強い批判を浴びそうだ。

米国は1948年にWHOに加盟。最大の資金拠出国となっており、脱退による活動への影響が懸念されている。国連は7月6日に通告を受け、脱退条件を満たしているかどうか確認作業に入ったとしている。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染212人

国内で確認された新型コロナウイルス感染者が7日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を除き2万人を超えた。東京の106人をはじめ全国で新たに212人が報告され、累計2万154人となった。東京は6日連続で3桁の高水準だった。死者は新たに埼玉と千葉で1人ずつ確認された。同船の乗客乗員を含めると死者は累計993人、感染者は2万866人。

東京の最近の感染者は、20~30代や夜の繁華街関連が目立つほか、経路不明のケースも多い。

7日の新たな感染者はほかに埼玉27人、大阪12人、千葉11人、神奈川、京都、鹿児島で各9人など。《共同通信》

インド、感染者70万人超え

インド政府は7日、新型コロナウイルス感染者の累計が71万9665人、死者が2万160人となったと明らかにした。1日当たりの新規感染者は5日連続で2万人を超えた。6日に累計感染者数でロシアを抜き、米国、ブラジルに次いで国別で3番目の多さになったばかり。今後も感染拡大が続きそうだ。

インドは医療体制がもともと脆弱なため、3月下旬から5月末に全土封鎖を実施。外出を規制して感染拡大を抑え、その間に態勢を整えたとしていた。ただ経済への影響が大きく、6月から段階的な解除を開始した。《共同通信》

ブラジル大統領が感染

ブラジルの右翼ボルソナロ大統領(65)が新型コロナウイルス検査で陽性だったことが7日、分かった。本人が明らかにした。ボルソナロ氏は、新型コロナ感染症は「ただの風邪」だとして脅威を軽視し、しばしばマスクをせずに公の場に姿を見せることなどで知られている。

ボルソナロ氏は7日、首都ブラジリアの大統領府前で記者団に「熱は下がって、気分はいい」と語った。

ボルソナロ氏は6日、38度の熱など新型コロナ感染症の症状があり、検査を受けたことを地元メディアに明らかにしていた。抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンを服用しているという。《共同通信》

【中国・貴州省】路線バスが暴走、湖に転落

中国貴州省安順市で7日正午(日本時間同午後1時)ごろ、走行中の路線バスが道路脇の虹山湖に転落、乗員乗客36人のうち21人が死亡し15人が負傷した。当局が事故原因を調べている。

現場の監視カメラの映像によると、片道3車線の直線道路を徐行していたバスが突然、左にハンドルを切って加速しながら対向車線側に突っ込み、柵を突き破って湖に転落した。中国メディアによると、乗客の中には7日に始まった全国統一大学入学試験の受験生もいたという。

中国の路線バスをめぐっては、貴州省に隣接する重慶市で2018年10月、乗客と運転手の殴り合いの末にバスが橋から約50メートル下の長江に転落し、15人が死亡・行方不明となる事故が起きている。《産経新聞》



7月7日 その日のできごと(何の日)