令和413日目

2020/06/16

この日のできごと(何の日)

【北朝鮮】南北連絡所を爆破

韓国統一省は16日、北朝鮮が同日午後2時49分ごろ、南北軍事境界線に近い北朝鮮の開城工業団地内にある南北共同連絡事務所を爆破したと発表した。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正党第1副部長は13日、談話で、南北共同連絡事務所を「跡形もなく」すると予告していた。韓国の聯合ニュースによると、現場に近くにある韓国側の民間人統制区域に住む住民は「爆音とともに出火したような煙が上がった」と当時の様子を語っている。

爆破に先立ち、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は16日、韓国に住む脱北者の団体による体制批判ビラ散布への報復策として、「北南(南北)合意により非武装化された地帯に軍隊を再進出させ、前線を要塞化する措置を検討している」と発表。今後、実行に向けた軍事的行動計画を作成し、党中央軍事委員会の承認を得るとした。《産経新聞》

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【東京株式市場】

16日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は急反発し、前日比1051円26銭高の2万2582円21銭で取引を終えた。前日の米国市場の株高を好感して買いが先行し、午後は日銀が企業の支援策拡大を決めたことが相場を支えた。15日まで3営業日続けて値下がりしたため、割安感も意識された。

平均株価の上げ幅は3月25日以来、約3カ月ぶりの大きさとなった。終値は6月10日以来の高値水準。

15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸した。米連邦準備制度理事会が新型コロナウイルス感染症への危機対応として企業の資金繰り支援策の開始を発表したのを好感した。《共同通信》

【香淳皇后二十年式年祭の儀】

昭和天皇の后・香淳皇后の逝去から20年となる16日、「香淳皇后二十年式年祭の儀」が皇居・宮中三殿と、東京都八王子市の武蔵野東陵で行われた。

宮内庁によると、皇居・宮中三殿で行われた「皇霊殿の儀」では、天皇、皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻ら皇族方が参拝され、天皇陛下は、御告文を読み上げた。武蔵野東陵で行われた「山陵に奉幣の儀」では、秋篠宮家の長女眞子さま、次女佳子さまが参拝された。上皇ご夫妻の侍従も代拝した。《読売新聞》

【富山空港】東京便再開

全日空は16日、新型コロナウイルスの影響で全便運休していた富山−東京便の運航を約1カ月ぶりに再開した。感染拡大に伴う緊急事態宣言が解かれ、旅客需要が回復傾向にあることを踏まえた。当面1日1往復体制で運航する。

再開したのは午前7時50分東京発第1便と同9時25分富山発第2便。

全日空富山支店によると、この日は往復で計50人が搭乗。16日以降の6月の東京便の予約は4便体制だった前年同期に比べて92%減という。同支店によると、残り3往復と札幌便は6月末まで運休し、7月以降は「未定」という。

出張で東京に向かった富山市の男性会社員(50)は「都内で歓楽街を中心に感染者が増えているので不安」としながらも、「やはり便利なので復便はありがたい。今後、県をまたぐ移動も増えていくので、3密を避けながら利用したい」と話した。《北日本新聞》

【中国、インド】「暴力的対決」で3人死亡

インド北部カシミール地方の係争地で中国軍とインド軍が対峙している問題で、インド軍は16日、双方による衝突が発生し、インド軍の3人が死亡したと明らかにした。インド・メディアによると、双方の衝突で死者が出るのは1975年以来、45年ぶり。中印両国の緊張が高まる可能性がある。

インド軍の発表によると、衝突があったのは15日夜。インド軍の将校1人、兵士2人が死亡した。中国側にも負傷者が出たという。衝突の経緯は不明で、武器が使用されたかなど詳細は分かっていない。インド軍は双方の間に発砲はなかったとしており、「両軍の高官は状況を沈静化するために話し合いを行っている」と話している。

中国外務省の趙立堅報道官は16日、衝突について「インドに強く抗議し、厳重な申し入れを行った」と述べた。インドが2度にわたり越境してきたと強調し、「中国の要員に対して挑発や攻撃を行い、双方の部隊による深刻な衝突を引き起こした」と非難した。

一方で、趙氏は「対話と協議を通じて2国間の関係する問題を解決することで合意した」と説明した。

両軍は5月5日以降、インド北部ラダックで、事実上の国境である実効支配線(LAC)付近の数カ所でにらみ合いを続けている。今月6日に両軍間の協議が行われ、緊張緩和で合意。一部で撤退に向けた動きが始まったと報じられていた。《産経新聞》

【プロ野球・阪神】高校球児へ「甲子園の土」集める

甲子園球場の土を持つプロ野球阪神の矢野燿大監督=16日、兵庫県西宮市(球団提供)

プロ野球阪神の矢野燿大監督や選手、スタッフらが16日、兵庫県西宮市の甲子園球場で、全国の高校野球部員3年生全員にプレゼントするキーホルダーに入れる「甲子園の土」を集めた。新たに女子野球の3年生部員にも贈ることを決めた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で甲子園大会は春、夏ともに中止となった。球児の無念を思いやる矢野監督は練習前に集合したナインに「残念ながら大会はなくなった。ちょっとでも背中を押せるものにしたい。思いを込めて土を集めよう」と声を掛けた。プレーボール時などに響くサイレンとともに全員が一斉にかがみ、手で丁寧に土をすくって袋に詰めた。《共同通信》

【名古屋市】犯罪被害者給付金棄却で控訴

同性パートナーを殺害された名古屋市在住の内山靖英さん(45)が、事実婚の配偶者には認められる犯罪被害者給付金を不支給とした愛知県公安委員会の裁定取り消しを求めた訴訟で、原告側は16日、請求を棄却した名古屋地裁判決を不服として控訴した。

裁判では被害者給付金のうち遺族給付金の対象となる事実婚に同性同士を含むかが争われ、判決は同性間の共同生活を婚姻と同視できる社会通念は形成されておらず、いまだ議論の途上にあるとして「同性同士は事実婚と認められない」と判示した。

原告側弁護士は「性の多様性を尊重する社会の流れに逆行する判決。控訴審の審理に臨む」としている。《共同通信》

【政府】軍艦島「国際約束を履行」

政府は16日、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に関する展示に関し「国際約束を誠実に履行した結果だ」(外務省幹部)との説明に乗り出した。展示には、長崎市の端島(通称・軍艦島)の元住民証言が含まれる。軍艦島での朝鮮半島出身者への差別的対応はなかったとする証言内容についても適切だとして理解を求める。

軍艦島などの産業革命遺産を巡っては、日本が2015年の世界文化遺産登録時に「犠牲者を記憶にとどめるために適切な対応を取る」(外務省)と約束し、登録に反対していた韓国から歩み寄りを引き出した経緯がある。《共同通信》

【西之島】噴煙2000メートルに

海上保安庁は16日、東京・小笠原諸島の西之島を15日午後に上空から観測した結果を明らかにした。山頂火口から連続して噴火し、噴煙も激しく、高さは約2000メートルに達していた。溶岩流の海への流入も確認した。火山活動は4、5月に比べ活発化しているとみている。海保は引き続き付近を航行する場合は注意するよう呼び掛けている。

観測機に同乗した東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は「大量の火山灰を出していることなどから、マグマがある場所は相当浅いと考えられる。マグマの供給が継続する限り、現在のような噴火が続くとみられる」とのコメントを出した。《共同通信》

【富山県立大、金沢大】下水からコロナウイルス検出成功

富山県立大と金沢大の研究チームは16日、家庭から出る下水から新型コロナウイルスを検出することに成功したと発表した。含まれるウイルス量を測定できれば、感染状況の把握や、感染拡大第2波の兆候を早期に予測できる可能性があるとしている。

富山県立大によると、感染者の便に含まれるウイルスが下水からも検出されると海外で報告されており、無症状者らの便からも検出可能とされる。国内の20以上の自治体で下水の調査が進められているという。

チームは3月5日~4月24日、富山県1カ所、石川県3カ所の計4カ所の下水処理場で、週に1回程度、処理前の下水を採取し、PCR検査をした。《共同通信》

【東京都江戸川区】公衆トイレの石けんすり替え

16日午前8時40分ごろ、江戸川区船堀の都営新宿線船堀駅前の公衆トイレで、手洗い用の液体せっけんを使った男性から「手がピリピリする」と区に連絡があった。担当者が、液体せっけんが入るポンプ容器の形状が、区が設置したものと違うことを確認。連絡を受けた警視庁葛西署が中身を確認したところ、強酸性の液体と判明した。

同署は何者かが容器ごとすり替えた可能性があるとみて傷害容疑などを視野に調べるとともに、液体の詳しい鑑定を進めている。

区は、現場以外の11カ所の公衆トイレにある容器の回収を開始。利用時にはせっけんを使わないように呼びかけている。

これまでのところ、男性以外に被害の連絡はないという。《産経新聞》

【産経新聞社】賭けマージャンで処分

産経新聞社は16日、黒川弘務前東京高検検事長と賭けマージャンをした東京本社の40代後半の社会部次長と40代前半の記者(いずれも現編集局付)を、17日から出勤停止4週間とする懲戒処分を決めたと発表した。

監督責任を問い、編集担当の鳥居洋介取締役を減俸10%(1カ月)、井口文彦編集局長と中村将社会部長を減給処分とした。飯塚浩彦社長も報酬の10%(1カ月)を自主返納する。

菅野光章取締役は「信頼を裏切る行為で、深くおわびする。記者が不適切な記事を書いたり、逆に書くべきことを控えたりするなどの問題行為は認められなかった」とのコメントを出した。《共同通信》

【山尾志桜里衆院議員】国民民主党に入党

無所属の山尾志桜里衆院議員は16日、国会内で記者会見し、国民民主党に入党届を提出したと明らかにした。3月に立憲民主党を離党したが、立民や国民などでつくる野党会派にとどまっていた。

離党当時の会見では、立民執行部を「風通しが良くない」と批判。「オープンで建設的な議論をする文化をつくろうという議員がいれば、連携はあり得る」と述べ、新たな活動の場を模索する考えを示していた。国民の玉木雄一郎代表とは衆院初当選同期で、憲法論議に積極的な姿勢が近い。

国民には今月3日にも無所属だった馬淵澄夫元国土交通相が入党している。《共同通信》



6月16日 その日のできごと(何の日)