令和397日目
2020/05/31
この日のできごと(何の日)
【米宇宙船・クルードラゴン】ISSとドッキング
米航空宇宙局(NASA)と米宇宙企業スペースXは5月30日午後3時22分(日本時間31日午前4時22分)、米国の宇宙飛行士2人を乗せた新型民間宇宙船「クルードラゴン」をフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。クルードラゴンは約19時間にわたって地球を周回した後、31日午前(同31日深夜)に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングした。
米国の有人宇宙飛行は、2011年に運用を終えたスペースシャトル以来、9年ぶり。民間有人宇宙船の打ち上げ成功は初めてとなる。同社が開発したクルードラゴンには、NASAのダグラス・ハーレー(53)、ロバート・ベンケン(49)両飛行士が搭乗した。
今回の打ち上げは、最終試験飛行。NASAは、8月30日に運用段階の初号機の打ち上げを目指しており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一飛行士(55)が搭乗する。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【COVID-19】国内新規感染36人
国内では31日、新型コロナウイルスの感染者が6都道府県や空港検疫で新たに36人確認された。感染拡大が懸念される北九州市は12人で、同市で新規感染者が判明するのは、9日間連続となった。
北九州市の12人のうち4人は同じ小学校の児童で、既に感染が判明していた児童1人を含め同校の感染者は5人となった。市は「クラスター(感染集団)が発生した」としている。
東京都の新規感染者は5人。1日あたりの感染者が10人を下回るのは25日以来、6日ぶりとなった。都によると、5人は20~40歳代の男女。そのうち3人は繁華街のホストクラブなどで働く男性で、感染経路は不明だという。
他に北海道で6人、神奈川県で6人、千葉県で2人、大阪府で1人の感染が新たに確認された。《読売新聞》
【和歌山市】住宅の2階に乗用車が突っ込む
31日午前1時半ごろ、和歌山市園部の紀の川の堤防上にある丁字路交差点で、乗用車がガードレールやフェンスを突き破り、交差点から約20メートル離れた堤防下の住宅の2階に突っ込んだ。当時、住宅は無人で、乗用車の同市の男性(48)が病院へ搬送されたが、命に別条はなかった。
和歌山東署によると、男性は紀の川に架かる橋を渡った後、丁字路交差点を曲がらず直進して、堤防下の住宅に突っ込んだ。事故の理由について「覚えていない」と話している。
近所のパートの女性(33)は「ドーンと音がしてからサイレンが鳴った。表に出たら車が突っ込んでいて驚いた」と話した。《共同通信》
【北海道】震度4
31日午前3時14分ごろ、北海道で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は十勝沖で、震源の深さは約90キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.8と推定される。津波の心配はない。
各地の震度は次の通り。
震度4=釧路黒金、根室厚床、浦幌、釧路町、標茶川上、弟子屈原野、別海、中標津丸山、標津町役場(北海道)など▽震度3=釧路、阿寒湖温泉、帯広、北見、根室牧の内、美幌、津別、清里、訓子府、置戸、湧別、新冠、音更、士幌、鹿追、芽室、中札内、更別、広尾、幕別、池田、豊頃、本別、足寄、陸別、厚岸、浜中、弟子屈、鶴居、中標津、羅臼緑(北海道)など《共同通信》
【香港】国家安全法抗議で街頭活動
香港民主派団体が31日、繁華街コーズウェイベイ(銅鑼湾)など約50カ所の街頭で、中国による香港への国家安全法制導入決定に抗議するため、ビラ配りなどの活動を行った。中国当局が民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件発生日の6月4日を前に、同事件の責任追及も訴えた。
この団体は毎年6月4日に天安門事件の犠牲者追悼集会を香港で主催している「香港市民愛国民主運動支援連合会(支連会)」。李卓人主席は、国家安全法制を巡り「香港人の自由は打ち砕かれる。天安門事件を巡る追悼や、専制政治の終了などを訴える自由も奪われることを心配している」と批判した。《共同通信》
【競馬・第87回日本ダービー】
第87回日本ダービー=東京優駿=(31日・東京11R2400メートル芝18頭、G1)は、皐月賞馬で1番人気のコントレイル(福永祐一騎乗)が2分24秒1で優勝し、1着賞金2億円を獲得した。15年ぶり7頭目の無敗での春のクラシック2冠制覇を遂げた。
払戻金は単勝が140円、枠連は(3)―(6)で240円、馬連は(5)―(12)で270円、馬単は(5)―(12)で350円、3連複は(5)―(6)―(12)で2480円、3連単は(5)―(12)―(6)で5140円、ワイドは(5)―(12)で170円、(5)―(6)が790円、(6)―(12)が1830円。《共同通信》
【米国】米抗議デモ、50都市以上に拡大
米中西部ミネソタ州ミネアポリス市近郊で25日、黒人男性、ジョージ・フロイドさん(46)が拘束時に白人警官から暴行を受け、後に死亡した事件で、警察に対する抗議デモは31日までに全米約50カ所の都市に波及した。デモ隊の一部は車や建物を放火し、主要道路を占拠するなど暴徒化。また2都市で死者が2人出るなどし、緊迫した状態が続いている。
ミネソタ州のワルツ知事は30日朝、「秩序を回復する必要がある」と述べ、第二次世界大戦以降で初めてとなる1万人超の州兵を総動員する考えを表明。同日夜までに4千人以上がミネアポリスなどで配置に就いた。州兵を動員したのは準備段階も含め14州以上で、25以上の都市が夜間外出禁止令を出した。
トランプ大統領は30日、記者団に対し「もし軍隊の派遣を望むのであれば、準備ができている」と述べ、連邦政府も軍の派遣を用意しているとした。
米メディアによると、西部カリフォルニア州オークランドのデモ会場近くで29日夜、連邦政府の建物の警備担当者2人が銃で撃たれ、1人が死亡。中西部ミシガン州デトロイトでも同日夜、デモ隊に向けて何者かが発砲し、被弾した19歳の男性が死亡した。
ミネソタ州の州幹部によると、29日夜のデモには数万人が参加。30日も各地で大規模なデモがあり、南部アトランタ、東部フィラデルフィア、中西部シカゴ、西部ロサンゼルスなどではデモ隊が警察車両を燃やしたり、主要道路を占拠したりした。
黒人の居住者が多いニューヨークのハーレム地区で30日午後に行われたデモには約1000人が参加し、「人種差別を治すワクチンはこの国には存在しない」などと怒りの声を挙げた。《産経新聞》
【米・トランプ大統領】「アンティーファ」のテロ組織指定呼びかけ
トランプ米大統領は5月31日、中西部ミネソタ州ミネアポリスでの白人警官による黒人暴行死事件を受け全米各地で抗議デモや暴動が起きている問題で、「アンティーファ(ANTIFA)」と呼ばれる極左勢力が暴力行為を扇動しているとして「テロ組織に指定する」とツイッターで表明した。
アンティーファは「反ファシズム」や「反グローバリズム」を唱える暴力集団で、これまでも国際会合の会場周辺などで警官隊を襲撃したり、社会不安をあおる目的で車両や商店を焼き打ちしたりするなどの行為を繰り返してきた。
トランプ氏や米政権高官らは、各地での黒人暴行死に対する抗議デモがアンティーファや他の「扇動勢力」に乗っ取られ、「言論の自由の下で保証された平和的デモから逸脱している」と指摘。バー司法長官は31日、「一連の暴動でアンティーファやその同調勢力により扇動され実行された暴力行為は国内テロであり、しかるべく対処する」との声明を発表した。
ミネソタ州の治安当局者は、30日のミネアポリスでの暴動で逮捕された容疑者の約20%が州外の居住者だったと指摘し、一定規模のデモ参加者が混乱を拡大させる意図で外部から投入されたとの認識を示した。
ただ、現行の法制では国内の組織や団体を「テロ組織」に指定する法的根拠がない。また、アンティーファは指導者や構成員が明確な組織体ではなく、極左思想の持ち主がソーシャルメディアなどで緩やかに連なっているだけと指摘されるなど実態が明確でなく、実際にテロ組織に指定できるかは定かでない。
全米15州と首都ワシントン(コロンビア特別区)では31日、州兵部隊計5000人規模が出動した。トランプ氏は31日、民主党系が知事や市長を務めるミネソタ州や西部カリフォルニア州、東部ニューヨーク州などで暴動が激化していることを念頭に、これらの知事や市長に「もっと厳しい措置をとれ」とツイッターで要求した。《産経新聞》