令和390日目

2020/05/24

この日のできごと(何の日)

【香港】デモ隊に催涙弾

香港で24日、中国の全国人民代表大会(全人代)が香港に導入するため審議・可決予定の国家安全法に対する初の抗議デモが行われ、香港メディアによると数千人が参加した。香港で新型コロナウイルスの感染拡大が始まった1月下旬以降、最大規模のデモとなり、警官隊は催涙弾を発射して180人以上を逮捕した。抗議者たちは中国共産党の滅亡を願う「天滅中共」のポスターを掲げてデモ行進したが、国家安全法が導入されると「政権転覆」行為として罪に問われる可能性が高い。

香港の繁華街で24日行われた国家安全法導入に対する抗議デモでは、参加した市民から不安や不満、怒りの声が上がった。昨年のようにデモが続発しかねない社会不安を前に、新型コロナウイルスの打撃を受ける商店からは悲鳴がもれていた。

「怒りが収まらない。もはや、逮捕されるのが怖いとか言っていられない」

デモに参加した19歳の男子大学生は強制排除を進める警官隊を前にこう話す。「今日のように集会が自由にできなくなるのです」

香港に国家安全法が導入されると、国家分裂や政権転覆、組織的なテロ行為、外国や国外勢力による香港への干渉-が禁止される。

この日のデモでは「香港独立が唯一の道」などのスローガンが何度も叫ばれていたが、同法の公布後は「国家分裂」行為として罰せられる可能性が高い。

16歳の女子高生は「中国は香港の一国二制度を(1997年の)返還から50年間約束したはず。たった23年で自由が剥奪されてしまう」と不安げに語る。

8歳の長男を連れて買い物をしていた40代の男性医師は、「この子の将来を考えると恐ろしくなる。できるだけ中国から離れた、自由のある国に移民しようと考えている」という。

警官隊とデモ参加者の衝突が始まると、あわててシャッターを下ろす店も。食料品店の男性従業員は「今日はもう営業できない。(昨年のように)デモが続けば、倒産するのを待つほかない」と吐き捨てた。《産経新聞》

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【中国・王毅外相】香港への国家安全法正当化

中国の王毅国務委員兼外相は24日、北京で開催中の全国人民代表大会(全人代)に合わせて記者会見し、香港への国家安全法制の導入について「外部勢力が深く干渉し、国家の安全に重大な危害を加えている」ためだとして正当化した。「香港の運営は中国の内政だ」と強調し、批判を強める欧米諸国をけん制した。

香港では24日も反対デモが行われたが、王氏はこうした抗議活動が「(香港に高度の自治を約束した)『一国二制度』への巨大な脅威となっている」と主張した。

また新型コロナウイルス感染拡大で中国の責任を追及するトランプ米政権に対し「中国に汚名を着せている」と非難した。《共同通信》

【米・オブライエン大統領補佐官】香港安全法導入なら制裁も

オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日、中国が全国人民代表大会(全人代)で審議中の香港への国家安全法制を導入すれば、米国は中国と香港に制裁を科す可能性があると述べた。米NBCテレビに語った。

オブライエン氏は、同法制について「中国が香港を乗っ取ろうとしている」と批判した。導入すれば、「一国二制度」の下で中国が香港に保障した「高度の自治」が維持されていると、米国務省が認定するのは難しくなると指摘。「そうした事態が起きれば、中国と香港に制裁が科されることになる」と強調した。《共同通信》

【イスラエル・ネタニヤフ首相】初公判

汚職問題で収賄罪などに問われたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の初公判が24日、エルサレム地方裁判所で始まった。現職首相が刑事裁判にかけられるのはイスラエル史上初めて。ネタニヤフ氏は無実を証明していく構えで、新政権にとって多難の船出となった。

起訴状によると、ネタニヤフ氏は国内通信最大手に経営上の便宜を図った見返りに、この会社の傘下のニュースサイトで好意的な報道を求めるなど3件について収賄や背任、詐欺の罪に問われている。判決確定まで数年かかるとの観測が出ている。《読売新聞》

【競馬・第81回オークス】

第81回オークス=優駿牝馬=(24日・東京11R2400メートル芝18頭、G1)桜花賞馬で1番人気のデアリングタクト(松山弘平騎乗)が2分24秒4で優勝、デビュー4連勝で1着賞金1億1千万円を獲得した。桜花賞との牝馬クラシック2冠は史上15頭目で、無敗での達成は1957年のミスオンワード以来、63年ぶり2頭目。

半馬身差の2着は7番人気のウインマリリン、3着は13番人気のウインマイティーだった。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染42人

国内で24日、6都道県などで新型コロナウイルスの感染者が新たに42人確認された。死者は、東京都で入院中だった50~90歳代の男女9人など、14人増えて計839人になった。

都内の新たな感染者は14人。1日当たりの感染者は10日連続で20人を下回ったが、3日ぶりに2桁となった。14人のうち感染経路不明者は9人だった。

一方、21日に緊急事態宣言が解除された大阪、兵庫、京都の3府県では新たな感染者はなかった。《読売新聞》



5月24日 その日のできごと(何の日)