令和333日目
2020/03/28
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
世界の感染者65万人超え
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が28日、世界全体で3万人を超えた。20日に1万人を超え、25日には倍増して2万人を上回ったばかり。感染者も65万人を超え、世界的大流行は依然として続いている。
各国発表によると、死者が群を抜いて多いのは1万23人のイタリアで、5690人のスペインが続く。両国で世界全体の死者の約半数を占める。いずれも平均寿命が約83歳と世界でも屈指の高さで、高齢化社会を新型コロナが直撃している。
新型コロナ感染症は高齢者や既往歴がある人ほど、重症化しやすいことが分かっている。《共同通信》
伊、死者1万人超え
イタリア政府は28日、新型コロナウイルスに感染した死者が前日から889人増え1万23人になったと発表した。一国で死者が1万人を超えたのは初めて。感染者は前日から5974人増の9万2472人となった。被害拡大が止まらない危機的な状況が続いている。
地域別で死者が最も多いのは大都市ミラノがある北部ロンバルディア州の5944人で、同州だけで中国本土の死者を大きく上回る。感染者も最多で3万9415人に上る。北部エミリアロマーニャ州が死者1344人、感染者1万2383人で続いている。《共同通信》
若者、東京で買い物やカラオケ
若者の街、東京・下北沢や渋谷では外出自粛が要請された28日も買い物やカラオケを楽しむ人の姿があった。繰り出した若者からは「気にせずに来た」「いまさら遅い」との声も上がった。
週末は若者でごった返す渋谷は、普段より人影は少なかった。クラブで夜通し飲んで28日朝、家に向かった東京都町田市の男子大学生(23)は「外出しても感染するとは限らない。閉まっている店が多く、もう収まってほしい」とうんざりした様子だった。
28日夜には、茨城県から遊びに来ていた男性(20)が「人が減って、ごちゃごちゃしていなくて良かった」とマスク姿で繁華街を歩いていた。《共同通信》
安倍首相、対コロナ追加経済対策の策定指示へ
安倍首相は28日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大で経済に深刻な影響が出ていることを踏まえ、追加の経済対策を盛り込んだ2020年度補正予算案の編成を指示する考えを表明した。 補正予算案は今後、10日程度で取りまとめ、具体策として、現金給付を行うことを明らかにした。
追加経済対策の規模は、2009年のリーマン・ショックで麻生内閣が行った経済対策の事業規模約56兆8000億円を超えるとの見通しも示した。 首相は補正予算案について、「できるだけ早期に国会に提出する。かつてない強大な政策パッケージを練り上げ、実行に移す」と述べた。《読売新聞》
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安倍晋三首相は28日の記者会見で、4月中をめどに、全国の小中学校に再利用可能な布マスクを配布する方針を明らかにした。配布する枚数は1100万枚で、全ての小中学生に行き渡る量を供給すると説明している。学校再開に向けて、教育現場での感染拡大を防止する。
安倍首相は「洗剤で洗えば何回でも使える。急激に拡大する需要に対応する鍵になる」と強調。4月中には1億枚を超える布マスクが生産できるとの見通しを示した上で「必要な皆さんに幅広く配布したい」と述べた。
使い捨てマスクなどの供給量は、3月の6億枚超から4月には7億枚を超える規模に拡大するとの見通しを明らかにした。《共同通信》
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【在韓米軍】韓国人に無給休職通告
在韓米軍は28日までに、基地で働く韓国人労働者らに4月1日からの無給休職を通告した。駐留経費の大幅負担増に韓国政府が応じていないことが背景。韓国では、米国が労働者を「人質」(韓国紙)に取り圧力をかけているとの批判が強まっている。
韓国メディアは約9000人の韓国人労働者のうち4000~5000人が対象と伝えている。復職時期は明示されていない。
米韓は昨年9月から2020年の駐留経費の負担割合を協議してきたが、米政権の要求額に韓国側が難色を示し、妥結できていない。韓国は無給休職を防ぐため人件費を優先的に協議しようとしたが、米側が事実上、拒否したという。《共同通信》
【埼玉県所沢市】米軍基地横断道路管制
埼玉県所沢市の米軍所沢通信基地(約97ha)を横断する連絡道路が完成し、市は28日、開通記念式典を開いた。住民が回り道を強いられているとして、1976年から道路の建設を日米両政府に要望し続け、半世紀近い悲願の実現にこぎ着けた。
市によると、道路は約580mで市の中心部にある通信基地を東西に貫く。日米合同委員会で2012年、道路部分とする敷地約0.94haの返還に合意。20年度中とみられる返還に先立ち、今月24日に市道としての使用が承認された。今後は自由な往来が可能になる。
所沢通信基地は、米軍が太平洋戦争後、旧日本陸軍所沢飛行場を接収して設立した。《共同通信》
【富山市奥田交番襲撃事件】交番建て替え
2018年6月に富山市で起きた奥田交番襲撃事件の後、建て替え工事が進められていた新しい「富山中央署奥田交番」が完成し、28日に同市久方町の現地で式典が開かれた。警察官が拳銃を奪われ、2人が犠牲となった事件を踏まえ、防犯対策を強化したのが特徴。地域の安全・安心を守る拠点施設として業務を始めた。
新交番は、来訪者用のカウンターと執務室を仕切る防犯ガラスや防護柵を設置したほか、車いす利用者のために出入り口の段差をなくすなどした。鉄骨2階建て約131平方メートルで、事業費は約7300万円。
式の冒頭、犠牲者に黙とうをささげた。大原光博県警本部長が「亡くなった市民の尊いみ霊と同僚の気高い精神に応えるため、日本一安全で安心して暮らせる富山の実現に全力を尽くす」と式辞を述べ、石井隆一知事があいさつ。地元の自治振興会長らが加わりテープカットした。《北日本新聞》