令和327日目

2020/03/22

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

世界の死者1万3000人

米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスに感染した死者が22日、世界で1万3000人を突破した。累計感染者数は30万人を超えた。19日に死者が9000人、感染者が22万人に達したばかりで、感染拡大の勢いが急速に増している。感染者数は15日の15万人から約1週間で倍増した。

死者数が中国を超えたイタリアをはじめとする欧州諸国や、米国での感染拡大が目立つ。伊政府の21日の発表によれば、死者は4825人となり、前日より793人増えた。1日での死者数は2日連続で過去最多となった。感染者数も5万3578人と前日より13%以上増えた。 累計感染者数で最多は中国の8万1000人。イタリアに次いで、米国が2万6000人、スペインが2万5000人、ドイツが2万2000人、イランが2万人と続く。すでに回復した人は世界で9万2000人。

世界保健機関(WHO)の21日付状況報告書によると、旧ソ連諸国を含む欧州地域の死者が世界の約54%、感染者は約48%にのぼった。 ここにきて医療体制の脆弱なアフリカ諸国での感染拡大も危惧されている。ロイター通信によれば、南アフリカでの感染者が240人になったのを筆頭に、アフリカ諸国の感染者は計1000人を超えた。 WHOのテドロス事務局長は18日、「アフリカでは検知できていないケースがあるはずだ」とし、脅威に「目を覚ませ」と各国に強く呼びかけた。《産経新聞》

五輪、延期含め検討へ

国際オリンピック委員会(IOC)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に深刻化している状況を受け、7月24日の東京五輪の開幕延期を含めて検討すると発表した。同日の臨時理事会で決定した。4週間以内に結論を示す方針。中止の可能性は「議題になっていない」と改めて否定した。

IOCは17日の臨時理事会や国際競技連盟(IF)との合同会議で予定通りの開催を再確認した。しかし、五輪予選の相次ぐ中止や練習環境の悪化、健康面の懸念を理由に選手や各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)から延期を求める声が高まり、再検討を迫られた形となった。《共同通信》

シンガポール、外国人の入国禁止へ

シンガポール政府は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、医療など一部の職種に従事する人を除く外国人の入国を23日深夜から禁止すると発表した。シンガポール人と永住権所持者は入国できるが、2週間は外出禁止となる。

シンガポールはこれまで全ての入国者に対し、入国後の2週間の外出禁止を命じていた。今回の措置で水際対策を一層厳格化した。《共同通信》

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【復興の火】岩手県に

東日本大震災の被災地で東京五輪の聖火を展示する「復興の火」が22日、岩手県に入った。

同県では、ランタンにともされた聖火が、三陸鉄道の特別列車で宮古駅(宮古市)から釜石駅(釜石市)に運ばれた。走行中に揺れても落ちないよう、ランタンを固定。車窓には復興が進む沿岸部の町並みが広がった。途中駅でも展示され、一目見ようと多くの住民らが訪れ、写真撮影を楽しんだ。福島県では24日から展示される。《読売新聞》

【愛子内親王殿下】学習院女子高等科を卒業

天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(18)は22日、東京都新宿区の学習院戸山キャンパスで行われた学習院女子高等科の卒業式に出席した。4月からは、天皇陛下も通われた学習院大文学部に入学する。

マスク姿で登校した愛子さまは、報道陣からの呼び掛けに「たくさんの経験ができ、とても楽しく、充実した学校生活を送ることができたと思います」と話した。

宮内庁によると、卒業式は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、規模を縮小。両陛下も出席を見送った。在校生らは出席せず、高等科の卒業生や教員、保護者など計約600人が出席。式終了後、愛子さまは教室で卒業証書を受け取った。《共同通信》

【大相撲春場所】千秋楽

大相撲春場所千秋楽(22日・エディオンアリーナ大阪)7年ぶりの横綱相星決戦で白鵬が鶴竜を寄り切って13勝2敗とし、史上最多を更新する2場所ぶり44度目の優勝を果たした。35歳0カ月での優勝は年6場所制となった1958年以降3番目の年長記録。

関脇朝乃山は大関貴景勝を押し倒して11勝とし、大関昇進が確実になった。貴景勝は負け越し、来場所は2度目のかど番となる。三賞は、白鵬を破った阿武咲が殊勲賞、12勝の隆の勝が敢闘賞、11勝の碧山が技能賞をいずれも初受賞。十両は琴勝峰が初優勝した。

史上初の無観客場所が終了し、夏場所は5月10日に東京・両国国技館で始まる。《共同通信》

新型コロナウイルスの感染拡大により史上初めて無観客で開催された大相撲春場所が22日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で千秋楽を迎えた。日本相撲協会は力士ら協会員に感染者が出れば即座に打ち切る方針だったが、無事に15日間を全うした。場所前から不要不急の外出を控えるなど数々の対策が実った。

全取組終了後に八角理事長(元横綱北勝海)と幕内力士がそろう異例の形式で協会あいさつを実施。理事長は土俵上で感極まり、言葉を詰まらせる場面もあった。あいさつでは「元来、相撲は世の中の平安を祈願するために行われてまいりました」などと述べ、本場所を開催した理由を訴えた。《共同通信》

【熊本県知事選】蒲島郁夫氏が4選

任期満了に伴う熊本県知事選は22日投開票の結果、いずれも無所属で、現職蒲島郁夫氏(73)が、元熊本市長の新人幸山政史氏(54)を破り、4選を果たした。投票率は45.03%で、前回より5.98ポイント下がった。

2016年の熊本地震からの復興政策が主な争点となった。蒲島氏はインフラ復旧などの実績を強調したほか、熊本空港へのアクセス鉄道整備や企業誘致による「創造的復興」を掲げた。自民、公明両党の県組織が支援し、連合熊本が推薦して幅広い支持を得た。

県内でも新型コロナウイルスの感染が拡大し、対策のため公務を優先する姿勢をアピール。選挙期間中は遊説を自粛した。《共同通信》

【安倍晋三首相】防衛大卒業式で訓示

安倍首相は22日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し、憲法9条への自衛隊明記に改めて意欲を示した。

首相は2月に海上自衛隊護衛艦が中東に出航するのを見送った際、付近で「憲法違反」のプラカードが掲げられていたことに触れ、「隊員が高い士気の下、使命感を持って任務を遂行できる環境をつくっていかなければならない」と強調した。

また、今年が日米安全保障条約改定から60年にあたることを踏まえ、「日米同盟はこれまでもこれからも、我が国の外交・安全保障の基軸だ」とも語った。

今年の卒業式は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、卒業生の家族や国会議員ら来賓が招待されず、式の様子をインターネットで生中継するなど、異例の対応がとられた。

今年度の本科の卒業生は留学生を除き417人(うち女性58人)。このうち自衛官にならない任官拒否者は、昨年度より14人少ない35人だった。《読売新聞》



3月22日 その日のできごと(何の日)