1994 平成6年3月25日(金)のできごと(何の日)

平成1903日目

平成6年3月25日(金)

1994/03/25

【ソマリア】米軍撤退

1992年12月のモガディシオ上陸作戦以来、多国籍軍、続いて国連平和維持軍の主力部隊としてソマリアの治安を維持してきた米軍部隊は25日、大使館警備要員らを残して全軍の撤退を完了した。

昨年6月から10月にかけて現地武装勢力アイディード将軍派と激しい戦闘を展開、米軍側に大きな人的被害を出したことが撤退の引き金となった。撤退は、武力行使を自衛目的だけでなく、平和維持の手段とした国連の初の平和執行活動が失敗に終わったことを象徴、今後はソマリアでの治安悪化と飢餓再来が心配されている。

この日撤退した最後の米軍部隊は、マクガバリン司令官以下陸軍部隊120人と、撤退部隊の警備に当たっていた海兵隊約1100人。いずれもモガディシオ沖に停泊している揚陸強襲艇に向かった。

同司令官は撤退を前に「米軍が飢餓と治安悪化から数十万人のソマリア人の命を救ったことを誇りに思う。米軍は去るが、外交団は残留し、政治解決の努力を続行する」と語り、治安維持の本来の目的は達成したと表明した。同沖には、ほかに4隻の艦艇が展開、約4000人の海兵隊、海軍部隊が撤退後の治安状況ににらみを利かせるため(米軍当局)短期間残留する予定。

米軍撤退でソマリア展開の先進諸国軍は一部を残してほぼすべて撤退した。ソマリアの治安維持活動はパキスタン、エジプトなどの第三世界諸国軍にゆだねられる。撤退を取材していたソマリア人ジャーナリストの一人は「アイディード将軍派など強力な民兵集団が無傷で残っており、治安はさらに悪化するだろう」と述べた。アイディード将軍派と敵対する武装勢力は24日、和平宣言に調印、停戦や暫定政権樹立で合意した。《共同通信》



【米米CLUB】シングル「ア・ブラ・カダ・ブラ」発売

【大相撲春場所】13日目

大相撲春場所13日目(25日・大阪府立体育会館)トップに並んでいた3人のうち、大関貴ノ花と平幕貴闘力が敗れ、旭道山を豪快に決め出して2敗を守った新大関の貴ノ浪が単独首位に立った。関脇琴錦に寄り倒された貴ノ花は3敗で、今場所後の横綱昇進はほぼ絶望となった。横綱曙は新大関武蔵丸を寄り切って10勝3敗。武蔵丸は4敗目。新関脇の武双山は7勝6敗と白星先行。平幕で元気な寺尾と小城錦は勝ち越しを決めた。この日の結果、幕内は2敗の貴ノ浪を、3敗の曙、貴ノ花、琴錦、貴闘力の4人が追う展開になった。《共同通信》

【韓国・金泳三大統領】国会演説

韓国の金泳三大統領は25日午前、衆院本会議場で約30分演説し、「一世紀にわたった争いと葛藤の歴史に終止符を打ち、真の友情と協力の新しい歴史を開きたい」と述べ、「新しい韓日関係」構築に強い意欲を表明した。特に日韓両国の「相互補完的経済協力は時代的要請」とした上で、「政治論理ではなく、経済論理に基づく協力体制を発展させるべきだ」と指摘。より成熟した経済協力関係の樹立に期待感を示した。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発疑惑については「国際的疑惑を増幅させたことは極めて残念」と述べ強く批判するとともに、問題解決に向けて日本などとの協力を強めていく考えを明らかにした。

韓国大統領の日本での国会演説は平成2年の盧泰愚大統領(当時)以来。演説は「友情と協力の新歴史を目指して」と題し、各党の衆参両院議員が出席した。

金大統領は北朝鮮の核開発疑惑について、「南北韓(朝鮮半島)非核化共同宣言が実質的に履行されなければならない」との韓国政府の立場を設めて確認。その上で「IAEA(国際原子力機関)査察に誠実な姿勢を示さなかったばかりか、南北対話を一方的に中断させた」として、北朝鮮を強く非難した。

金大統領は日韓関係について、「両国国民は心の扉をすっかり開かなければならない。過去のしこりはきれいに洗い流さなければならない」と述べた。同時に、「日本国民にも歴史の真実を直視し、歴史の教訓を生かしていく勇気が要請されている」とし、過去の過ちについての日本側の真剣な反省が、日韓関係発展の基礎となることを訴えた。《共同通信》

【韓国・金泳三大統領】「核抜き平和達成」

細川首相夫妻主催の金泳三韓国大統領歓迎夕食会が25日夜、首相官邸で開かれた。あいさつに立った金大統領は、「新しい韓日関係の構築はまさに時代の要請」と指摘するとともに、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発疑惑に触れ「この地域の平和を脅かしているが、韓日両国が協力することによって必ず核抜きの平和を達成できる」と強調した。さらに「両国が互いに信頼し合い緊密に協力し合うことにより、変革期をともに克服できるよう期待する」と呼び掛けた。

細川首相は大統領に先立つあいさつで、日韓関係について「真の信頼関係は過去を率直に直視することがら始まる。今後とも歴史の教訓を生かしていくことが、パートナーシップを強化する道だ」と強調。日韓関係の発展と安定のためには、あらゆる分野、世代の交流を促進する「多様化」の国際社会の中での幅広い日韓協力関係の構築という「国際化」が重要との認識を表明し、「国際社会で協力する日韓関係の姿を見ることにより、お互いにかけがえのないパートナーであることを確信することになる」と述べた。

夕食会には、竹下元首相、渡辺元外相、河野自民党総裁らが出席した。《共同通信》

【自民党・橋本龍太郎政調会長】「解散あり得る」

自民党の橋本政調会長は25日昼、石川県知事選応援のため訪れた金沢市内で記者会見し、細川首相の佐川急便からの1億円借入金疑惑で国会が空転していることに関し「このまま予算審議ができない状況が続くと、どこかで内閣に責任をとっていただけねばならない。その場合、(細川首相は)総辞職でなく解散を選ぶことがあり得る」と述べ、衆院解散・総選挙の可能性があるとの認識を示した。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は25日、国会で午前中に金泳三韓国大統領の演説を聞いた後は首相官邸に戻り、昼食も執務室でとるなどほとんど終日執務室にこもりっきり。金大統領がこの日午前5時からジョギングして、午後も早大で講演に飛び回ったのと比べると動と静の差がくっきり出た。首相は最近、昼食について「減量のため弁当を食べている」と説明したばかりだが、首相がなかなか姿を見せないため、質疑やり取り不足に悩む記者団からは「ジョギングとは言わないまでもせめて食事くらいは執務室から出てきてほしい」とぼやきの声も。

○…石川県知事選応援でこの日、金沢入りした自民党の橋本政調会長は記者会見し「自民党は随分前から三分の一、四分の一政党になっていた」との分析を披露した。5年前の参院選で惨敗したにもかかわらず、2年前の参院選で回復した例を挙げて「一つの選択肢しかなければ自民だが、『複数ならそうはいかないよ』と国民は示している。私はそういう見方だったが、世間も仲間内でもそうでなかった」と党全体の危機意識のなさを暗に指摘。支持率回復策にも「後ろ指を指されない地道な努力」の必要を挙げ、党幹部のわりにはさめた見方に終始した。《共同通信》

【米・クリントン大統領】所得申告書を公表

米ホワイトハウスは25日、クリントン大統領夫妻の土地開発・不正融資疑惑(ホワイトウォーター疑惑)に関連し、大統領が24日の記者会見で発表を約束した1977−79年の大統領夫妻の所得申告書と、自らかかわった別荘地開発により12年間に「損をした」(大統領)としている約4万7000ドルの内訳を公表した。

申告書によると、夫妻の所得は、大統領がアーカンソー州司法長官として初めて公職に就いた77年は約4万ドルとつましいものだった。しかし州知事時代の78年は約8万5000ドル、79年は15万8000ドルと所得が伸びた。大統領は記者団に対し「書類を好きなようにしてもらって結構」と、やましいことがないと重ねて強調した。

しかし公表された資料は、土地取得のためのローンの利子返済などは記しているが、元金の流れは明記していないなど、金の動きを完全に解明するものではない。また、80年代半ばのアーカンソー州知事時代の再選の選挙運動資金に、同州の貯蓄貸付組合の金が不正流用されたのではないかといった疑惑や、大統領に就任してから疑惑解明の調査にホワイトハウスや高官らが介入しようとしたのではないか、とする共和党陣営からの攻撃を打ち消す内容は含んでいない。

一方、疑惑の調査を任されているフィスク特別検察官は25日、ホワイトハウス職員のジョン・ポデスタ氏に対して連邦大陪審で証言するよう召喚した。これで不当介入問題で召喚状が出されたのは計12人となった。《共同通信》



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