1994 平成6年3月19日(土)のできごと(何の日)

平成1897日目

平成6年3月19日(土)

1994/03/19

【細川護熙首相】訪中


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細川首相は19日午後、政府専用機で北京に到着。同日夜、人民大会堂で開かれた李鵬首相主催の歓迎式典に出席、人権問題などについて意見交換した。

細川首相は「国際社会は人権を普遍的価値として認識している。人権についてはこの立場に立ち各国が努力すべき問題だ」と述べ、中国が国際社会から孤立化するのを避ける観点からも国際的視野に立って人権問題の改善を進めるよう案に促した。

李鵬首相はこの中で人権問題に触れ、先に中国を訪問したクリストファー米国務長官との会談の模様を紹介しながら「中国としては米国と考え方が違うということで対応した」と述べ、人権問題はあくまでも中国の国内問題との認識を表明、米国との見解の相違を強調した。

これに対し、細川首相は「国際社会は人権を普遍的価値として認識している。人権についてはこの立場に立ち各国が努力すべき問題だ」と述べ、中国が国際社会で孤立化するのを避ける観点からも国際的視野に立って人権問題の改善を進めるよう暗に促した。細川首相は昨年6月に中国も出席した国連世界人権会議で採択されたウィーン宣言にも言及した。

李首相はまた中国経済の実情に関し、「貧困撲滅とインフレ」が大きな課題としたうえで、地方税と中央の税金を分離する税制改革に取り組み、全国人民代表大会で支持を取り付けたことを説明。細川首相も政治改革を成し遂げた後、税制の抜本改革に取り組んでいることを指摘した。

歓迎宴に先立つ両首相の冒頭会見で、李首相は「複雑で変化に富んだ国際社会では理解を深める必要があり、直接話し合うことは良い影響がある」と細川首相の訪中を歓迎、首脳間対話の重要性を強調、細川首相も謝意を表明した。《共同通信》



【大相撲春場所】7日目

大相撲春場所7日目(19日・大阪府立体育会館)関脇琴錦が新鋭、魁皇に寄り倒されて土がつき幕内の全勝力士が消えた。新大関の貴ノ浪は平幕琴の若の左上手投げに屈し、2敗目。横綱曙は新小結の大善を送り出し、新大関武蔵丸は寺尾に押しで快勝し、貴ノ花は水戸泉を寄り倒しそれぞれ1敗を守った。大関若ノ花は左足のけがのためこの日から休場した。幕内は曙、貴ノ花、武蔵丸、琴錦に平幕の魁皇と安芸ノ島加えた6人が6勝1敗で並んでいる。十両は敷島が7戦全勝で依然トップに立っている。《共同通信》

【WBAフェザー級タイトル戦】浅川誠二選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)フェザー級タイトルマッチ12回戦は19日、神戸市の神戸ワールド記念ホールで行われ、挑戦者の同級5位、浅川誠二(神戸)はチャンピオンのエロイ・ロハス(ベネズエラ)に5回48秒、TKOで敗れ、2度目の世界挑戦も実らなかった。ロハスは初防衛に成功。

浅川は3回、左右のフックで王者をよろめかせるなどいい場面もあったが、ロハスが5回、狙い澄ましたような左右のワンツーを一ヒットし、浅川がダウン。よく立ち上がったが、さらに右ストレートで2度目のダウンを喫し、青コーナーからタオルが投入された。《共同通信》

【WBAライト級タイトル戦】グッシー・ナザロフ選手が初防衛

世界ボクシング協会(WBA)ライト級タイトルマッチ12回戦は19日夜(日本時間20日早朝)カルーセル(南アフリカ)のカルーセル・ホテルで行われ、チャンピオンのグッシー・ナザロフ(協栄)が挑戦者で前王者のディンガン・トベラ(南アフリカ)に大差の判定で勝ち、タイトルを初防衛した。日本のジムに所属する選手が海外での世界王座奪取と防衛を果たしたのは初めて。ナザロフは日本でプロデビューして以来、19戦全勝(14KO)。

ナザロフは4回ごろから得意の左でペースをつかみ、7回2分40秒すぎには強烈な左フックをあごに当ててダウンを奪った。終盤を迎えても、スタミナは衰えず一方的に攻め、昨年10月の前回対戦と同じ3−0の判定で完勝した。《共同通信》

【渡辺美智雄元外相】「首相の1億円疑惑」解明されねば解散

自民党の渡辺美智雄元外相は19日午後、石川県知事選応援のため訪れた金沢市内で記者会見し、細川首相の佐川急便グループからの1億円借入金問題について「自ら(疑惑を)解明すると同時に、(政策課題で)自民党の協力を求めるべきだ。それが嫌なら(衆院を)解散して民意を問うべきだ」と述べ、疑惑が解明されない場合には解散すべきだとの考えを明らかにした。

政界再編成に関連しては「自民党の協力なしに(税制などの)改革はできない。(94年度)予算成立後には現行選挙制度の下で解散し(連立の)組み替えは選挙の結果次第だ」と述べ、現行中選挙区制で選挙を行い、自民党を含む新たな連立政権によって税制改革などに取り組むべきだとの考えを重ねて強調した。

渡辺氏は金沢市内での講演では、細川連立政権について「政策がまとまらず、どんどん不景気になって日本が駄目になるのでは、2年も3年もやらせるわけにはいかない。政治改革の方向が固まり、細川内閣は任務終了だ」と述べた。《共同通信》

【細川護熙首相】防衛大でビデオ講話

細川首相は19日、神奈川県横須賀市の防衛大学校で放映された、本年度卒業生へのビデオによる講話の中で「われわれは世界のどの国にも率先して、平和を主導していかなければならないし、また軍縮や軍備管理についても、世界に率先してイニシアチブをとっていかなければならない」と述べ、軍縮にかける決意を強調した。

首相は、19日からの訪中と20日の同校卒業式が重なって出席できないためビデオを通じてあいさつしたいと希望、実現した。しかし「卒業式のあいさつで軍縮を強調するのは極めて異例」(防衛関係者)で、防衛力の削減を示唆する首相の発言に卒業生の間から戸惑いも出そうだ。《共同通信》



3月19日のできごと

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