令和236日目

令和2年3月1日(日)

2020/03/01

【新型コロナウィルス】

クルーズ船、乗員全員が下船

厚生労働省は1日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の全乗客乗員の下船が完了したと明らかにした。 厚労省によると、クルーズ船は内部を消毒した後、交代要員が乗船する。出港時期は未定。運航会社と調整の上で、予定を決めるとしている。

また厚労省は、クルーズ船の対応に当たった同省の橋本岳副大臣と自見英子政務官のウイルス検査を実施し、陰性が確認されたと公表した。2人とも3月1日から14日間、自宅待機しテレワークを実施する。また船内で作業していた同省職員98人についても陰性が確認されたとしている。《共同通信》

韓国・文在寅大統領「日本と危機克服を」

韓国の文在寅大統領は1日、1919年に朝鮮半島で日本の植民地統治に抵抗して起きた「三・一独立運動」の政府式典で演説し「日本は常に最も近い隣国だ」と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大を念頭に「共に危機を克服し未来志向の協力関係へ努力していこう」と訴えた。中国、北朝鮮にも「国境を超えた協力」を呼び掛け、連携姿勢を鮮明にした。

韓国では1日までの感染者が計3千人を突破。文氏は危機レベルを4段階で最高の「深刻」に引き上げており、韓国内の非常事態が演説内容に色濃く反映された形だ。《共同通信》

韓国・大邱への渡航中止を勧告

外務省は1日、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する韓国南東部の大邱市と慶尚北道清道郡について、感染症危険情報をレベル3に引き上げ、渡航中止を勧告した。大邱市と清道郡を除く韓国全土に対して十分な注意を促すレベル1は維持した。 危険度は4段階で、最も高いレベル4は退避勧告となる。

レベル3はこれまで中国の武漢市を含む湖北省、浙江省温州市、イランのテヘラン、コム、ギラン3州に発令されている。レベル分けを導入した2015年以降、レベル4は例がない。 大邱市と清道郡については2月に、不要不急の渡航自粛を求めるレベル2を出した。その他の全土にはレベル1を発令した。《共同通信》

仏・ルーブル美術館、開館できず

パリのルーブル美術館は1日、職員が新型コロナウイルスの感染を懸念して勤務を拒否し、閉館を強いられた。2日の対応は不明。地元メディアが伝えた。

フランスの労働法では、生命や健康に差し迫った重大な危険がある場合、労働者には職務から「退く権利」が認められている。職員側は「美術館は閉鎖空間で、毎日5千人を超す人が訪れる。(ウイルス感染の)真の不安がある」と主張した。

一方、美術館の管理側は、権利を行使できる状況には当たらず、職員や来館者を守るために奨励された措置も適用しているとしたが、1日は折り合いが付かなかった。《共同通信》

イタリア、感染拡大

イタリア政府は1日、新型コロナウイルスに感染した死者が前日から5人増え34人になったと発表した。感染者は前日から566人増の1694人となり、感染の急拡大が続いている。ローマ教皇庁(バチカン)は今月下旬に開催予定だった国際経済会議の延期を決めた。

イタリア政府によると、地域別で最も感染が多いのは北部ロンバルディア州で984人。エミリアロマーニャ州が285人、ベネト州が263人で続き、北部3州が国内感染者の約9割を占めた。 一方、イタリア北部の7州が域内の全校休校を続けてきたが、このうちピエモンテ州などが4日から学校を再開させるとしている。《共同通信》

安倍首相、北海道にマスク配布

安倍晋三首相は1日の新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、集団感染を防ぐため、スポーツジムの利用やビュッフェ形式の食事を自粛するなど現時点で最善と考えられる事項を取りまとめたと明らかにした。感染が広がっている北海道の自治体住民向けに、国がメーカーから買い取ったマスクを配布すると表明した。 ジムなどの自粛は専門家の意見も聞き、取りまとめ

た。「換気が悪く人が密集した場所」「不特定多数の人が接触する恐れが高い場所」は感染拡大のリスクがあると指摘。イベントを開催する際は、規模の大小を問わず風通しの悪い場所をつくらず、至近距離で会話する環境にしないよう要請した。《共同通信》

中国本土の死者、2870人に

中国政府は1日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスによる中国本土での死者が2月29日に35人増え、計2870人になったと発表した。感染者は573人増え7万9824人。 湖北省で34人、河南省で1人が死亡。新たな感染者のうち570人が武漢市を中心に湖北省で確認された。湖北省以外の新たな感染が減少傾向にある一方、海外で感染拡大が広がっているとして、各地方政府は入国者への隔離措置など対応を強化している。

発表によると、2月29日までに計約4万1千人が治療を終えて退院しており、共産党機関紙、人民日報(電子版)は「感染者の半数以上が退院した」と報じた。《共同通信》

大相撲春場所、無観客で開催へ

日本相撲協会は1日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で臨時理事会を開き、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大を受けて、8日に同アリーナで始まる大相撲春場所を無観客で開催することを決めた。観衆がいない中で本場所を実施するのは初めて。NHKの中継は実施される。

この日の理事会では専門家の賀来満夫・東北医科薬科大特任教授を交えて協議し、ファンの期待に応えるべく、異例の形での開催を決定した。

記者会見した八角理事長は、力士に感染者が出た場合はその時点で中止とする意向を示した。移動には公共交通機関をなるべく使わないなどしてリスク減少を図る。《共同通信》

勝浦ホテル三日月、営業再開

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国・武漢市から政府チャーター機第1便で帰国した日本人が一時滞在した勝浦ホテル三日月(千葉県勝浦市)が1日、営業を再開し、宿泊客が訪れた。従業員によると、県内外から予約があり、電話で「応援している」などの激励があった。

ホテルには今年1月29日以降、最大191人が滞在した。退去後は、客室のほか、滞在者が使用していない大浴場や宴会場まで消毒作業をした。

帰国者は滞在中、原則として部屋から出られなかった。地元住民が竹灯籠や和太鼓で励ますなどした。《共同通信》



【東京マラソン】大迫傑選手、日本新で4位

東京五輪男子マラソンの日本代表3枠のうち、最後の1枠がかかる「東京マラソン2020」(読売新聞社など共催)が1日行われ、大迫傑(ナイキ)が2時間5分29秒の4位で日本勢トップでゴールした。

設定記録は大迫自身のもつ日本記録を1秒上回る2時間5分49秒以内で、今回、大迫はこれをクリア。8日のびわ湖毎日の結果を待たねばならないが、代表に大きく前進した。

優勝は2時間4分15秒のレゲセ(エチオピア)で連覇を達成した。《読売新聞》

【ロッテ・佐々木朗希投手】大船渡高の卒業式に

ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木朗希投手が1日、岩手県大船渡市の大船渡高の卒業式に出席し「クラスメートやチームメート、先生方など、いろいろな人と会えて良かった。これからは一社会人として頑張っていきたい」と決意を新たにした。

1月8日に球団寮に入り、新人合同練習や春季キャンプを経験。最速163キロの剛腕として大きな注目を浴びる中、プロでの生活にも徐々に慣れてきた。久しぶりに故郷の空気を吸い「素晴らしさやありがたみを感じた」と実感を込めた。

3月2日に帰京し、3日から2軍の練習に合流する。《共同通信》

【複合・W杯】渡部暁斗選手、2年ぶりのV

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は1日、フィンランドのラハティで個人第16戦が行われ、渡部暁斗(北野建設)が2018年3月以来、2季ぶりの優勝を果たした。通算18勝目。

前半飛躍(ヒルサイズ=HS130メートル)で127メートルを飛び、120.0点で首位に立ち、2位と9秒差で発進した後半距離(10キロ)は終始先頭集団で走って逃げ切った。

山本涼太(早大)は14位、永井秀昭(岐阜日野自動車)は25位、山元豪(ダイチ)は28位、渡部善斗(北野建設)は後半距離を棄権した。《共同通信》

【アフガニスタン・ガニ大統領】タリバン捕虜解放「義務はない」

アフガニスタンのガニ大統領は1日、反政府武装勢力タリバンと米国が署名した和平合意に、アフガン政府が拘束するタリバンの捕虜最大5千人の解放が盛り込まれたことについて、実施する「義務はない」と述べた。解放の権限は米国でなくアフガン政府にあると強調した。首都カブールの記者会見で語った。

和平合意で米国は、タリバンによる順守を条件に、14カ月以内の駐留軍完全撤退などを約束した。ガニ氏の発言にタリバンが反発すれば、合意履行が不透明になる恐れがある。《共同通信》

【マレーシア・ムヒディン首相】就任

マレーシア首都クアラルンプールの王宮で1日、首相就任の宣誓式が開かれ、マハティール暫定首相(94)の後任としてムヒディン・ヤシン元副首相(72)が第8代首相に就任した。マハティール氏の辞任を受けてアブドラ国王が任命した。

復職を目指していたマハティール氏は異議を唱えており、政治の混乱が続く懸念がある。

ムヒディン氏は野党、統一マレー国民組織(UMNO)などの支持を受けて就任したため、野党議員を幅広く閣僚に登用する見通し。《共同通信》

【NHK】同時配信スタート

NHKは1日、地上波のテレビ番組を放送と同時にインターネットで配信する「同時配信」などの新サービス「NHKプラス」を、試行的にスタートした。

放送受信契約が前提のサービス。受信契約者と家族は追加負担なく、パソコンやスマートフォンなどで視聴できる。利用申し込みの受け付けも1日から始まった。

新サービスは「同時配信」と放送後1週間以内の「見逃し番組配信」。総合テレビとEテレで放送されるニュースやドラマ、バラエティーなどの番組が配信対象となるが、出演者や著作権者の許諾など権利処理が済んでいない番組は除かれる。

同時配信には、放送中でも冒頭や途中に戻って見直せる「追いかけ再生」機能も付加。同時配信時間は、3月の試行期間中は午前7時~翌日午前0時の1日17時間程度、本格実施の4月以降は開始を1時間早めて午前6時から1日18時間程度となる。《読売新聞》



3月1日のできごと