令和224日目

2019/12/10

【吉野彰さん】ノーベル化学賞授賞

2019年のノーベル賞の授賞式が10日午後(日本時間11日未明)、スウェーデン・ストックホルムのコンサートホールで開かれ、リチウムイオン電池の開発で化学賞に輝いた吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)に、カール16世グスタフ国王からメダルと賞状が授与された。

えんび服姿の吉野さんは、共同受賞した米テキサス大のジョン・グッドイナフ教授(97)と米ニューヨーク州立大のスタンリー・ウィッティンガム特別教授(77)など、各賞の受賞者と舞台の最前列に着席。業績の紹介を受け、白い和服姿の妻の久美子さん(71)や同僚ら1500人以上が見守る中、国王からメダルと賞状を受け取った。

授賞式当日の朝、「晴れ晴れとした気持ちです」と心境を語り、うっすらと雪化粧したストックホルム市内を「お祝いしてくれているようです」と喜んだ吉野さん。本番用のえんび服に着替えると、「リハーサルのときのファンファーレに感動しました」と話していた。

日本のノーベル賞受賞は昨年、医学・生理学賞を受賞した本庶佑氏に続く2年連続で、2017年のカズオ・イシグロ氏ら外国籍取得者を含めて28人目。化学賞は10年の根岸英一氏と鈴木章氏以来、9年ぶり8人目となった。

吉野さんは昭和58(1983)年にリチウムイオン電池の原型を開発。小型で高性能の充電池として携帯型の電子機器を急速に普及させ、IT(情報技術)社会の発展に大きく貢献した。《産経新聞》



【ニュージーランド・ホワイト島噴火】島内の捜索難航

ニュージーランド(NZ)北部のホワイト島で9日発生した火山噴火で、NZ警察は10日朝、5人が死亡し、8人が行方不明になっていると発表した。負傷者も31人いる。噴火時に島内には観光客ら47人がおり、残りの3人は無事が確認された。同規模の噴火が再び起きる恐れがあり、島内の捜索活動は難航している。

噴火は連続して2回起きた。島内にいた47人のうち、24人はオーストラリア人だった。豪シドニーを出発した豪華客船ツアーの参加者らとみられる。ガイドのニュージーランド人や、米国や中国、英国、マレーシアからの観光客もいた。日本人が被害に遭ったとの情報はない。

モリソン豪首相は10日朝、記者会見を開き「多くのオーストラリア人にとってつらい日で、恐ろしい、恐ろしい悲劇だ」と述べた。《読売新聞》

【阪神・藤川球児投手】2億円でサイン

阪神の藤川球児投手が10日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6千万円増の年俸2億円でサインした。来季途中に40歳となるベテランは、2005年以来のリーグ優勝を見据え「矢野監督をどうしても男にしたい」と強い決意を口にした。

今季、序盤は打ち込まれる場面もあったが、56試合に登板して4勝1敗、防御率1.77と衰えない剛腕ぶりを発揮。抑えを担った7月以降に16セーブをマークするなど、チームのクライマックスシリーズ(CS)進出を支え「自分との戦いには一つ勝てた」と充実した表情を浮かべた。(金額は推定)《共同通信》

【日経平均終値】2万3410円19銭

10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は4営業日ぶりに反落した。平均株価は年初来高値圏にあり、目先の利益を確定する売りが優勢だった。

終値は前日比20円51銭安の2万3410円19銭。東証株価指数(TOPIX)は1.30ポイント安の1720.77。出来高は約10億4711万株だった。《共同通信》

【BPO】読売テレビに放送倫理違反

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は10日、読売テレビ(大阪市)の報道番組「かんさい情報ネットten.」が、性別を巡る不適切な取材場面を放送した問題で、人権の尊重に反したとして「放送倫理違反があった」との意見を公表した。

問題となったのは5月10日の放送。ある飲食店員が「男か女か分からない」とする顔見知りの人の性別を調べようと、お笑い芸人が体を触ったり、保険証の性別欄を確認したりした。番組コメンテーターが放送中に「人権感覚の欠如」を指摘するなど非難が高まり、検証委が審議してきた。《共同通信》

【玉沢徳一郎元衆院議員】撃たれる

元農林水産相の玉沢徳一郎氏(81)が10日、盛岡市で銃撃された。玉沢氏は足を撃たれ、同市内の病院に運ばれたが、命に別条はないという。岩手県警は、実弾が入った拳銃を持ち、車で盛岡東署に出頭した同県奥州市、農業A容疑者(82)を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。

捜査関係者によると、A容疑者は「拳銃を撃った」と供述しているという。県警は2人の間のトラブルについて調べている。

自民党関係者によると、A容疑者と玉沢氏は高校の同級生。玉沢氏の政治活動を手伝っていたことがあるという。

玉沢氏は同県宮古市出身。1976年の衆院選で初当選し、衆院議員を9期務めたほか、防衛庁長官や農相、自民党県連会長を歴任した。2009年の衆院選に出馬せず、政界を引退した。《読売新聞》

【野党】都知事選に統一候補

立憲民主党の福山哲郎氏ら野党の幹事長・書記局長が10日夜、東京都内で会談し、来年7月投開票の東京都知事選に野党統一候補を擁立する方針で一致した。次期衆院選小選挙区を巡り、候補者調整を加速させることも確認。立民が国民民主党などに提案した政党合流も話題になったという。

会談では2017年に「希望の党」を設立し、民進党分裂の契機となった小池百合子知事に「けじめをつけさせなければならない」との声が上がった。対抗馬として数人の具体名も出たという。

会談は無所属の中村喜四郎元建設相が呼び掛け、立民のほか国民、共産、社民各党の幹事長・書記局長らが出席した。《共同通信》

【フィンランド】新首相にサンナ・マリーン氏

北欧フィンランドの議会は10日、議会第1党の社会民主党の女性、サンナ・マリーン運輸・通信相(34)を新首相に選出した。ロイター通信などによると、現職の首相として世界最年少。フィンランド首相としても史上最年少で、3人目の女性首相となった。辞意を表明したリンネ首相の後任。

政権は社民党に加えて計5党の連立を踏襲。他の4党の党首は全て女性で、うち3人は30代前半。財務相には中央党の女性党首、カトゥリ・クルムニ経済相(32)が登用されるなど、新内閣は女性12人、男性7人の構成となった。

議会は賛成99、反対70、棄権30でマリーン氏を首相に選出。《共同通信》

【野党】国会閉会後も桜見る会追及

立憲民主党などの野党は10日、首相主催の「桜を見る会」を巡り、政府に質問書を提出したほか、桜を見る会前日の夕食会の会場となったホテルを視察し、9日の臨時国会閉会後も追及を継続する姿勢をアピールした。

衆院内閣委員会の野党議員は、招待者推薦に関する質問書を国会内で内閣府の大塚幸寛官房長に手渡した。質問書は、預託商法を展開した「ジャパンライフ」元会長を首相推薦枠で15年に招待した疑惑に関し、当時の担当者に確認を求めるなどの8項目。

一方、桜を見る会野党追及本部の今井雅人衆院議員らは、夕食会場の東京のホテルニューオータニを訪問。担当者から説明を受けた。《共同通信》

【麻生太郎副大臣】憲法改正「首相自身でやる覚悟を」

麻生太郎副総理兼財務相は10日の閣議後の記者会見で、安倍晋三首相(自民党総裁)が意欲を示す憲法改正について「自分でやるという覚悟を決めてやるべきだ」と述べた。残り任期が長くないことを挙げて、自民党総裁4選を目指す必要性についても言及した。

麻生氏は「(任期中に)できるならいいが、できるあてがないなら、少なくともその対策を考えなきゃいかん」と話した。岸信介元首相が池田勇人元首相に憲法改正を託したものの実現しなかったとして「安倍首相が次の人は憲法改正をやれると思ったら、岸さんの二の舞いになる」と述べた。《共同通信》

【名古屋市・河村たかし市長】「ウソも表現の自由なのか」

国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の展示中止・再開問題を巡り、名古屋市の河村たかし市長は10日、日本外国特派員協会(東京)で記者会見した。河村市長は会見で、企画展「表現の不自由展・その後」について、開会1週間前に県から示された「展示予定作品一覧」を初めて公開。昭和天皇の肖像を用いた映像について、「申請と実際の展示が違う。表現の自由は尊重するが、ウソも表現の自由なのか」と疑問を呈した。その上で正確な内容を事前申告しなかったのは「本当のことを言ったら認められないと考えて隠したのだろう」と批判した。

会見場には芸術祭で芸術監督を務めた津田大介氏が姿を見せた。終了後に河村市長に対し、「市の検証委員会に呼んでください」と話しかけ、市の検証委で経緯を説明する意向を伝えた。

津田氏は記者団に対し、「隠そうとしたことは一度もない。展示内容は開会1か月前に公表予定だったが、警備上の問題で止められた」と反論した。《読売新聞》



12月10日のできごと