令和225日目
2019/12/11
この日のできごと(何の日)
【報道ステーション】世耕参院幹事長のVTR編集を謝罪
11日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜・後9時54分)でメインキャスターの富川悠太アナウンサー(43)が、10日に同番組内で放送された自民党・世耕弘成参院幹事長の会見のVTR編集について謝罪した。
富川アナは番組の途中で「ここでお詫びがございます」と話し、「昨日、桜を見る会ニュースの中で、VTRの最後に自民党の世耕参議院幹事長が『よいお年を』などと発言した様子をお伝えしました。これは定例記者会見が終わった後の世耕氏の発言で今後の会見予定について述べたものでした。桜を見る会とは直接関係のない発言で、放送ではその説明が丁寧ではありませんでした。誤解を招く表現につきまして世耕氏、視聴者の皆様にお詫び致します」と頭を下げて謝罪した。
10日の放送では「桜を見る会」の問題を取り上げ、世耕氏が「説明できる範囲はしっかり説明をした」と述べた後に「もうよいお年をというか」と語る様子が放送された。
世耕参院幹事長は10日の番組終了後に「今夜の報道ステーションの切り取りは酷い。私は定例記者会見が終わった後、今日の会見が今年最後になるかもしれないという意味で『良いお年を』と言っただけなのに、それを桜を見る会をと絡めて、問題を年越しさせようとしているかのように編集している。印象操作とはこのことだ」とツイート。
11日のツイッターで「先ほどテレビ朝日報道局長が幹事長室に来訪し、謝罪がありました」と明かし、「(1)「会見終了後の映像を使用したこと」(2)「文脈の異なる部分を繋いで編集したこと」が不適切で、今夜の番組内で何らかの対応をするとのことです。放送内容を見て、謝罪を受け入れるか判断します」とコメントしていた。《スポーツ報知》
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【松坂大輔投手】西武入団会見
西武に14年ぶりに復帰する松坂大輔投手(39)が11日、東京都内で入団記者会見を開き「ライオンズに戻って来られて家に戻ってきた感覚。リーグ3連覇、日本一の力になれるようにやっていきたい」と話した。背番号16のユニホーム姿も披露した。
スーツ姿で登場し、中日の退団が決まった後に「すぐに声を掛けていただいたのがライオンズだった。何も迷うことはなかった」と復帰の経緯を説明。残り30勝としている日米通算200勝へ「僕自身も終わりというものがだんだん近づいている中で、達成したい気持ちが強くなっているのは確か。諦めずに200を目指していきたい」と意欲をのぞかせた。《共同通信》
【牧田和久投手】楽天入団会見
今季米大リーグ、パドレス傘下のマイナーでプレーし、楽天に加入した牧田和久投手(35)が11日、楽天生命パーク宮城で入団記者会見を行った。西武に在籍した2017年以来の日本球界復帰となり「チャンピオンの経験がない。日本一になりたい」と意気込んだ。正式契約を結び2年総額3億円で背番号は22に決まった。
楽天から今季の開幕前後に獲得の打診を受けたが断っていた。シーズン終了後にも西武時代の同僚だった石井一久ゼネラルマネジャー(GM)から再び打診を受け「変わらない評価をいただいた。それが決め手になった」と理由を説明した。(金額は推定)《共同通信》
【ボクシング・協栄ジム】選手は花形ジムへ移籍
ジム会長らで組織する東日本ボクシング協会は11日、東京都内で理事会を開き、プロ活動休止となった協栄ジムの亀田京之介、竹原毅と3人のスタッフを一時的に花形ジムに移籍させることを決めた。2選手が22日に全日本新人王決勝戦(後楽園ホール)を控えているための措置。試合後に移籍先などを協議する。
元世界王者で花形ジム会長の花形進氏が同協会会長のため、受け入れることになり「試合ができないのはかわいそう。不安があったらいい試合もできない」と話した。具志堅用高ら13人の世界王者を生んだ協栄ジムは金平桂一郎会長が実質的オーナーと金銭面などで確執が生じ休会届を提出した。《共同通信》
【東京株式市場】
11日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅に続落した。米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、様子見姿勢から売り注文がやや優勢だった。
終値は前日比18円33銭安の2万3391円86銭。東証株価指数(TOPIX)は5.82ポイント安の1714.95。出来高は約11億5170万株だった。《共同通信》
【アウン・サン・スー・チー氏】国際法廷で虐殺否定
国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は11日、ミャンマー国軍などによるイスラム教徒少数民族ロヒンギャ迫害を巡る審理を続開した。ジェノサイド(民族大量虐殺)条約違反だとして迫害停止などを求める原告に対し、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相はジェノサイド行為を否定した。
民主化活動指導者として1991年にノーベル平和賞を受け、知名度が高いスー・チー氏は軍などの行為を正当化する構え。しかし欧米では、迫害を止めない同氏への批判が強く、国家の最高指導者の反論は「ギャンブル」(欧州メディア)とも指摘されている。《共同通信》
【吉野彰さん】会見
旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)は11日、ノーベル賞の授賞式から一夜明け記者会見した。「(今後は)私の言葉の一つ一つが重みを持ってくる」とし、環境問題や大学教育などのあるべき姿を発信していきたいとの考えを示した。
前夜は遅くにホテルに戻り、親族らとバーで1時間半ほどお酒を楽しんだ後、ぐっすり眠った。授賞式の一日を「長かったような、短かったような。最高の一日だった」と振り返った。
授賞理由のリチウムイオン電池開発について「技術の進展にいろんな人が努力してきた。それを代表して私が(賞を)いただいた」と関係した技術者らの功績に言及した。《共同通信》
【安倍晋三首相】ラグビー日本代表と面会
安倍晋三首相は11日、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で初のベスト8入りを果たした日本代表選手と官邸で面会した。「どの戦いも本当に素晴らしかった。多くの国民、子どもたちに夢や勇気を与えてくれた」と称賛した。
日本代表のスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」に触れ「それぞれの個性がチームで一つになるのが日本の強さだ。まさにワンチームの力で大きな壁を突破した」と健闘をたたえた。大会で主将を務めたリーチ・マイケル選手からサイン入りラグビーボールと記念Tシャツを受け取った。稲垣啓太、堀江翔太、田村優、福岡堅樹各選手も出席した。《共同通信》
【韓国・ソウル】「反日種族主義」著者らが反日集会に抗議
韓国ソウルの日本大使館前で毎週水曜日に、慰安婦問題で日本政府を糾弾する集会が開かれているが、この集会の中止と大使館前に設置された慰安婦像の撤去を求める活動が11日、集会場の近くで行われた。
集会中止と像の撤去を求めたのは、日韓でベストセラーとなった「反日種族主義」の共同著者で「反日民族主義に反対する会」の代表を務める落星台経済研究所の李宇衍研究委員ら。
李氏らは、韓国での「日本軍慰安婦は性奴隷だ」「日本政府は謝罪せよ」などとの主張が事実に反しているとの立場だ。今月4日に、反日抗議集会と同じ時間に第1回の集会をした。
日本大使館前では11日も、元慰安婦を支援する「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連、旧挺対協)が主催する日本政府への抗議集会が、学生らを動員して行われた。ここから数十メートル離れた場所で、李氏らは「慰安婦像を撤去せよ。水曜集会を中止せよ」「歴史歪曲(わいきょく)。反日助長」などと書かれたプラカードを掲げた。
李氏らは報道資料で、慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意に基づき日本政府が拠出した資金や、アジア女性基金からの金が元慰安婦らに支給され、日本政府が過去に何度も公式に謝罪した事実を指摘した。
集会には李氏らの活動に反発する市民や、複数のネットメディアが集まり、李氏らに罵声を浴びせ、批判を込めたネット中継を執拗に続け圧力をかけた。まるで糾弾集会のようで、数でも李氏らへの批判勢力が上回っていたが、李氏らは「ゆがんだ歴史観を批判し、歴史の事実を示す」という信念を変えていない。
李氏らは慰安婦問題について正義連に討論を求め続けているが、正義連はこれまで、一切応じていない。《産経新聞》
【小泉進次郎環境相】石炭火力発電削減示さず
小泉環境相は11日朝(日本時間同日夜)、マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の閣僚級会合で演説し、国内で新設計画がある石炭火力発電について、「残念ながら今日は、石炭関係の政策について新たな進捗を共有できない」などと述べ、具体的な削減策に踏み込まなかった。
石炭火力発電は天然ガスなどに比べ多くの二酸化炭素を排出するため、今年11月に発表された国連環境計画(UNEP)の報告書が日本に対して石炭火力発電所を新設しないことを求めるなど、国際的な批判が高まっている。
演説で小泉環境相は「世界的な批判は知っている」と強調。その上で「私を含め、更なる気候変動への行動を取らなければならないと信じる日本人は増え続けている」と訴え、理解を求めた。一方、梶山経済産業相は今月3日の記者会見で、石炭火力発電について「選択肢として残しておきたい」と述べ、安価な石炭火力を継続していく意向を示していた。
日本は石炭火力が全発電量の約3割を占め、17基の新設計画もある。《読売新聞》