令和157日目

2019/10/04

この日のできごと(何の日)

【香港】マスク禁止法制定で抗議デモ

香港の林鄭月娥行政長官は4日、諮問機関、行政会議の臨時会合を開き、「緊急状況規則条例」(緊急法)を発動し、デモ参加者のマスク着用を禁止する「覆面禁止法」を緊急立法で制定した。これに対し、市民は4日夜、香港各地で抗議デモを行い、一部が過激化。香港メディアによると、新界地区で警官が実弾を発砲し、14歳の少年が太ももを撃たれた。

香港では1日、九竜半島・セン湾で警察が実弾を発砲。高校2年の男子生徒が左胸に被弾している。少年は病院に搬送され、意識はあるという。

星島日報(電子版)によると、非番の警察官1人が路上で複数のデモ参加者に囲まれて殴打されて拳銃の実弾を発射し、少年に命中した。同紙サイトの映像によると、警察官は私服姿で、転倒して殴打された際に発砲したもよう。直後に火炎瓶を投げ込まれて瞬間的に手に火が付き、逃げ惑う姿も映されている。別のメディアは私服警官だとしている。

5日午前0時に施行される覆面禁止法は、違反者には禁錮1年以下か罰金刑を科す。緊急法の発動は英国統治下の1967年に中国共産党支持派の大規模な暴動が起きて以来、半世紀ぶりで、97年の香港返還後は初。デモが続く香港情勢は新局面を迎えた。

緊急法は、行政長官と行政会議が「緊急事態または公共の安全に危害が及ぶ事態」と判断した場合、立法会(議会)の手続きを経ずに集会や移動などの自由を制限できると定めている。民主派は「事実上の戒厳令だ」と反対してきた。

一方、検討中とされた夜間外出禁止令は、親中派の有力議員が反対し、採用されなかった。《産経新聞》

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【香港】銃撃された高2訴追

香港の検察当局は3日、1日の衝突で銃撃された高校2年の男子生徒について、暴動罪と警察官襲撃罪による裁判手続きを開始した。警察の実弾射撃を正当化する意味合いがあり、デモ参加者らのさらなる反発を招く可能性が高い。抗議活動は一部で3日夜も行われた。複数の香港メディアは3日、香港政府が夜間外出禁止令や覆面禁止法の緊急立法を検討していると伝えた。

男子生徒は両罪で訴追され、3日、裁判所で予備審問が行われた。生徒本人は入院中のため欠席した。警察は2日、拳銃の使用は大勢のデモ隊に鉄パイプなどで襲われて倒れた同僚を助けるためで「生死の境目」にあり、他に選択肢はなかったと強調した。

一方、デモ隊寄りの地元紙、蘋果日報は3日付の検証記事で、銃撃した警察官は左手に暴徒鎮圧用の小銃を持っていた上、拳銃による事前の警告射撃もなく、銃撃後の3分間、生徒を放置し周囲の誰も救命処置を行わなかったと批判した。《産経新聞》

【東京株式市場】

4日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。前日の米国株高を好感した買い注文が優勢となった。米雇用統計の発表を控えた様子見姿勢もあり、上値は重かった。

終値は前日比68円46銭高の2万1410円20銭。東証株価指数(TOPIX)は4.03ポイント高の1572.90。出来高は約11億345万株だった。《共同通信》

【ららぽーと沼津】オープン

静岡県内初出店の46店を含む計217店が集結する県東部最大規模の大型商業施設「ららぽーと沼津」(沼津市東椎路)が4日、グランドオープンした。午前9時半のオープンまでに約2300人が施設前に列を作り、新しいレジャースポットの誕生を待ちわびた。

オープニングセレモニーでは、同施設の中村哲所長が「施設の魅力を皆さまと一緒に発信し、愛される施設を目指します」と意気込みを語った。沼津市の頼重秀一市長は「これまで市外で消費していた多くの市民が、市内で消費するチャンスとなる。交流人口の確保、雇用の確保、情報発信の機能も発揮される。ららぽーと沼津が街のにぎわいづくりや地域の活性化につながることはありがたい」と期待した。《産経新聞》

【栃木県警】華厳の滝「自殺」遺体、収容費用は遺族に請求へ

栃木県警日光署は4日、同県日光市中宮祠の華厳の滝付近で男性の遺体を収容したと発表した。男性は年齢不詳で、身長約1メートル70。黒いポロシャツに半ズボン、黒のスニーカーを身につけていた。自殺とみられ、同署が身元の確認を進めている。

遺体については、9月1日に県警のヘリコプターが発見していたが、滝の上部から約60メートル下の岩場で、収容は困難と判断。このため10月4日早朝から、トレーラーなど大型重機9台を投入し、県警機動隊や土木工事会社の作業員ら約75人で、収容作業を実施した。重機の輸送に伴い、同日午後2時から3時半まで、第2いろは坂(国道120号)の馬返しから二荒橋までの通行規制も実施した。

同様の作業は2002、03年にも実施。約300万円の費用がかかり、身元が判明し次第、遺族に請求されるという。《読売新聞》

【J1・G大阪】通算400勝

明治安田J1第28節第1日(4日・パナソニックスタジアム吹田=1試合)G大阪が5―0で札幌に大勝、勝ち点を34として暫定11位に上がった。札幌は勝ち点40。G大阪は鹿島、横浜M、浦和に続いて、J1通算400勝に到達した。

G大阪は0―0で折り返した後半に倉田、宇佐美、アデミウソンが次々とゴールを決め、終盤にも加点した。《共同通信》

【岡山県総社市】共産党市議、議会欠席し豪華客船ツアー

岡山県総社市議会の仲達幸弘・共産党市議(65)が「入院手術」を理由に議会を欠席し、豪華客船による観光ツアーに参加していたことが4日、分かった。発覚を免れようと偽造した退院証明書などを議長に示しており、同日、議長に辞職願を提出した。

議会事務局などによると、仲達氏は8月28日の本会議と同30日の委員会を欠席し、この間、国内最大級の客船「飛鳥2」で北陸地方の名所を巡るツアーに参加した。

地元紙記事の写真に似た人物が写っているのを同僚が見つけ、議長に連絡。議長が仲達氏に事情を聴くと、偽造の退院証明書などを見せていったんは参加を否定したが、その後、参加を認めた。《共同通信》

【安倍晋三首相】所信表明演説

第200臨時国会が4日、召集された。安倍首相は4日午後に所信表明演説を行い、「令和の時代の新しい国創り」を提唱した。憲法をその「道しるべ」と位置づけ、与野党に「国民への責任を果たそう」と議論を呼びかけた。少子高齢化対策を重要課題に掲げ、全世代型社会保障制度を「大胆に構想する」と訴えた。

会期は12月9日までの67日間。9月の第4次安倍再改造内閣の発足後、初の本格的な国会論戦となる。

首相は演説で、天皇陛下が即位を宣言する10月22日の「即位礼正殿(せいでん)の儀」など一連の皇室行事に「内閣を挙げて準備を進めていく」と強調した。

憲法については「令和の時代に、日本がどのような国を目指すのか。その理想を議論すべき場こそ、(衆参両院の)憲法審査会ではないでしょうか」と述べ、議論を促した。

北朝鮮問題では、日本人拉致問題の解決に向けて、金正恩朝鮮労働党委員長と「条件を付けずに向き合う決意」を改めて表明した。《読売新聞》



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