令和63日目

2019/07/02

この日のできごと(何の日)

【自民党・萩生田光一幹事長代行】立民幹事長の後援会費問題で苦言

自民党の萩生田光一幹事長代行は2日、立憲民主党の福山哲郎幹事長(参院京都選挙区)の後援会が企業や団体から「後援会費」などとして入金を受けていた問題に言及し、会計処理の記録などを公表して説明すべきだとの考えを示した。

萩生田氏は党本部で記者団に対し、「後援会が企業からの寄付(会費)を受けられないことは政治家の一丁目一番地」と指摘。「政治と金のことについて、厳しい指摘をしている野党第一党の幹事長がこういう(企業から寄付を受ける)状態を7年間も放置していたとすれば、いかがなものか」と苦言を呈した。

産経新聞の調べでは、「福山哲郎後援会」は書類上、平成22~28年の7年間に、会社名義や店舗名とみられる名前で「後援会年会費」「後援会費」として延べ63件、計66万円の入金を受けていた。政治資金規正法では、政党や政党支部ではない政治団体は企業・団体から会費を受け取れない。個人は寄付できる。

福山氏は、個別に確認したうえで「後援会費とする趣旨なら後援会費として処理している。この場合は個人という認識だ」と説明している。

法人からの寄付をめぐっては、参院選愛媛選挙区(改選数1)に野党統一候補として無所属で出馬を予定する永江孝子元衆院議員が代表を務めた政治団体が200万円余りを受け取っていたことが判明し、謝罪している。萩生田氏は永江氏のケースについても「自民党ならば候補者を差し替えることも辞さない事態」と批判した。《産経新聞》

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【天皇陛下】サウジアラビア皇太子とご懇談

天皇陛下は2日午後、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席のため来日していたサウジアラビアのムハンマド皇太子をお住まいの赤坂御所(東京・元赤坂)に迎え、懇談された。

陛下は車寄せで皇太子を出迎え、笑顔で握手を交わされた。同国は陛下が皇太子時代の平成6年、皇后さまとご結婚後初めて公式訪問した国で、王室のもてなしを受けられた。《産経新聞》

【東京株式市場】

2日の東京株式市場で日経平均株価(225種)は小幅続伸し、終値は前日比24円30銭高の2万1754円27銭だった。約2カ月ぶりの高値水準。米中の貿易摩擦や技術覇権を巡る対立の緩和に期待する買いが優勢だったが、前日の大幅上昇の反動で利益確定売りが相場の重しとなった。

東証株価指数(TOPIX)の終値は4.99ポイント高の1589.84。出来高は約10億200万株。

トランプ米大統領が対中制裁関税「第4弾」の発動を見送り、米中貿易協議の再開を表明したことで投資リスクへの警戒感が和らいだ。《共同通信》

【プロ野球】

オ6―5ロ

オリックスがサヨナラ勝ちした。4―5の八回にマレーロの2号ソロで追い付き、延長十回1死満塁で大城の遊撃への内野安打で試合を決めた。5番手のエップラーが4勝目。ロッテは七回に逆転したが、救援陣が踏ん張れなかった。

ソ8―6楽

ソフトバンクが逆転勝ちで5連勝を飾った。一回にグラシアルの3ランで先制。5―6の八回はグラシアルの2点適時打とデスパイネの犠飛で計3点を挙げた。九回を抑えた甲斐野が4セーブ目。楽天は1分けを挟んで4連敗となった。

日9―1西

日本ハムが先発全員の18安打で9点を奪って大勝し、連敗を6で止めた。二回に8連続長短打を集めて8得点。四回は宇佐見の適時打で1点を加えた。加藤が5回3安打無失点で4勝目。西武は高橋光が1回0/3で降板する誤算だった。

広1―3ヤ

ヤクルトが連敗を3で止めた。1―1の六回に中村の遊ゴロが田中広の適時失策を誘って勝ち越し、九回に代打大村のプロ初本塁打で加点した。小川が7回1失点で3勝目、石山が10セーブ目を挙げた。広島は1分けを挟んで3連敗。

D4―0神

DeNAが4連勝(1分け挟む)で、4月19日以来の勝率5割に復帰した。上茶谷は六回途中無失点で自身5連勝。救援陣も光った。三回に先制ソロの佐野が五回には適時二塁打。2試合連続零敗の阪神は4連敗で4位に後退した。

巨6―0中

巨人は菅野が無四球の今季初完封でリーグトップタイの8勝目。チームは3連勝。打線は一回に亀井の先頭打者アーチ、七回に坂本勇の23号ソロなど4本塁打で援護した。中日は清水が流れをつくれず打線も沈黙。連勝は5で止まった。《共同通信》

【れいわ新選組】創価学会員ら新人3人擁立

政治団体「れいわ新選組」(代表・山本太郎参院議員)は2日、参院選に沖縄創価学会壮年部所属の運転代行アルバイト、野原善正氏(59)と会社役員の大西恒樹氏(55)、環境保護団体元職員の辻村千尋氏(51)を擁立すると発表した。いずれも新人で選挙区と比例代表のどちらで出馬するかは未定。

野原氏は現在の公明党と支持母体の創価学会の活動方針に異論を唱えている。《産経新聞》

【台湾・蔡英文総統】香港の衝突拡大に懸念

台湾の蔡英文総統は2日、香港の抗議デモの参加者が1日夜に立法会(議会)を一時占拠し警察が強制排除したことについて「(香港市民の)訴えが解決されず、社会の衝突が拡大することが心配だ」と述べ、衝突の拡大に懸念を示した。台湾・北西部の桃園市で記者団の質問に答えた。

蔡氏は、問題は「香港政府の態度にある」と指摘。「香港政府が誠意をもって人々の訴えに向き合うことを期待する。それこそが問題解決の方法だ」と述べ、香港の当局に対話による解決を促した。《産経新聞》

【韓国】半導体禁輸で混乱

日本政府が韓国に対する半導体素材の輸出規制強化を決めたことに、韓国国内で衝撃と反発が広がっている。

与党・共に民主党の李仁栄院内代表は2日、「通商規定を恣意的に動かしている」と日本政府を非難した。6月28~29日に大阪市で開かれた主要20か国・地域(G20)首脳会議で自由貿易の重要性が確認されたことを引き合いに、「(議長国だった)日本はわずか3日で自らその精神をひっくり返した」とも指摘した。

最大野党・自由韓国党の羅卿瑗院内代表も2日、日本政府に規制強化の撤回を要求した。一方で、元徴用工への賠償を日本企業に命じた昨年10月の大法院(最高裁)判決以降、「日本政府は報復を予告していたのに、外交省はこうした最悪の事態が起きるまでただ傍観していた。外交惨事だ」と述べ、文在寅政権の対日外交を批判した。

2日付の主要紙、毎日経済新聞は「経済戦争が始まった」との見出しで規制強化を1面で報じた。今回の輸出規制について、「日本政府が輸出を全く許可しない極端な状況になれば、生産に支障が生じざるを得ない」と懸念を表明した。《読売新聞》

【世耕経済産業相】輸出規制「すべてWTOに整合的」

菅官房長官は2日の記者会見で、日本政府が韓国への半導体材料の輸出規制を強化する理由について「韓国との信頼関係の下に、輸出管理に取り組むことが困難になっている」と説明した。信頼関係が損なわれた理由として、6月の主要20か国・地域(G20)首脳会議までに元徴用工訴訟で韓国側が解決策を示さなかったことを挙げた。

韓国は規制の撤回を求めており、世界貿易機関(WTO)への提訴を検討している。世耕経済産業相は2日の記者会見で「日本が貿易に関してとる行為は、すべてWTOに整合的なものだ」と主張し、韓国側の動きをけん制した。

WTO協定は、安全保障上の理由がある場合、各国に輸出管理の裁量を認めている。日本政府は今回の輸出規制について、厳密な禁輸ではなく、協定で認められる範囲内で運用するとしている。ただ、韓国側の貿易管理体制に不備がある場合、輸出許可を出さない厳しい姿勢で臨む方針で、禁輸に近い効果をもたらす可能性がある。《読売新聞》

【香港】催涙弾で強制排除

香港警察は1日深夜から2日未明にかけ、立法会(議会)を占拠した若者らを排除した。香港政府トップの林鄭月娥行政長官は2日午前4時に緊急記者会見を開き、若者らの行動を批判し、違法行為の責任を追及する考えを示した。若者らの抗議運動に好意的な香港メディアも、今回の行動には批判的な論調が目立っている。

若者らは1日午後9時頃から約3時間にわたって立法会を占拠し、林鄭氏に対し、中国への犯罪容疑者引き渡しを可能にする逃亡犯条例の改正案撤回や、直接対話を求めた。

立法会内に待機していた警官隊は、若者らがガラス戸やシャッターを破壊して突入する前に撤収したが、2日午前0時前に催涙弾を用いた強制排除に乗り出した。若者らの多くは警官隊の到着前に現場を離れ、大きな衝突はなかった。香港政府によると、1日からの抗議運動で2日午前8時までに59人が負傷した。

林鄭氏は記者会見で、「暴力的な方法で立法会に入り、破壊行為を行った。違法行為は必ず徹底追及しなければならない」と述べた。香港主要紙・明報も2日の社説で「暴力は暴力だ。社会は境界線を明確にする必要がある」として、暴力を用いた若者らの抗議運動を非難した。《読売新聞》

【九州南部】雨続く


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湿った暖気が停滞中の梅雨前線に流れ込んでいる影響で、九州南部では2日午前も強い雨が降り続いた。4日にかけて前線はさらに活発化する見通しで、今週末まで大雨が続く恐れがある。長雨で地盤が緩んでおり、気象庁は土砂災害への警戒を強めるよう呼びかけている。

気象庁によると、2日朝も九州南部で1時間40ミリ以上の雨が続き、先月末の降り始めから2日午前5時までの総雨量は、宮崎県えびの市770・5ミリ、鹿児島県薩摩川内市594ミリなど各地で300ミリを超えた。

3日昼までに予想される24時間雨量は九州の多い所で150ミリ。その後の24時間は最大で400ミリに達するとみられ、気象庁は「1日の雨量が平年の1か月分を超える可能性がある。天候の変化に注意を払ってほしい」としている。《読売新聞》

【吉川友梨さん不明事件】情報提供を呼びかけ

大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年だった吉川友梨さん(25)が下校中に行方不明になった事件で、有力な情報提供者に上限300万円を払う「捜査特別報奨金」の受付期間が1年間延長されたことを受け、両親や大阪府警捜査1課などは2日、同町のJR熊取駅前などで事件解決に向けて情報提供を呼びかけた。

この日、同駅前などで早朝から展開した呼びかけには、友梨さんの両親や泉佐野署捜査本部の捜査員ら約30人が参加。友梨さんの顔写真入りチラシとポケットティッシュ計約6400点を、通勤客らに手渡した。府警はこれまで延べ約8万9千人の捜査員を投入。6月末までに約4300件の情報が寄せられているという。

府警捜査1課の森貴彦警視は「一日でも早く事件を解決したい。些細なことでも結構なので情報提供をお願いします」と話した。情報提供は捜査本部(072・464・1234)。《産経新聞》



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