令和60日目

2019/06/29

この日のできごと(何の日)

【G20首脳会議】閉幕

大阪で開かれていた主要20か国・地域(G20)首脳会議は29日午後、首脳宣言を採択して閉幕した。

焦点となっていた世界経済について、安倍首相は閉幕後の記者会見で、「自由、公正、無差別、開かれた市場といった、自由貿易の基本原則を明確に確認できた」と意義を強調した。

首相は、国境を越えた自由なデータ流通の国際ルールづくりの枠組み「大阪トラック」をめぐり、来月にも初会合を開くことを明らかにした。また、海洋プラスチックごみを2050年までにゼロにすることを目指す方針で一致したことも説明した。《読売新聞》

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【安倍晋三首相】ロシア・プーチン大統領と会談

安倍首相は29日、G20サミットに合わせて来日したロシアのプーチン大統領と、大阪市内で会談した。北方領土を含む平和条約交渉を引き続き推進することで一致したものの、会談の中で大きな進展はなく、北方4島での共同経済活動の早期実施を再確認するにとどまった。

両首脳は最初に約30分間、通訳だけをはさんだ1対1の会談を行った後、少人数会合を約1時間行い、その後、夕食を共にしながら拡大会合を約1時間行った。

会談では、共同経済活動の5項目の事業のうちの観光とゴミ対策で、今秋にも観光ツアーや日露のゴミ処理専門家の往来の事業を試験的に実施することで一致した。

ただ、共同経済活動を進める際に必要となる、北方4島をめぐる日露双方の法的立場を害さない特別な制度をめぐっては、首相は議論が深まっていることを評価したが、北方領土の主権問題などで立場の溝は埋まらなかったとみられる。

首相は共同記者発表で、「戦後70年以上残された困難な問題について、立場の隔たりを克服するのは簡単ではない。しかし、乗り越えるべき課題の輪郭は明確になってきている」と述べ、今後の交渉進展に期待感を示した。プーチン氏は平和条約問題について「敏感で難しい問題だ」と述べたうえ、「対話は続き、露日関係を質的に新しいレベルに進展させる地道な作業が待っている」と述べた。《読売新聞》

【米・トランプ大統領】中国・習近平国家主席と会談


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トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は29日、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて大阪市で会談した。両首脳は米政権が今月下旬に課すとしてきた約3千億ドル(約32兆円)分の中国からの輸入品に対する「第4弾」の追加関税を当面、課さないことで一致。中国外務省によると、5月に事実上決裂した米中貿易協議について、「平等と相互尊重」を基盤として再開することで合意した。

これにより米中のみならず世界経済に多大な影響を及ぼす制裁関税の応酬はひとまず「休戦」となったが、昨年7月から米中双方が発動した第3弾までの制裁関税は維持される。

トランプ氏は29日、G20サミット終了後の記者会見で、習氏に対して「少なくとも当分の間は新たな関税発動を控えると約束した」と述べた。米政府が準備していた第4弾の追加関税は、貿易協議の継続中は棚上げされることになる。 その一方で、トランプ氏は「中国は(米国の)食品や農産品を大規模に購入する」と語った。

中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米当局の禁輸措置に関し、トランプ氏は「米国企業は華為に部品を売ることができる」と述べた。習氏は禁輸措置を念頭に、中国企業などに対する「公平な待遇」を求めた。《産経新聞》

【米・トランプ大統領】日米安保条約「変えなければ」

トランプ米大統領は29日、大阪市での記者会見で、日米安全保障条約について、「米国の離脱は全く考えていないが、不公平な合意だ」と不満を示した。そのうえで、「誰かが日本を攻撃すれば、我々は反撃し、全軍全力で戦う。しかし、誰かが米国を攻撃しても、彼らはそれをする必要がない。これは変えなければいけないと安倍首相に言った」と明かした。

さらに、トランプ氏は「日本も我々を助けるべきだ。安倍首相はそれを分かっているし、そのことに異存もないはずだ」とも主張した。

日米安保条約を巡っては、米ブルームバーグ通信が24日、トランプ氏が最近、周辺との私的な会話で条約が不公平だと不満を示し、破棄する可能性について考えることがあると漏らしていたと報じ、波紋を呼んでいた。《読売新聞》

【米・トランプ大統領】「金正恩氏と会うかも」

トランプ米大統領は29日、ツイッターで、30日に実施が取り沙汰されている韓国と北朝鮮との間の非武装地帯(DMZ)訪問の際、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談したい意向を明らかにした。

トランプ氏は「中国の習近平国家主席などとの重要な会談を経て、(韓国の文在寅大統領と一緒に)日本から韓国に向かう」とした上で、「もし金委員長がこの書き込みを見ていたら、握手をして挨拶をするためだけに会おうと思う(?)!」と書き込んだ。

トランプ氏が今回の韓国訪問で金氏と会う可能性については、米政権高官が事前に「その予定はない」と述べていた。

会談が実現すれば、今年2月末にハノイで行われた2度目の米朝首脳会談以来となる。トランプ氏は今月10日、金氏から「美しい書簡」を受け取ったと明かす一方、金氏もトランプ氏から書簡を受領したと発表していた。《産経新聞》

【G20】首脳夫人らが歌舞伎鑑賞

大阪市中央区の大阪府庁本館では29日、安倍首相夫人の昭恵さんが主催する「配偶者プログラム」の2日目の行事があり、G20参加国の首脳夫人ら約20人が歌舞伎を鑑賞するなどして日本文化に親しんだ。

夫人らは午前、関西の小中学生らによる海洋汚染をテーマにした意見交換の様子を視察。昼食では大阪城を一望できる5階「正庁の間」で握りたてのすしを堪能した後、1階玄関に設けられた茶席で、茶道・表千家の岡崎英雄さんによる茶を味わいながら、歌舞伎役者の中村米吉さんの演目に見入った。《読売新聞》

【チリ・ピニェラ大統領】広島訪問

20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて来日中のチリのピニェラ大統領が29日、広島市を公式訪問した。平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花し「中南米のみならず全世界が、核のない世界になることを希望します」と話した。

ピニェラ氏は平和記念公園内にある施設で松井一実市長と懇談し、雨が降る中、松井市長の案内で原爆慰霊碑に献花した。その後、原爆資料館の滝川卓男館長の案内で館内を見学し、芳名録に記帳した。

今回の訪問は、原爆被害の惨状を世界に訴えようと広島、長崎両市長がサミット参加国首脳に被爆地訪問を要請し、ピニェラ氏が応じた。《共同通信》

【大相撲】熱田神宮で奉納土俵入り

大相撲名古屋場所(7月7日初日・ドルフィンズアリーナ)を前に恒例の奉納土俵入りが29日、名古屋市熱田区の熱田神宮で行われ、白鵬、鶴竜の2横綱に大きな声援が送られた。観衆は約5千人だった。

鶴竜は雲竜型を披露。右上腕負傷で夏場所を全休し、今場所で史上最多43度目の優勝を狙う白鵬は不知火型を披露し「土俵入りしたから、いよいよという気持ちになってきた」と高ぶった様子。露払いを務めた弟弟子の炎鵬には「緊張していた」と笑顔で話した。《共同通信》

【プロ野球】

日4―5ソ

ソフトバンクが3連勝。3―4の九回2死一塁から上林のランニング本塁打で逆転した。3番手の高橋純が4年目でプロ初勝利。甲斐野が2セーブ目。日本ハムは抑えの石川直が打たれ、今季初の5連敗で勝率5割となった。

西7―0オ

西武は一回、1番秋山の安打を足場に2番源田の適時三塁打と3番外崎の適時二塁打で2点を先制した。その後も金子侑の2ランなどで加点。本田が6回無失点で約2カ月ぶりの3勝目。オリックスは零敗を喫し、連勝が5で止まった。

楽2―2ロ

六回表終了で降雨コールドゲームとなり引き分けた。楽天は1点を先行されたが、三回に茂木の8号ソロで同点として四回に銀次の1号ソロで勝ち越した。ロッテはその直後の五回に鈴木の中前適時打で追い付いた。《共同通信》

ヤ2―6巨

巨人が快勝した。四回に陽岱鋼の2点適時打で先制。七回に押し出し四球や失策で3点を奪い、九回に坂本勇の22号ソロで加点した。山口は7回無失点でリーグ最多に並ぶ8勝目。ヤクルトは九回に2点を返したが、反撃が遅かった。

D2―1広

DeNAが今月3度目のサヨナラ勝ちで、3連勝。1―1の延長十回に先頭の代打桑原の三塁打を足場に2死満塁と攻め立て、宮崎が中前打で試合を決めた。十回表の1死一、二塁で好救援した国吉が3勝目。広島は拙攻が目立った。

中6―1神

中日が今季初の4連勝とした。二回に2四球から好機を広げ、加藤の2点二塁打や平田、大島の適時打など打者10人で5点。五回も加点した。大野雄は7回1失点で5勝目。阪神は青柳が4回5失点と崩れ、勝率5割に戻った。《共同通信》

【サッカー・久保建英選手】FC東京退団セレモニー

J1・FC東京からスペイン1部、レアル・マドリードへ移籍が決まった日本代表MF久保建英(18)の退団セレモニーが29日、東京・味の素スタジアムで行われ、「(移籍は)苦渋の決断だったが、自分の決断に誇りを持ってやる」と世界屈指の名門チームでの飛躍を誓った。

セレモニーは久保建がプレーしたFC東京と横浜Mによる首位攻防戦後に行われた。久保建はゴール裏に残った両チームのサポーターに順番に向いてあいさつ。日本でのプロ生活を振り返り、「いいことばかりではなかったが、みんなの力を借りて、1人前の選手として世界に羽ばたけてうれしく思う」と感謝を口にした。

久保建は2015年、18歳未満の2国間移籍を禁じた国際ルールにより帰国後、FC東京の下部組織に入団。17年に16歳でFC東京とプロ契約をかわすと、18年の横浜Mへの期限付き移籍を経て、今季リーグ戦13試合に出場して4得点。

日本代表でも9日の国際親善試合、エルサルバドル戦で史上2番目に若い18歳5日でデビューした。Rマドリードでは、スペイン3部相当のBチームでのプレーが見込まれている。《産経新聞》



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