平成10859日目

2018/10/01

この日のできごと(何の日)

【京都大・本庶佑特別教授】ノーベル医学生理学賞受賞決定

スウェーデンのカロリンスカ研究所は1日、2018年のノーベル医学生理学賞を、体内で異物を攻撃する免疫反応にブレーキをかけるタンパク質を突き止め、がんの免疫治療薬開発に道を開いた本庶佑京都大特別教授(76)と、米テキサス大のジェームズ・アリソン教授(70)に授与すると発表した。

授賞理由は「免疫反応のブレーキを解除することによるがん治療法の発見」。同研究所は「世界で年に何百万人もの命を奪うがんとの闘いで、本庶氏の発見に基づく治療法が著しく効果的だと示された」と評価した。

発見はその後、免疫治療薬「オプジーボ」として実用化された。《共同通信》

安倍首相は1日夜、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった本庶佑京都大特別教授に電話し、「日本人として大変誇りに思う」と祝意を伝えた。首相が「先生の研究成果で、多くのがん患者の皆さんに希望や光を与えられたのだろうと思う」とたたえたのに対し、本庶氏は「ありがとうございます」と応じた。

首相に続き、林文部科学相も本庶氏に電話し、お祝いの言葉を伝えた。《共同通信》

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【エンゼルス・大谷翔平選手】右肘を手術

米大リーグ、エンゼルスは1日、大谷翔平選手(24)がロサンゼルス市内で右肘の靱帯再建手術を受け、成功だったと発表した。投手復帰まで1年以上を要するため、投打の「二刀流」復活は2020年シーズン以降になる。《共同通信》

【日本相撲協会】貴乃花親方の退職を発表

日本相撲協会は1日、貴乃花親方(46)=元横綱、東京都出身=が退職すると発表した。「平成の大横綱」が角界を去ることになった。この日の臨時理事会で、力士8人ら計10人の千賀ノ浦部屋移籍が承認され、貴乃花部屋は消滅。貴乃花親方から出されていた退職の届け出も受理された。

貴乃花親方は弟子の幕内貴ノ岩関に対する元横綱日馬富士の傷害事件を巡り、内閣府に提出した告発状(その後取り下げ)の内容が事実無根であると認めるよう協会役員から要請され、拒めば親方を辞めなければならないと言われたことなどを退職の理由に挙げていた。《共同通信》

【横田基地】オスプレイ5機を正式配備

米空軍の輸送機「CV22オスプレイ」5機が1日、米軍横田基地(東京都福生市など)に正式配備された。オスプレイが沖縄県外の国内米軍基地に正式配備されるのは初めて。米軍は、2024年頃までに機数を増やし、計10機態勢とする計画だ。

5機は配備に先立って今年4月に米国から輸送されており、横田基地などを拠点に任務や訓練を行ってきた。1日は午前9時過ぎ、同基地の滑走路付近で駐機するオスプレイに基地関係者数人が乗り込み、機内で作業する様子が確認された。

オスプレイを巡っては国内外で事故やトラブルが相次いでおり、東京都と福生市などは米側や防衛省に対し、安全対策や情報開示の徹底を要請。同省は、4月以降、離着陸の状況を職員が目視で確認して同市などに情報提供している。《読売新聞》

【静岡県】停電一時66万戸

非常に強い台風24号は勢力を維持したまま9月30日深夜、県内に最接近した。猛烈な風雨により、10人が重軽傷を負い、一時計約66万戸が停電するなど爪痕を残した。一夜明けた1日も、広範囲で停電が続き、運転見合わせや通行止めで交通網も乱れ、市民生活は大きく混乱した。

静岡地方気象台によると、最大瞬間風速は30日午後10時58分に御前崎市で46・8メートルを観測。磐田市では午後11時3分に観測史上最大の38・8メートルを記録した。29日午前4時から1日午前6時までの総雨量は静岡市葵区井川で315・5ミリ、同区梅ケ島で311ミリ、川根本町で292・5ミリ。島田市や富士宮市、川根本町などでは1時間に110~120ミリ以上の猛烈な雨がレーダーによる解析で観測されたとして、記録的短時間大雨情報が発表された。

県によると、掛川市のガソリンスタンドで40代の男性店員が、強風で倒れてきたタイヤを積んだ棚の下敷きになり重傷を負った。このほか9人が風にあおられて転んだり、割れたガラスでけがをしたりした。

中部電力と東京電力パワーグリッドの発表では1日正午も計約55万戸で停電が続く。営業停止を強いられる店舗も多く、浜松市や磐田市では早朝から、営業する一部のコンビニエンスストアに市民が列を作った。交差点には警察官が立ち、手信号で交通誘導した。

東海道新幹線を含むJR、私鉄各線は安全確認や沿線の被害により始発から運転を見合わせた。海上は引き続き大しけの状態となっている。《静岡新聞》

【玉城デニー氏】「辺野古の今後について、国とまずは協議したいと伝えたい」

沖縄県の翁長雄志知事の死去に伴う9月30日の知事選で初当選した前衆院議員玉城デニー氏は1日、争点となった米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り国と協議する必要性を指摘した。沖縄市で記者団に「辺野古の今後について、国とまずは協議したいと伝えたい」と述べた。安倍晋三首相は官邸で記者団に「選挙結果を真摯に受け止める。沖縄の振興、基地負担の軽減に努める」と語った。

国との関係について玉城氏は「はなから対立や分断の立場を取るつもりはない」とした上で「協議の中で検討できるものがあれば、忌憚なく意見交換する」と表明した。《共同通信》



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