平成10806日目

平成30年8月9日(木)

2018/08/09

【長崎】被爆から73年

長崎は9日、被爆から73年を迎え、長崎市松山町の平和公園で平成最後の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれた。原爆投下時刻の午前11時2分、参列した市民ら約5200人が黙とう。田上富久市長は平和宣言で、核兵器保有国とその同盟・友好国に「核に頼らぬ安全保障政策に転換を」と促した。日本政府にも、唯一の戦争被爆国として核兵器禁止条約に賛同し、世界を導く道義的責任を果たすよう求めた。

安倍晋三首相は6日の広島原爆の日と同様、保有国と非保有国の橋渡しが必要だと強調した。国連からは事務総長が初めて参列。現職のグテレス氏は「核廃絶は国連の最優先課題」と述べた。《共同通信》




【サムスン電子】「ギャラクシーノート9」発表

韓国サムスン電子は9日、タッチペン付きのスマートフォン「ギャラクシーノート9」を発表した。電池の大容量化や充実したペン機能で販売のてこ入れを図る。米国などで近く発売する見込み。日本での発売は未定。

米調査会社IDCによると、2018年4~6月期のスマホの世界シェアはサムスンが20・9%と首位だったが、出荷台数は前年同期比10・4%減と落ち込んだ。スマホ市場は中国勢が急速に台頭。米アップルも9月に新型スマホを発表するとみられ、競争が一段と激しくなりそうだ。

サムスンはスマホ画面に6・4インチの有機ELを搭載。前モデルより大きくなった。《共同通信》

【沖縄県】埋め立て承認撤回を維持

沖縄県は9日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先である名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回に向け、工事主体である防衛省沖縄防衛局から弁明を聞くための聴聞を実施した。聴聞はこの日で終了。県は8日に死去した翁長雄志知事が表明した撤回の方針を変えておらず、近く職務代理の副知事が撤回を最終判断する見込みだ。沖縄防衛局は早ければ17日にも土砂投入する計画だったが、早期の投入は困難な状況となった。

11日には沖縄をはじめ北海道や静岡県、愛知県など各地で辺野古移設への抗議集会が開催される。国と反対派の対立の中、翁長氏の死去で知事選に向けた与野党の動きが活発化する。《共同通信》

【スズキ、マツダ、ヤマハ】不適切な検査

スズキとマツダ、ヤマハ発動機は9日、新車の燃費や排出ガスの測定で、不適切な検査が見つかったと発表した。対象は3社で計6480台に上る。自動車や鉄鋼など国内メーカーでは検査不正などの不祥事が相次いでおり、信頼性が一段と低下することは避けられそうにない。

3社ともデータ改ざんはなかったと説明しており、燃費などへの影響はないとしてリコールを実施しない方針だ。

スズキは、2012年6月以降、抜き取り検査した四輪車1万2819台のうち約半数の6401台。マツダは14年11月以降、四輪車72台で、ヤマハ発は16年1月以降、二輪車7台で不適切検査が見つかった。《共同通信》

【曽我ひとみさん】拉致から40年「時間がない」

新潟県佐渡市在住で、北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(59)が9日、拉致事件から12日で40年となるのを前にコメントを発表した。一緒に拉致された母のミヨシさん(当時46歳)は消息不明のままで、「一日も忘れたことのない母の笑顔。劣悪な環境に置かれていたとしたら一日一日が絶望へと近づく。本当に時間がない」と心境を明かした。

曽我さんとミヨシさんは1978年8月12日夕、真野町(現佐渡市)で買い物帰りに拉致され、離ればなれとなった。「あの瞬間から何気ない平凡な日常が私から切り離された。未来図が消されてしまった」と振り返る。

北朝鮮では「最初の1年は(横田)めぐみさんが心の支えとなってくれた」といい、80年に元米兵のチャールズ・ジェンキンスさんと結婚。監視下の生活ながら娘2人にも恵まれたが、子どもに祖父母がいないことを聞かれた際、「ごまかし切れず拉致されたことを話した」という。《読売新聞》

【眞子さま】「大山開山1300年祭」記念式典にご出席


https://www.youtube.com/

秋篠宮家の長女眞子さまは9日、鳥取県米子市で開かれた「大山開山1300年祭」の記念式典に出席された。大山は中国地方最高峰の標高1729メートル。平安時代から山岳修験の拠点として信仰を集めてきた。眞子さまはあいさつで、「積み重ねられてきた大山の恵みの価値が再確認され、国内外に知られていることは誠に意義深い。大山が多くの人に笑顔、憩いをもたらすことを願います」と述べられた。《読売新聞》

【菅義偉官房長官】対北「首相は小さなチャンスを逃さない」

菅官房長官は9日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、9月に予定される自民党総裁選について、経済政策が争点になるとの認識を示した。菅氏はその上で「(安倍内閣の)経済政策は間違いのない方向に行っている。政策の浸透具合が(総裁選の)結果に表れると思う」と述べ、安倍首相(党総裁)の連続3選は揺るがないとの見方を強調した。

北朝鮮による核・ミサイル開発の進展の阻止や、日本人拉致問題などを巡っては「首相はどんな小さなチャンスも逃さない」と語った。日朝首脳会談も視野に入れつつ、解決に全力を尽くす姿勢を改めて示したものだ。《共同通信》

【安倍晋三首相】「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参列


https://www.kantei.go.jp/

安倍晋三首相は9日、長崎市で開かれた「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参列し、あいさつした。あいさつ全文は次の通り。

今から73年前の今日、1発の原子爆弾がここ長崎に投下され、7万ともいわれる数多の貴い命が失われました。街は一瞬にして焦土と化し、一命をとりとめた方々にも、耐え難い苦難の日々をもたらしました。若者の夢や明るい未来が容赦なく奪われました。

原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠をささげます。そして、いまなお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。

長崎、広島の悲劇が再び繰り返されてはならない。唯一の戦争被爆国として「核兵器のない世界」の実現に向けて、粘り強く努力を重ねていくこと。それはわが国の使命です。

近年、核軍縮の進め方について、各国の考え方の違いが顕在化しております。

真に「核兵器のない世界」を実現するためには、被爆の悲惨な実相の正確な理解を出発点として、核兵器国と非核兵器国双方の協力を得ることが必要です。わが国は、非核三原則を堅持しつつ、粘り強く双方の橋渡しに努め、国際社会の取り組みを主導していく決意です。

その具体的な取り組みとして、昨年立ち上げた「賢人会議」を、本年秋に、ここ長崎で開催予定です。「賢人会議」を通じて得られる知見も踏まえながら、核兵器不拡散条約(NPT)発効50周年となる2020年のNPT運用検討会議が意義あるものとなるよう、本日、ご出席頂いているグテーレス国連事務総長とも緊密に協力しつつ、積極的に貢献してまいります。

また、「核兵器のない世界」の実現に向けて国際社会が一致して取り組むには、あの悲惨な体験の「記憶」を、世代や国境を越えて、人類が共有する「記憶」として継承していかなければなりません。長崎・広島を訪れる世界中の人々が、被爆の悲惨な実相に触れ、平和への決意を新たにする。若い世代が、被爆体験を語り継ぐ。唯一の戦争被爆国として、核兵器の非人道性を誰よりも深く知るわが国として、そうした取り組みをしっかりと進めていきます。

被爆者の方々への援護施策については、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも、総合的に推進してまいります。特に、原爆症の認定について、引き続き、一日も早く結果をお知らせできるよう、できる限り迅速な審査を行ってまいります。

結びに、永遠の平和が祈られ続けている、ここ長崎市において、「核兵器のない世界」と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げるとともに、原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、ならびに、参列者、長崎市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私のあいさつといたします。

平成30年8月9日

内閣総理大臣 安倍晋三

《産経新聞》

8月9日のできごと