平成10805日目
2018/08/08
この日のできごと(何の日)
【沖縄防衛局】辺野古反対派に押し倒され職員大けが
沖縄防衛局(沖縄県嘉手納町)は8日、米軍普天間飛行場=宜野湾市=の名護市辺野古移設に反対する活動家が職員を押し倒し、全治1カ月の大けがを負わせたとして、沖縄県警嘉手納署に被害届を出した。これを受け、嘉手納署は傷害事件として調べている。
沖縄防衛局によると、8日午前8時ごろ、50歳代の職員が活動家ともみ合いになり転倒した。職員は救急車で病院に搬送され、右小指靱帯損傷、左肩と左太ももの打撲で全治1カ月と診断された。事件当時、活動家が沖縄防衛局の玄関で座り込みを行っており、職員は通路を確保するため対応に当たっていた。
活動家らは7日も8時間以上にわたり沖縄防衛局の玄関で座り込みを行っていた。沖縄県が辺野古埋め立て承認を撤回するため9日に予定している防衛省からの聴聞に応じることなどを求める要望書を手渡すため沖縄防衛局を訪れ、60人以上の反対派全員が庁舎内に入ることを拒否されたことに反発した。《産経新聞》
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【台風13号】千葉・房総に最接近
強い台風13号は8日夜にかけて房総半島の太平洋側を進み、やや勢力を弱めて9日朝には茨城県付近に達する見通しだ。西寄りに進むと上陸する可能性がある。速度が遅く、暴風雨が長時間続く恐れがあり、気象庁は土砂災害や浸水、川の増水・氾濫、高波、高潮に厳重な警戒を呼び掛けた。首都圏の通勤や帰宅の足にも影響が出そうだ。
茨城県ひたちなか市では8日、強風にあおられた女性(82)が転び、左足を骨折。神奈川県鎌倉市で男性(83)が、千葉県で2人が転倒してけがをした。千葉県茂原市は8日午後1時半、夜の避難は危険として市内全域に避難を勧告した。《共同通信》
【JR木次線】運行再開
西日本豪雨の影響で一部区間が不通となっていたJR木次(きすき)線(松江市-広島県庄原市)が8日、全線復旧し、7月6日から運休が続いていた人気観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」も1カ月ぶりに運行を再開。当初は復旧に1年以上かかるとの見通しが示され、“廃線”の危機感を強めていた沿線の自治体や住民らを一安心させた。
木次線は、島根県東部と広島県北東部の主に山間部を結ぶ全線81・9キロのローカル路線。先の豪雨で、計10カ所で軌道の路盤流失や土砂の流入、冠水などの被害を受けた。さらに、近接する別の路線で発生した橋脚の流失でケーブルが切断され、木次線もこの影響を受けて分岐器の遠隔制御などが不可能に。JR西日本は7月18日、木次線について「復旧は1年以上先になる」との見通しを示した。だが、先に開通した別路線を迂回(うかい)する形で木次線のケーブル復旧に成功したことで、早期の運行再開が実現した。《産経新聞》
【岐阜県美濃市】41・0度
東海地方は8日、岐阜県美濃市で国内の観測史上2位に並ぶ41・0度、同県下呂市で40・5度を記録するなど猛烈な暑さになった。国内で最高気温が41度以上に達したのは、今年3度目。
気象庁によると、8日は岐阜県多治見市で38・7度、名古屋市でも38・3度を記録。西から張り出すチベット高気圧の勢力が強いことが、東海地方で高温が続く原因になっているとみられ、厳しい暑さは今月下旬まで続く見通し。《読売新聞》
【日本ボクシング連盟】山根明会長が辞任
日本ボクシング連盟の不正疑惑で、助成金の流用や過去の暴力団組長との関係が批判を受けている山根明会長(78)が8日、大阪市内で辞任を表明した。「本日をもって辞任を致します。選手の皆さまにはこのような問題があったことに関して、法人の会長として申し訳ない。本当に申し訳ありません」と述べ、頭を下げた。
一連の騒動について責任を取った形だが、具体的な事実には言及しなかった。報道陣の質問も受け付けなかった。
告発状を提出した「日本ボクシングを再興する会」代表の鶴木良夫氏は「辞任の意味合いがあいまい。これでは全然、前進ではない」と話した。《共同通信》
【日本ボクシング連盟】理事ほぼ辞任へ
日本ボクシング連盟の吉森照夫専務理事は8日、山根明会長の辞任表明や「日本ボクシングを再興する会」の指摘を受けて東京都内で記者会見し、7日の緊急理事会で自身も含め、理事のほぼ全員が辞任の意思を示したことを明らかにした。山根会長について「理事も含めて辞める考えだと確信している」と述べた。
新理事は総会で選出する。吉森専務理事は来年2月に改選予定があるとした上で「その前にそういう時期がくれば辞める」と語った。同専務理事によると、山根会長の息子、昌守氏は7日に理事辞任届を提出したという。
再興する会が新たに示した審判不正に関する音声は、同会長のものと認定した。《共同通信》
【皇太子殿下】石川訪問終え帰京
石川県を訪問していた皇太子さまは8日、輪島市の特別養護老人ホーム「ゆきわりそう」を訪問された。
皇太子さまは、利用者が、脳や身体の機能回復のために水墨画を描いたり、笑いを取り入れた体操をしたりするのを見学し、「絵を描くのは好きですか」「笑いは元気が出ますよね」と声を掛けられていた。
午前には、奥能登伝統の製塩法を受け継ぐ塩田(珠洲市)や日本の棚田百選の一つ「白米しろよね千枚田」(輪島市)を見学。同日夕、帰京された。《読売新聞》
【秋篠宮同妃両殿下】小室家に「結婚儀式進められず」
秋篠宮家の長女眞子さま(26)との婚約が内定している小室圭さん(26)と母親に対し、秋篠宮ご夫妻が昨年末から今年にかけ、結婚の前提として、週刊誌で報道されている母親の「金銭トラブル」の解決を求めていたことが8日、関係者への取材で分かった。ご夫妻は「このままでは(正式な婚約の)『納采の儀』は行えない」との趣旨の意向も伝えたという。
小室家側には事実関係を公表するように併せて求めたが、現在まで動きはない。
結婚して民間人となる女性皇族の慶事が国民から祝福、理解されるためには「トラブル」の解決が必要と判断したとみられる。《共同通信》
【自民党竹下派】総裁選は事実上の自主投票へ
9月の自民党総裁選を巡り、党内第3派閥の竹下派(55人)は8日、都内で幹部協議を開き、事実上の自主投票とする方針を決めた。衆院側(34人)は大勢が安倍晋三首相、参院側(21人)は石破茂元幹事長と、衆参で支持が分かれる状況を確認し、各議員の個別事情による投票も容認することで一致した。会長の竹下亘党総務会長は石破氏支持で派閥を一本化しようとしたが、衆院側の猛反発で断念した。
首相は主要派閥の後押しを得ており、竹下派衆院側の大部分が加わることで国会議員票の優勢が強まりそうだ。石破氏は竹下派参院側の支持を得れば、石破派以外で初めてまとまった票を計算できる。《共同通信》
【沖縄県・翁長雄志知事】死去
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対し、政府と対立してきた翁長雄志県知事が8日、膵臓がんで死去した。67歳だった。11月18日に予定されていた県知事選は前倒しとなる。再選を目指していた翁長氏の死去で、選挙戦の構図は大きく変わることになる。
政府は8月17日にも辺野古沿岸部の埋め立て区域に土砂を投入する予定だった。これに反発する県側は埋め立て承認の撤回を目指し、防衛省沖縄防衛局に対し、行政手続法に基づく「聴聞」を9日に行うと通知していた。翁長氏の死去をきっかけに、国、県ともに今後の対応の見直しを迫られる可能性がある。
翁長氏は2014年の県知事選で、普天間飛行場の辺野古移設反対を掲げ、容認する現職を破って初当選した。知事就任後は、辺野古移設を進める政府と対立し、15年10月に移設先の埋め立て承認を取り消した。その後は政府と法廷闘争になり、16年12月には最高裁が承認取り消しを違法と判断する判決を出し、承認取り消し処分を取り消した。《読売新聞》