平成10776日目
2018/07/10
この日のできごと(何の日)
【小田急・LSE】定期運行を終了
1980年から走り続けてきた小田急電鉄の特急ロマンスカー「7000形」(愛称LSE)が10日、通常ダイヤでの運行を終了。臨時列車での運行も本年度で終え、引退する。新宿発箱根湯本行き最終列車の出発にファンら数百人から「ありがとう」「忘れないぞ」との声が上がった。
新宿駅ホームでの式典では、小田急の五十嵐秀常務が「ロマンスカーのイメージをしっかり定着させた。多くの方の記憶に残っていると思う」とあいさつ。乗務員に花束が贈られ、乗客から寄せられた思い出のメッセージや写真をまとめた本も整備士に手渡された。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【西日本豪雨】死者157人に
西日本豪雨の被災地では10日、浸水で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市の真備町地区で新たに18人の遺体が見つかるなど、死者が12府県で計157人に上った。広島、岡山両県で半数以上。依然56人が安否不明だ。総務省消防庁によると、同日午後1時の時点で15府県の計1万人超が避難。気温は各地で30度を超え、関係機関による捜索や被災者を取り巻く状況は過酷さを増している。
川の堤防が決壊し浸水した真備町地区では、水が引いたことで捜索が進んだ。陸上自衛隊による仮設風呂も開設された。《共同通信》
【広島県府中町】榎川が氾濫
10日午前11時過ぎ、広島県府中町の中心部を流れる榎川が氾濫し、周辺の住宅街に濁流が流れ込んだ。町は約1万1000世帯、約2万5000人に避難指示を出した。
この時間帯に雨は降っていなかったが、町によると、流れてきた大量の木や土砂などが橋に引っかかり、水があふれ出したという。
「川が氾濫している」との住民からの通報が町役場に相次ぎ、一部の住民らが役場にも避難しているという。《読売新聞》
【岡山県倉敷市真備町】新たに18遺体
西日本豪雨による甚大な被害が出ている岡山県内で10日午後8時までに、5歳女児1人を含む18人の遺体が新たに見つかった。県によると、いずれも全面積の3割が水没した倉敷市真備町地区で発見。県内の死者は計54人になった。少なくとも総社、高梁など5市町で5人の行方不明者がおり、さらなる被害拡大が懸念される。
同地区ではこの日、自衛隊、消防、警察などが約千人態勢で朝から行方不明者の捜索を再開。水が引かず、ほぼ手つかずだった小田川北岸沿いの住宅地を中心に一軒一軒声を掛けながら、ローラー作戦で安否確認をした。全国からボランティアで集まった災害救助犬6匹も初出動した。
18人は男性7人、女性11人。同地区で見つかった死者は46人に上り、年齢が確認できた34人のうち30人は65歳以上の高齢者。
同地区以外の県内の被害では、高梁市の女性(83)が土砂流入による家屋倒壊で腕や足を骨折する重傷を負っていたことも判明。住宅被害では、岡山市で床上・床下浸水が計約7630棟と、9日までの判明分より約7190棟増えた。総社市では全壊7棟、半壊7棟などが加わった。
一方、危険は収まりつつあるとして自治体による避難所の閉鎖は進み、避難所数は10日午後8時現在で10市町59カ所と9日夜から半減した。それでも、いまだに避難所に残る被災者は約3900人に上る。
県全体では、被害の全容が把握できていない倉敷市などを除き、住宅の全半壊・一部損壊は計78棟、床上・床下浸水は約9600棟。3757世帯8735人に避難指示が出されている。土砂崩れなどによる道路の全面通行止めは133カ所。《山陽新聞》
【宮古島】5万5000人に避難勧告
非常に強い台風8号は10日、沖縄県・先島諸島周辺を西に進んだ。宮古島や石垣島の周辺は暴風域に入り、強い雨風に見舞われた。台風はそのまま西進を続け、11日には中国大陸に上陸する見通し。
台風の影響で、同県宮古島市は10日、市内全域の約2万5000世帯約5万5000人に避難勧告を出した。沖縄電力によると、同日午後11時現在、宮古島市などで1万3000戸以上が停電している。
消防などによると、同日朝、同県浦添市の路上で70歳代女性が強風にあおられて転倒し軽傷。宮古島市でも同日夕、40歳代男性が突風により転倒し、腰に打撲傷を負った。空や海の便でも欠航が相次いだ。《読売新聞》
【劉霞さん】ドイツ入り
昨年7月13日に事実上獄中死した中国の民主活動家でノーベル平和賞受賞者、劉暁波氏の妻、劉霞さんが10日午前(日本時間同)北京を民間機で出発、欧州メディアによると、同日(日本時間同日深夜)ドイツの首都ベルリンの空港に到着した。劉霞さんは北京市の自宅で中国当局に法的根拠のないまま軟禁状態に置かれていた。
2010年から続いた劉霞さんの軟禁は中国の国内法上も違反の可能性が高く、法治の徹底をうたう習近平指導部にとって汚点だった。習指導部は劉暁波氏の一周忌を前に、国際的イメージの一層の悪化を避けるため出国を認めたもようだ。《共同通信》
【タイ・チェンライ県】洞窟の少年ら全員救出
タイ海軍特殊部隊などは10日、北部チェンライ県の洞窟に取り残された地元サッカーチームの少年らの救出作業を再開、軍事筋によると、同日まで取り残されていた5人全員を救出した。洞窟に閉じ込められた13人全員が脱出を果たした。
少年12人と男性コーチが洞窟に閉じ込められてから18日目、作業開始から3日目。世界が注目した救出劇は、全員の奇跡の生還で幕を閉じた。
当局筋によると、10日朝の段階で洞窟にいたのは少年4人と男性コーチ1人。特殊部隊や外国出身の潜水士らは8日と9日、それぞれ4人の少年の救出に成功した。《共同通信》
【お茶の水女子大】「心は女性」の学生、事前申告で確認
戸籍上は男性でも自分は女性だと認識しているトランスジェンダーの学生を受け入れる方針を決めたお茶の水女子大(東京・文京)の室伏きみ子学長らは10日、記者会見で「多様な女性があらゆる分野に参画できる社会の実現につながることを期待する」と説明した。受験前にトランスジェンダーであるとの事前申告があれば、大学が確認して受験を認めるという。
国内の女子大では初めてとみられ、受け入れは2020年度からの予定。検討中の他の女子大にも影響を与えそうだ。
室伏学長は記者会見で「真摯にお茶大で学びたいという人を受け入れたい。多様性を包摂する社会の対応として当然のこと」と話した。
お茶大はこれまで、学生募集要項で出願資格を「女子」と規定して戸籍上の女性に限っていたが、20年度からは出願資格を「戸籍、または性自認が女子の場合」と変更する。《日経新聞》