平成10775日目

2018/07/09

この日のできごと(何の日)

【英・ジョンソン外相】辞任

欧州連合(EU)離脱に向けた英国の閣内最強硬派とされたジョンソン外相が9日、離脱後もEUと緊密な連携を図るとするメイ首相の方針に抗議し辞任を表明した。英首相官邸は辞表を受理したと発表した。これに先立ち、離脱交渉の英側代表を務めてきたデービスEU離脱担当相も8日に辞任した。

ジョンソン氏はEU離脱をめぐる2016年の国民投票でも離脱派を率いた中心人物で、内閣は「危機的状況」(英BBC放送)に陥り求心力低下は不可避となった。他の閣僚が後に続く可能性もあり、今後の離脱交渉にも大きな影響が予想される。《産経新聞》

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【西日本豪雨】死者126人に

活発な梅雨前線による西日本豪雨の死者は9日、12府県で126人に上った。警察や消防、自衛隊による懸命の救助活動が続けられたが、広島県の土砂災害現場や、広範囲に冠水した岡山県倉敷市真備町地区などで犠牲者が増え、死者・行方不明者299人を出した1982年の長崎大水害に次ぐ被害で、平成で最悪となった。なお6府県の86人が安否不明で全容は見えず、拡大する恐れもある。

安否不明者の大半は広島県と岡山県に集中している。広島県では、大規模な土砂崩れが発生し、多くの住宅が流されるなどして多数の不明者が出ている熊野町や広島市安芸区の現場などの捜索が続いた。《共同通信》

【岡山県倉敷市真備町】水害の爪痕深く

9日午前、西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区の上空を飛んだ。川の堤防はえぐり取られ、いまだ広範囲が浸水。町をのみこんだ水害の爪痕が深く大きく刻まれていた。

水が残っているのは、地区を横断する井原鉄道の南側を中心としたエリア。道路は至る所で寸断され、田んぼの苗は泥水に覆われている。倉敷まきび支援学校は四方が水没し、孤立した状態だ。

幅100メートルにわたって決壊した小田川の堤防は激しく崩れ落ち、その上流や支川の高馬川でも決壊箇所が無残な姿をさらしている。

水が引いた場所では、民家や住宅の屋根に浸水の跡が残り、泥まみれになった道路を車が走る。泥と水で一面茶色になった町では、平穏な日常の風景は奪われていた。《山陽新聞》

【西日本豪雨】「平成30年7月豪雨」と命名

気象庁は9日、西日本を中心に甚大な被害をもたらした豪雨について「平成30年7月豪雨」と命名したと発表した。同庁は、顕著な被害が出た自然現象に名称をつけており、今回は昨年7月の九州北部豪雨以来。被害が広範囲に及んだため、地域名は入れなかった。

対象期間は、台風7号の影響で北海道などで大雨が降った6月28日以降とし、終わりを決めていない。今後、大雨が降れば対象期間に含めるという。《読売新聞》

【テニス・錦織圭選手】ウィンブルドン8強入り

テニスのウィンブルドン選手権第7日は9日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス4回戦で第24シードの錦織圭(日清食品)は、予選から勝ち上がった世界ランキング138位のエルネスツ・ガルビス(ラトビア)に4―6、7―6、7―6、6―1で逆転勝ちし、日本男子では1995年大会の松岡修造以来、23年ぶりに準々決勝に進んだ。

錦織は四大大会全てで8強入りを果たした。

男子ダブルス3回戦で全豪オープン4強のマクラクラン勉、ヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)組はドイツのペアにストレート勝ちした。《共同通信》

【大阪市】「パートナーシップ宣誓証明制度」開始

大阪市は9日、性的少数者(LGBT)のカップルを結婚に相当するパートナーとして公認する「パートナーシップ宣誓証明制度」を始め、証明書となる「受領証」の交付式を開いた。同様の制度は札幌市や福岡市など7自治体で導入されているが、人口200万人を超える都市では初めて。

この日、交付式に臨んだのは3組のカップル。双方がパートナーであることの宣誓書に署名をして提出し、吉村洋文市長から受領証を受け取った。

市によると、対象は同性同士のカップルだけでなく、一方がLGBTであれば、戸籍上の性別が異なる人同士も含む。《共同通信》

【タイ・チェンライ県】洞窟からの救出8人に

タイ海軍特殊部隊などは9日、北部チェンライ県の洞窟に閉じ込められている地元サッカーチームの少年らの救出作業を再開し、新たに4人を救出した。8日の作業開始以降、救出されたのは少年計8人となった。当局筋によると少年ら13人のうち、少年4人と男性コーチ1人の計5人が依然として取り残されている。

タイ当局は9日、同日の作業を終え、10日に再開すると明らかにした。

13人が閉じ込められてから17日目。洞窟からの脱出は潜水など危険が伴うため、全員の生還に向け緊迫した状況だが、着々と作業が進んでいる。特殊部隊は8日、4人の救出に成功している。《共同通信》

【安倍晋三首相】欧州・中東歴訪を中止

安倍晋三首相は9日、西日本豪雨災害への対応に万全を期すため、11~18日の日程で予定していた欧州・中東歴訪を中止した。これに伴い、ベルギーで計画していた欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)署名式は延期し、日程を再調整する。菅義偉官房長官が記者会見で発表した。首相は近く被災地を視察する。

政府は自衛隊や警察などによる安否不明者らの救命救助を進め、被害の全容把握を急ぐ。また被災者支援に向け、府省庁横断で設置した事務次官級の生活支援チームを司令塔とし、食料などの物資の提供や仮設住宅や医療の確保、ライフラインの復旧に総力を挙げる。《共同通信》



7月9日 その日のできごと(何の日)