平成10748日目

2018/06/12

この日のできごと(何の日)

【米朝首脳会談】

トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は12日、シンガポール南部セントーサ島のカペラホテルで会談した。米朝首脳会談は史上初。核・ミサイル開発を推進してきた北朝鮮の完全非核化に関し合意できるかが最大の焦点だ。トランプ氏は金正恩氏と「素晴らしい関係を築く」と表明し、正恩氏も足かせとなる過去があったが「全てを克服してここまで来た」と述べ、両首脳が関係改善に意欲を示した。

休戦状態にある朝鮮戦争の終結や日本人拉致問題も議題だ。両首脳は冒頭で握手して一対一の会談に入り、トランプ氏は正恩氏と会え「光栄だ」と述べた。《共同通信》

トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は12日、シンガポールでの史上初の米朝首脳会談を終え、「シンガポール共同声明」に署名した。正恩氏は「朝鮮半島の完全非核化」を約束。トランプ氏は「北朝鮮の安全を確約」して事実上の体制保証をするとし、記者会見で米韓合同軍事演習中止の意向を表明した。適切な時期の訪朝に意欲を表し、正恩氏をホワイトハウスに招待する考えも示した。

両首脳は関係改善に強い意欲を表明。朝鮮半島に残る冷戦構造の終焉につながる可能性があり、北東アジアの国際秩序は重大な転換点を迎えた。《共同通信》

トランプ米大統領は12日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談で、日本人拉致問題を提起したと明らかにした。共同声明には明記されていないが「(北朝鮮が今後)取り組む」と述べた。北朝鮮の最高指導者に直接拉致問題を提起した米大統領はトランプ氏が初めて。正恩氏の反応については言及しなかった。

会談でトランプ氏は、拉致問題と日朝関係に関する日本政府方針を正恩氏に説明した。安倍晋三首相が12日夜、日米首脳電話会談後、記者団に明らかにした。《共同通信》

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【横田早紀江さん】「悲観はしていない」

史上初の米朝首脳会談でトランプ米大統領は12日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に「拉致問題を提起した」と表明し、拉致被害者家族からは評価する声が上がった。ただ、トランプ氏は具体的内容や金氏の反応を説明せず、「これから協議する」との言及にとどまり、同日夜にトランプ氏と電話会談した安倍晋三首相からも進展について明言はなく、家族は日米両国に対して「解決の道筋を明示してほしい」と切望した。

「簡単には解決しない。後は日本がやらねば。悲観はしていません」。米朝会談終了を受け12日夕、記者会見した横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(82)は力を込めた。

早紀江さんは米朝トップが握手を交わし、拉致が提起されたことに「歴史的なことが起きたが、不安もある」と語った。また、全被害者の即時帰国へ、安倍晋三首相と金氏による直接交渉を求め、「めぐみに一瞬でも会いたい」と訴えた。《産経新聞》

【サッカー日本代表】西野ジャパンが初勝利

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を控える日本代表は12日、オーストリアのインスブルックでパラグアイ代表との国際親善試合に臨み、乾(ベティス)の2得点などで4-2で逆転勝ちし、西野監督就任後3試合目で初勝利を挙げた。

W杯前最後の強化試合で日本は0-2で敗れた8日のスイス戦から先発10人を入れ替えた。柴崎(ヘタフェ)の縦パスなどで攻撃にリズムが生まれ、先制を許して迎えた後半、乾の2得点で逆転に成功。オウンゴールでリードを広げ、再び1点差に迫られた試合終了間際には香川(ドルトムント)が追加点を挙げた。

日本は13日にロシアのキャンプ地となるカザンに入り、1次リーグH組のコロンビアとの初戦(19日)に備える。《産経新聞》

【安倍晋三首相】マレーシア・マハティール首相と会談


https://www.kantei.go.jp/

安倍晋三首相は12日、マレーシアのマハティール首相と首相官邸で会談した。両首脳は、かつてマハティール氏が提唱した日本の経済成長に学ぶ「ルックイースト(東方)政策」を強化し、2国間関係を深めることで一致した。南シナ海の軍事拠点化を進める中国を念頭に、防衛協力と海洋安全保障の分野で連携していくことも確認した。

92歳のマハティール氏は5月に約15年ぶりに首相に復帰した。復帰後初の外国訪問先に日本を選び、対中融和姿勢を強めたナジブ前政権からの転換を鮮明にした形だ。

会談の冒頭、安倍首相は「東方政策の下で教育、人材育成、技術移転、産業協力が進展し、両国民の絆が深まった。これを基礎に協力を拡大し、新たな高みに引き上げていきたい」と語った。マハティール氏も「日本からの協力も再び得て、強化していきたい」と意欲をみせた。

海洋の安全保障に関し、安倍首相は共同記者発表で「南シナ海を含むインド太平洋地域を、法の支配に基づく自由で開かれたものとし、平和と繁栄のための国際公共財とすることが重要だ」と強調した。マハティール氏も「南シナ海、マラッカ海峡を含む公海を自由で開かれたものにしないとならない」と応じた。《産経新聞》

【警視庁】遺体を別人家族に引き渡し

警視庁は12日、東京都葛飾区の江戸川で昨年6月に見つかり、直後に死亡した30代男性の遺体を、誤って千葉県松戸市の40代男性の妻に引き渡していたと発表した。今年5月に40代男性が帰宅し、誤りが判明した。

警視庁によると、40代男性は千葉県警に行方不明届が出されていた。警視庁が妻や親族ら3人に遺体の容貌や背格好を確認してもらったところ、いずれも本人で間違いないと話したため引き渡した。

ところが、約1年後の今月6日、妻から「夫が5月に帰ってきた」と連絡があった。遺体から採取していた指紋を調べた結果、警視庁に不明届が出されていた葛飾区の30代の男性と判明した。《共同通信》



6月12日 その日のできごと(何の日)