平成10745日目
2018/06/09
この日のできごと(何の日)
【東海道新幹線車内殺傷事件】
9日午後10時ごろ、神奈川県の東海道新幹線新横浜-小田原間を走行していた東京発新大阪行きのぞみ265号で、男が複数の乗客を刺し、30代男性が死亡、女性2人が重傷を負った。神奈川県警は殺人未遂容疑で自称愛知県岡崎市蓑川町の無職の自称小島一朗容疑者(22)を現行犯逮捕。「新幹線内で殺意をもって人を刺したことは間違いない」と容疑を認め「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」と供述しているという。なたで、男性の首の付け根付近を切り付けたとの情報がある。
県警が詳しい状況を調べている。JR東海によると、車内では午後9時47分ごろに非常ブザーが鳴った。事件との関連は調査中としている。東海道新幹線は事件発生を受け、東京-小田原間の下りで運転を見合わせた。JR東海によると、のぞみ265号は16両編成で、乗客は約880人だった。
「助けて」「怖い」。車内では乗客が逃げ惑い、叫び声が上がる異様な状況になった。14号車付近の喫煙所にいた大津市の男性会社員(29)は、事件発生直後に若い女性ら20~30人がパニック状態で逃げてくるのを目撃。車両の通路には無数の血痕が連なり、車内は騒然となった。
新幹線は新大阪行きの終電。イベント帰りとみられる女性らで混雑していた。「何事かと思った。まさか事件とは」と驚いた様子で話した。15号車に乗っていた男性会社員(39)によると、走行中に前方の車両から多くの人が「助けて」などと叫びながら逃げ込んできたという。その後車内アナウンスでは、事件があったこと、容疑者の身柄が確保されたことなどが知らされた。
「とにかく前に」「刃物を持っている」。9号車に乗っていた男性(44)の耳にも次々と乗客の叫び声が飛び込んできた。涙を流しながら、全力で駆け抜けていく乗客ら。身を守るためなのか、取り外した座面を手にした人もいたという。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【皇太子同妃両殿下】銀婚式
皇太子さま(58)と皇太子妃雅子さま(54)は9日、銀婚式を迎え、宮内記者会の質問に文書で回答された。
互いに感謝の思いを伝え合うとともに、天皇、皇后両陛下の姿を心に留め、国民の幸せを願いながら公務に取り組んでいく決意を示された。雅子さまが質問に回答するのは、2003年に療養に入られてから初めて。
皇太子さまは、家族の絆のありがたさを実感されている。夫婦円満のため、相手を思いやり、大変な時も「笑い」を忘れないことを心がけられてきたという。
雅子さまは「沢山たくさんの喜びも悲しみもありました」と25年を振り返られた。傍らでいつも優しく支えてくれた皇太子さま、見守ってくれた両陛下、国民への謝意をつづられた。《読売新聞》
【天皇皇后両陛下】福島で原発避難者励ます
全国植樹祭の式典出席などのため福島県入りした天皇、皇后両陛下は9日午後、いわき市にある復興公営住宅「北好間団地」を訪問された。東京電力福島第1原発事故で避難している被災者と懇談、天皇陛下が「これから良い生活を築いていかれるよう願っています」と励ました。東北の東日本大震災の被災地訪問は最後となる見通し。
北好間団地には、原発から数キロ圏内にある富岡、大熊、双葉、浪江の4町などの住民が生活している。
震災時、浪江町に住んでいた鈴木智子さん(66)は、原発事故で不安な日々を過ごしていた当時の状況を説明。天皇陛下は「最初は情報がなくて大変でしたね」と語り掛けた。《共同通信》
【秋篠宮同妃両殿下】ハワイから帰国
米ハワイを訪問していた秋篠宮ご夫妻は9日、民間機で帰国された。
ご夫妻は5日間の滞在中、日本人のハワイ移住150周年記念式典に出席するなど各地で日系人との交流を重ねたほか、ハワイ州知事と会見するなど国際親善に努められた。ポリネシア文化を研究する博物館やハワイ大のタロ芋農場などに足を運び、現地の文化や自然にも触れられた。《読売新聞》
【テニス・全仏オープン】第14日
テニスの全仏オープンは9日、パリのローランギャロスで第14日が行われ、女子シングルス決勝で第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第10シードのスローン・スティーブンス(米)を3―6、6―4、6―1で破り、四大大会初制覇を果たした。
8日の男子シングルス準決勝では、連覇を狙う第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第5シードのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)に6―4、6―1、6―2で快勝。10日の決勝で第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と戦う。《読売新聞》
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テニスの全仏オープン車いす部門は9日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝で国枝慎吾(ユニクロ)がグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に7―6、6―0で勝ち、3年ぶり7度目の優勝を果たした。
国枝は「(第1セットの)タイブレイクはすごく攻撃的にプレーできた。今は間違いなく2、3年前よりいいテニスができている」と語った。
女子シングルス決勝では上地結衣(エイベックス)がディーデ・デフロート(オランダ)に2―6、6―0、6―2で逆転勝ちし、2年連続3度目の優勝を飾った。《読売新聞》