平成10562日目

平成29年12月8日(金)

2017/12/08

【名張毒ぶどう酒事件】名古屋高裁、再審認めず

三重県名張市で昭和36年に女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件で、奥西勝元死刑囚=収監先で病死=の妹、岡美代子さん(88)が申し立てた第10次再審請求に対し、名古屋高裁(山口裕之裁判長)は8日、請求を棄却する決定をした。

名張事件を巡っては、一審の無罪判決が二審で逆転の死刑判決となり、その後最高裁で確定。第7次再審請求で一度は再審開始が認められたものの、取り消される異例の展開をたどった。

弁護団は第10次請求審で、混入された毒物が確定判決認定の農薬「ニッカリンT」ではないとの意見を補強する実験データの他、瓶の封かん紙に付着していたのりの鑑定や自白に基づいた再現実験の結果などを提出。犯行可能なのは奥西元死刑囚だけだったとする確定判決の信頼性を崩す新証拠と主張した。

検察側は、毒物を特定する実験方法について、温度条件で大きく影響を受け、再現性は乏しいとし、のりの鑑定と再現実験も科学的合理性や妥当性を欠くなどと反論した。

奥西元死刑囚は平成27年10月、八王子医療刑務所で肺炎のため89歳で死去した。有罪判決を受けた人が死亡するなどした場合、刑事訴訟法は配偶者や兄弟姉妹らが再審請求できると規定。岡さんが同11月に請求していた。《産経新聞》

【小野寺五典防衛相】巡航ミサイル導入を発表

小野寺五典防衛相は8日午前の記者会見で、戦闘機用の長距離巡航ミサイル導入に向けた関連予算を平成30年度予算案に計上する方針を正式に発表した。「相手の探知範囲や射程の圏外から日本に侵攻する部隊に対処することで、より効果的かつ安全に作戦を行えるようになる」と導入理由を語り、弾道サイル防衛にあたっているイージス艦の防護にも「必要不可欠だ」と強調した。

一方、「敵基地攻撃能力は米国に依存しており、今後も日米の基本的な役割分担の変更は考えていない」と敵基地攻撃能力との関連を否定し、長距離ミサイル導入は「専守防衛」に反しないと強調。夏の概算要求で計上しなかったのは「導入できるかどうか、相手側(製造国)の考えが固まってなかった。その後調整がついた」と説明した。

導入するミサイルは3種類。ノルウェー製の「JSM(ジェイエスエム)」は射程500キロで、F35A最新鋭ステルス戦闘機への搭載を予定。米国製の「JASSM(ジャズム)」「LRASM(ロラズム)」は射程900キロ程度で、F15戦闘機を改修して搭載する。いずれも対地攻撃能力があり、JSMとLRASMは対艦攻撃もできる。《産経新聞》

【エルサレム首都問題】国連安保理で米批判相次ぐ

国連安全保障理事会は8日(日本時間9日)、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことを受け緊急会合を開催した。各理事国からは、中東和平の進展を阻むとして、米国の決定に批判や懸念が相次いだ。

会合後、安保理で米国と行動をともにすることが多い英仏を含む欧州5カ国は、米国の決定に異議を唱える共同声明を発表し、米国の孤立ぶりが鮮明となった。

会合では、エルサレムの帰属は、イスラエルとパレスチナの2国間で決めるべきだとする意見が相次ぎ、スウェーデンのスコーグ国連大使は「決定は、国際法やこれまでの安保理決議と矛盾する」と述べ、「すでに地域の不安定化が進んでいる」と非難した。

これに対し、ヘイリー米国連大使は、「イスラエルには全ての国と同様に、首都を決定する権限がある」と強調。また「国連は長年にわたり、イスラエルに敵対的な姿勢を示してきた」と国連批判を展開した。

英仏などはアラブ諸国の意向を注視しており、9日のアラブ連盟外相級会合の結果を踏まえた上で、今後の安保理での対応を検討する見通し。米国は拒否権を持つため、非難決議などが採択されることはない。《産経新聞》

【西武・菊池雄星投手】2億4千万円で更改

今季パ・リーグで最多勝利や最優秀防御率などのタイトルを獲得した西武の菊池雄星投手(26)が8日、埼玉県所沢市のメットライフドームで契約更改交渉に臨み、1億4千万円増の2億4千万円でサインした。

入団8年目の今季は26試合に登板して16勝6敗、防御率1・97の好成績で、最多勝利などの投手部門のタイトルを獲得。「1年間をけがなく投げきれたことがうれしい」と振り返った。将来的には大リーグ挑戦を視野に入れる菊池だが、この日の交渉で話題には上らなかったという。

菊池は来年2月の春季キャンプが始まるまでの間、2度にわたり渡米して自主トレーニングを行う予定。「来季は200イニングに挑戦していきたい」と決意を新たにした。(金額は推定)《産経新聞》

【大谷翔平選手】エンゼルス入りが決定

日本ハムからポスティングシステムによる米大リーグ移籍を表明していた大谷翔平(23)の行き先は、西海岸の強豪エンゼルスに決まった。

大谷の代理人と球団が8日、それぞれ発表した。背番号は「17」に決定。大谷の入団記者会見は9日(日本時間10日)、カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアムで、ファンに公開して行われる。

交渉期限の22日(日本時間23日)まで2週間を残しての、早期決着となった。日本ハムには、譲渡金最高額の2000万ドル(約22億7000万円)がエンゼルスから支払われる。

大谷の代理人のネズ・バレロ氏は「翔平は各球団の提案に全て目を通した。簡単な決断ではなかったが、最大の理由は、エンゼルスに真の絆を感じたことだ。彼自身が目標を実現するために最高の環境だと考えている」とコメント。《読売新聞》

【野村沙知代さん】死去

プロ野球のヤクルト、楽天などで監督を務めた野村克也氏(82)の妻で、「サッチー」の愛称で親しまれたタレントの野村沙知代さんが8日午後4時9分、東京都内の病院で亡くなった。85歳。福島県出身。葬儀・告別式は未定。

1932年生まれ。70年に都内の中華料理店で当時南海(現ソフトバンク)の選手兼任監督だった野村氏と相席したことで知り合い、78年に結婚した。

野村氏がヤクルトの監督就任後から、辛口のタレントとしてテレビ番組などに出演した。96年に新進党から衆院選に比例区から出馬したが落選。その際に経歴詐称疑惑で告発され、さらに女優の浅香光代との批判合戦が“ミッチー・サッチー騒動”としてテレビのワイドショーで取り上げられるなど、世間を騒がせた。《スポニチ》

【野村克也氏】「いい奥さんでした」

最愛の妻であった沙知代さんが85歳で突然亡くなったことに、夫の野村克也氏(82)も驚きとショックを隠せなかった。8日、病院から都内の自宅へと帰宅。報道陣に対応した。

「昨日までは普通に元気でした。兆候は全くなかった。突然のことでびっくりしています。突然死みたいなものだと思います」と話した。今朝も朝食をともにし、そこまでは容体の悪化などは感じられなかったという。

ただ、「朝、ご飯を食べていて。一口だけ食べたらいらないとなり…。そのあたりからおかしいなと」。その後は何を問いかけても返事ができない状態となり、午後には病院へ搬送された。

「我々もうこんな歳だから、俺の方が先に逝くだろうと話していたのに…」と肩を落とした。「死因も分かりません。今、お医者さんに調べてもらっているところです」とし、憔悴(しょうすい)しきった様子をみせながらも、気丈に言葉をつないで丁寧に対応した。「どんな奥様でしたか?」という問いかけには「いい奥さんでしたよ」とうなずいて答えた。《スポニチ》

12月8日のできごと