平成10401日目
2017/06/30
この日のできごと(何の日)
【将棋・加藤一二三九段】引退会見
長く将棋のトップ棋士として活躍し、惜しまれながら20日に現役を引退した加藤一二三・九段(77)が30日、東京都渋谷区の将棋会館で記者会見し、「(1982年に)念願の名人を獲得したことが最大の思い出。今はすっきりした気持ちです」と63年間にわたる棋士人生を振り返った。
現役最高齢記録を持つ“伝説の棋士”は「自分が対局した90パーセントは名局と思っている」と時折、笑顔を見せて思いを語った。
加藤九段は福岡県出身。54年、当時の最年少記録となる14歳7カ月でプロ入りし、史上初めて中学生で棋士に。公式戦の通算勝利数は歴代3位の1324勝(1180敗)。《共同通信》
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【稲田朋美防衛相】改めて辞任を否定
稲田朋美防衛相は30日午前、閣議後の記者会見で、東京都議選(7月2日投開票)の応援演説で「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」と発言した問題について「しっかりと職責を果たしていきたい」と述べ、防衛相を続投する考えを示した。そのうえで発言について「誤解を招きかねないため、改めて撤回し、おわび申し上げる」と謝罪した。
稲田氏が27日夜に国会内で記者団に発言を撤回し、防衛相辞任を否定して以降、公の場でこの問題に関して発言するのは初めて。
稲田氏は発言が公職選挙法違反にあたると指摘されていることについて、「公選法を順守することは基本で、地位を利用する選挙運動は全く意図していなかった」と釈明。「防衛相として防衛省、自衛隊に感謝する趣旨はあった。誤解を招きかねないので撤回する」と語った。《毎日新聞》
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稲田朋美防衛相が東京都議選の自民党応援で「自衛隊としてもお願いしたい」と発言したことを謝罪したのを受け、野党は30日、安倍晋三首相への罷免要求を強めた。民進党の野田佳彦幹事長は「首相は自衛隊最高指揮官として任命責任が厳しく問われる」と述べた。自民党の茂木敏充政調会長は「緊張感と責任感を持って政治に取り組む」と訴えた。
首相は東京都小金井市で応援演説したが、稲田氏の問題に直接言及せず、自身の国会対応を反省し「政策が届かない状況をおわびしたい」と語った。菅義偉官房長官は記者会見で「(稲田氏には)今後も誠実に職務に当たってほしい」と罷免要求を拒む考えを示した。《共同通信》
【政府】福島再生方針改定
政府は30日、東京電力福島第1原発事故からの復興に向けた福島復興再生基本方針の改定を閣議決定した。立ち入りが制限されている帰還困難区域に人が住めるよう復興拠点を設け、避難指示の解除に向け、除染と道路などのインフラ整備を国費で推進。復興拠点は、放射線量の低減や経済活動の再開が見込まれることなどを考慮して国が認定する。原発事故で避難した子どもへのいじめ防止に取り組むことも明記した。
改正福島復興再生特別措置法が5月に成立したことを受けた対応。復興拠点の正式名称は「特定復興再生拠点区域」。《共同通信》
【外務省】「ゴルゴ13」が安全対策指南
外務省は30日午前、海外に進出する中小企業の関係団体を集めた会合を省内で開いた。人気漫画「ゴルゴ13」の主人公が安全対策を指南する漫画を配布。バングラデシュで昨年7月1日、邦人7人が殺害された飲食店襲撃テロから1年になるのを踏まえ、岸信夫外務副大臣が安全確保を徹底する必要性を訴えた。
会合は、海外邦人安全協会や日本在外企業協会などの幹部が参加する「中堅・中小企業海外安全対策ネットワーク」。岸氏は「全国津々浦々の企業関係者が(漫画を)入手できるよう協力をお願いしたい」と述べた。
外務省は、バングラデシュのテロを受け、海外で活動する邦人の安全対策を強化した。《共同通信》
【自民党・二階俊博幹事長】自身の発言に対する報道を批判
自民党の二階俊博幹事長は30日、差別用語を使って北朝鮮を批判した自身の発言に関する報道ぶりを非難した。「言葉一つ間違えたら、すぐにいろんな話になる。どういうつもりで書いているか知らないが、お金払って(新聞などを)買ってもらっていることを忘れては駄目だ」と述べた。東京都国分寺市での都議選応援演説で語った。
メディアの報道が選挙に与える影響にも言及し「落とすなら落としてみろ。マスコミの人たちが選挙を左右すると思ったら大間違いだ。マスコミが偉いと言ったって、限度がある」と強調した。《共同通信》
【米・トランプ大統領】韓国・文在寅大統領と会談
トランプ米大統領と韓国の文在寅大統領は30日にワシントンで会談し、共同声明を発表した。核問題解決に向け、北朝鮮に「最大の圧力」をかけることを確認。対話については「適切な環境下で」との条件を付けた。トランプ氏は記者会見で、米韓自由貿易協定(FTA)の再交渉要求や在韓米軍駐留費の韓国分負担の見直しにも言及した。
共同声明は、外交・安保分野で米韓が緊密に連携するため、外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)の定例化で合意。7月上旬にドイツでの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて安倍晋三首相を交えた日米韓の首脳会談を開くことやトランプ氏の年内訪韓も確認した。米韓間の懸案となっている米軍の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の韓国配備問題については、ともに言及を避けた。《共同通信》
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米ホワイトハウスで開かれた6月30日の米韓首脳会談で、より良い取材位置を求めて韓国の報道陣が大統領執務室で押し合いとなり、トランプ大統領から「おい君たち、落ち着け」と叱られる一幕があった。米メディアが報じた。
並んで着席していたトランプ氏と韓国の文在寅大統領に突進するように執務室に入った報道陣。トランプ氏の脇にあったテーブルに記者やカメラマンがぶつかるなどして、卓上の電気スタンドが大きく揺れた。
ホワイトハウスのスタッフがとっさに手で押さえて無事だったが、トランプ氏は顔を紅潮させて「どんどん行儀が悪くなっているな」と苦言を呈した。《共同通信》