平成10315日目

2017/04/05

この日のできごと(何の日)

【安倍晋三首相】新人公務員に訓示

安倍晋三首相は5日、東京都内で開かれた国家公務員合同初任研修の開講式で、新人職員約750人を前に訓示し「美しい言葉を重ねても、結果が出なければ、意味がない。政策が実現するまでやり抜く『行動する行政官』となってほしい」と呼び掛けた。


https://www.kantei.go.jp/

訓示で、池田勇人首相のブレーンとして「所得倍増計画」の推進に大きな役割を果たした経済学者下村治氏が、旧大蔵省の若手公務員時代に自らの発意で闇市の物価調査を始めたと紹介し「いかなる時も『現場』を大切にしてください」と求めた。

さらに、「皆さんには、先送りすることなく、しっかり解決していく責任がある」と強調した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【大阪市】同性カップルを里親認定

親の不在や虐待などから家庭で暮らせない子どもを育てる養育里親に、大阪市が30代と40代の男性カップルを認定したことが5日、市などへの取材で分かった。2人は2月から、市側に委託された10代の男の子を預かっている。厚生労働省は「同性カップルを認定した事例はない」としており、全国初とみられる。

社会が多様化する中、市は2人の里親制度への理解、経済的な安定など生活状況を詳細に調査した上で認定した。自治体によっては、同性カップルを男女の結婚に相当する関係と認める動きもあるが、里親は夫婦や個人が認定されており、同性カップルに対し慎重な意見もある。《共同通信》

【天皇皇后両陛下】スペイン国王夫妻招き宮中晩餐会

国賓として来日したスペイン国王フェリペ6世夫妻を招き、天皇、皇后両陛下が主催される宮中晩餐(ばんさん)会が5日夜、皇居・宮殿で開かれた。皇太子ご夫妻をはじめ皇族方が陪席し、招待客らと親交を深められた。

国王は2014(平成26)年、父の前国王カルロス1世が高齢などを理由に退位したのに伴って即位。昨年4月にも国賓で来日予定だったが、国内情勢を理由に中止し、両国の外交関係樹立150周年を来年に控えて改めて訪れた。

天皇陛下は晩餐会の冒頭、1549年に宣教師のフランシスコ・ザビエルが渡来したのに始まる両国間の長年の交流を振り返り「双方の国民が更に深くお互いを理解しつつ協力していくことを、心から願ってやみません」とごあいさつ。国王が答礼のスピーチをして乾杯した。《産経新聞》

【茨城県・橋本昌知事】7選出馬表明

茨城県の橋本昌知事(71)は5日の定例記者会見で、9月の任期満了に伴う知事選に、7選を目指して無所属で立候補する意向を表明した。橋本氏は石川県の谷本正憲知事と並び現職最多の6期目。当選すれば単独で現職知事として全国最多となる。

橋本氏は会見で「市町村などから大変多くの出馬要請を頂いたので、そういった声に応えたい。住んで良かったと思われる県をつくりたい」と述べた。

知事選ではIT企業役員の大井川和彦氏(53)も出馬を表明、自民党が推薦を決めている。

橋本知事は東海村出身。1993年、ゼネコン汚職で逮捕された当時の知事の辞職に伴う出直し知事選で初当選した。《共同通信》

【自民党】駐韓大使帰任に批判続出

自民党は5日、外交部会などの合同会議を開いた。韓国・釜山での慰安婦少女像設置に対抗し、一時帰国させた長嶺安政駐韓大使の帰任について「納得できない」などと批判が相次いだ。

像撤去への具体策を求める声が多く出たほか、中断している通貨交換(スワップ)協定協議など他の措置は継続すべきだとの意見があった。

山田賢司衆院議員は「一時帰国は撤去に有効でなかった。腰砕けになるならやらない方がましだった」と酷評した。北朝鮮の軍事的脅威に備える必要があるとして、容認する意見もあった。《共同通信》

【野党】復興相発言を批判

野党は5日、今村雅弘復興相が東京電力福島第1原発事故に伴う自主避難者への対応を質問した記者に暴言を吐いたことに関し「閣僚の資質がない」(民進党の榛葉賀津也参院国対委員長)などと一斉に批判した。菅義偉官房長官は「指摘を受け止め、閣僚として職責を果たしてくれると思う」と辞任を否定した。

榛葉氏は記者会見で「謝ればいいという問題ではない。ふるさとに帰りたくても帰れない自主避難者の心をどれだけ傷つけたか。怒りを覚える」と強調。共産党の穀田恵二国対委員長も「資質に疑念を持たざるを得ない」と非難した。《共同通信》

【岐阜県美濃加茂市・藤井浩人市長】2期目に意欲

汚職事件を巡り逆転有罪判決を受け上告中の岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(32)が5日、任期満了に伴う5月21日投開票の市長選に無所属で出馬すると明らかにした。市内で記者会見し「次の4年で市民の声をさらに形にしたい」と2期目への意欲を述べた。

藤井氏は、在任中に有罪判決が確定すれば失職することについて「自分は無罪を確信している」と改めて潔白を主張。「1月の出直し選で、裁判を背負って市長を続けることに多くの支持をいただいた。今後も無実を訴えながら市政を進める責任がある」と述べた。《共同通信》

【北朝鮮】新型ミサイルを発射

北朝鮮は日本時間の5日午前6時42分ごろ、日本海側の東部・新浦付近から北東方向に弾道ミサイル1発を発射、約60キロ沖合に落下した。米太平洋軍は新型中距離弾道ミサイル「KN15」と推定。日本政府は厳重抗議した。日米韓は北朝鮮が6日からの米中首脳会談をけん制、さらなる挑発行動に出る恐れもあるとみて警戒している。

安倍晋三首相は「安全保障上の重大な挑発行為であり、国連安全保障理事会決議に明確に違反し、断じて容認できない」と厳しく非難した。落下場所は日本の排他的経済水域(EEZ)の外で、船舶などへの被害は確認されていない。《共同通信》

【アウン・サン・スー・チー氏】ロヒンギャへの迫害「民族浄化」に当たらず

ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は5日夜に放映された英BBC放送のインタビューで、西部ラカイン州でのイスラム教徒少数民族ロヒンギャへの迫害について「民族浄化」には当たらないと述べた。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は2月、ロヒンギャの殺害や強姦に軍や警察などの治安機関が組織的に加担していたとの報告書を発表。「民族浄化」との指摘も出ており、ミャンマー政権の事実上のトップであるスー・チー氏への批判が強まっている。《共同通信》

【大岡信さん】死去

「連詩」を海外に広めた詩人で、朝日新聞のコラム「折々のうた」や評論でも知られた文化勲章受章者の大岡信さんが5日午前10時27分、誤嚥性肺炎による呼吸不全のため静岡県三島市の病院で死去した。86歳。静岡県出身。

東京大文学部を卒業後、読売新聞外報部記者の傍ら、同人誌「櫂」やシュールレアリスムの研究会で詩を作り、1956年に詩集「記憶と現在」を刊行。評論「蕩児の家系」で69年に藤村記念歴程賞を受賞した。《共同通信》



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