平成10302日目
2017/03/23
この日のできごと(何の日)
【森友学園・籠池泰典氏】「首相夫人から100万円」
参院予算委員会は23日、大阪市の学校法人「森友学園」の理事長退任意向を表明している籠池泰典(本名・康博)氏の証人喚問を行った。
籠池氏は2015年9月5日に講演に訪れた安倍昭恵首相夫人から「安倍晋三からです」として100万円の寄付を受け取ったと詳述。評価額よりも8億円安い国有地払い下げを巡る政治家の関与について「あっただろうと認識している」と証言した。小学校設置で協力を依頼した先として自民党や日本維新の会の3人の政治家の名前を挙げた。
首相は寄付の事実関係を否定している。菅義偉官房長官は記者会見で、寄付や口止めなどを重ねて否定した。《共同通信》
◇
与党は23日、森友学園の国有地取得に関し、安倍晋三首相の昭恵夫人側の対応が影響したと指摘した籠池泰典氏の証言について「でたらめが多かった」(自民党参院幹部)と断じ、野党から出ている昭恵夫人の国会招致には応じない姿勢を示した。自民党の下村博文幹事長代行は「籠池氏の発言に惑わされる必要はない」と力を込めた。
喚問後、自民党の竹下亘国対委員長は「明らかに一区切りが付いた」と強調。
籠池氏が昭恵夫人から100万円の寄付を受けたとする証言について、公明党の山口那津男代表は「裏付け証拠を一切出すことができないやりとりだった」と述べ、信ぴょう性を疑問視した。《共同通信》
◇
野党は23日、国有地取得を巡る森友学園の籠池泰典氏による証言について「(疑惑の)幕引きでなく、幕が開いた状態だ」(蓮舫民進党代表)として、安倍昭恵首相夫人らの証人喚問を求めた。森友問題への関与を強く否定してきた安倍晋三首相らを引き続き徹底追及する方針だ。
蓮舫氏は記者会見で、昭恵夫人の担当職員が籠池氏に送ったファクスに関し「単なる問い合わせを超えた口利きや、あっせんの疑念が浮かんだ」と強調。
共産党の小池晃書記局長も「首相が関係していた強い疑いがある。非常に重大な問題だと認識している」と述べた。日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事らの喚問も要求した。《共同通信》
◇
安倍昭恵首相夫人は23日夜、自身のフェイスブックで、森友学園の籠池泰典氏が国会で証言した内容に反論するコメントを発表した。寄付金や講演料の受け渡しは「ありません」と明記。小学校建設地の定期借地契約を巡って籠池氏から、具体的な依頼を受けていないとした。
籠池氏と面会時、夫人担当の政府職員に席を外すよう指示したとの同氏の説明に対し「言いませんし、そのようなことは行いません」と強調。政府職員から、国有地を巡る籠池氏の問い合わせに回答するとの報告を受けたことは認めた上で「内容には関与しておりません」とした。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【野球日本代表・小久保裕紀監督】帰国会見
野球の国・地域別対抗戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の小久保裕紀監督が23日、米国から帰国後、東京都内のホテルで記者会見を行い「素晴らしい選手たちに囲まれ、恵まれ、一緒に戦えたことは私自身の人生の宝物」とすがすがしい表情で語った。
2大会連続の準決勝敗退に終わった今大会をもって、2013年10月から率いてきた日本代表監督を退任することを決めている。重責を担った期間を振り返り「代表監督はやさしいものではなかった」と実感を込めて話した。どういうメンバーを集めるか、各チームのトップの選手をどう起用するかに苦心したと言う。《共同通信》
【旅客船セウォル号】船体が水面上に
韓国海洋水産省によると、韓国南西部、珍島沖で2014年4月に沈没した旅客船セウォル号の引き揚げ作業で、23日未明、船体の一部が水面の上まで浮上した。同省は順調に進めば、船体をドックに乗せて完全に浮上させ、約87キロ離れた木浦の港へ運ぶ方針だ。
事故では295人が死亡し9人が行方不明になった。行方不明者の家族は、遺体が船内に残されている可能性があるとして引き揚げを望んできた。船体の陸揚げ後、遺体捜索と未解明の沈没原因の解明が本格化する。海洋水産省は22日朝に引き揚げ作業を始めた。《共同通信》
【ウィリアム・ハガティ氏】次期駐日米大使に
トランプ米大統領は23日、次期駐日大使に、親日派の実業家ウィリアム・ハガティ氏(57)を指名すると正式に発表した。政権移行チームで閣僚級人事などを担当し、大統領の信頼が厚いとされる。東京での駐在経験もあり、日本政府関係者は「日米関係強化につながる人事だ」と期待している。
上院の承認手続きを経て、オバマ前政権2期目に大使を務めたキャロライン・ケネディ氏の後任として就任する見通し。米国の同盟国で主要な貿易相手国でもある日本との関係構築の要となる。《共同通信》