平成10291日目

2017/03/12

この日のできごと(何の日)

【民進党・蓮舫代表】「政治人生懸け政権交代」

民進党は12日、昨年3月の結党以来初めてとなる定期党大会を都内のホテルで開いた。蓮舫代表はあいさつで、次期衆院選について「政治人生全てをかけて民進党で政権交代で実現したい」と言及。将来の脱原子力発電を目指す「原発ゼロ基本法案」を策定する考えも正式に表明した。大会では、「安倍晋三政権が推し進める強者の政治と明確に対決する」と明記した平成29年度活動方針も決めた。

蓮舫氏は大会で、「二大政党の一翼を目指す党として、(衆院)過半数の候補者擁立は絶対条件だ」と指摘。「一票の格差」是正後の衆院定数を見据え、233人以上の公認候補を擁立する考えも示した。さらに東京都議選(7月2日投開票)について「国政選挙に影響がある」と述べ、全力をあげる考えを強調。重点政策に教育無償化を掲げ、具体的な工程表を法案化する意向も明らかにした。《産経新聞》

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【政府】南スーダンに600万ドル支援

岸田文雄外相は12日、国連平和維持活動(PKO)からの陸上自衛隊撤収を決めた南スーダンでの飢饉発生を受け、600万ドル(約6億9千万円)規模の支援を行う考えを示した。数日中に発表する。熊本市で記者団に語った。南スーダン安定に向け、日本が引き続き貢献する姿勢をアピールする狙いがある。

岸田氏は「人材育成や食料援助を含む人道支援を継続、強化していく。南スーダンの国造りに積極的に貢献したい」と強調した。

政府は10日の国家安全保障会議で、5月末をめどに陸自施設部隊を撤収させることを決定。今後は民族間の対立解消や、食料支援に取り組む方針を公表した。《共同通信》

【安倍晋三首相】岩手県を視察


https://www.kantei.go.jp/

安倍晋三首相は12日、東日本大震災で被災した岩手県を視察した。視察後、岩泉町で記者団に「震災を、そして津波を決して風化させてはいけない。教訓を生かし、防災に努めていきたい」と復興に向けた決意を表明した。

東京電力福島第1原子力発電所で立ち入りが制限されている福島県内の「帰還困難区域」に関しては「長い年月がかかっても全ての区域で避難指示を解除する」と述べた。

首相は岩手県宮古市で地元の中学校の卒業式に参加し、「希望」と書いた色紙を生徒の代表に贈った。津波で大破した震災遺構の「たろう観光ホテル」や、昨年の台風10号の被害から復旧し今月から営業を再開する岩泉町の鍾乳洞などを視察した。

東日本大震災の被災地訪問は32回目で、岩手県は9回目。11日には都内の国立劇場で開いた政府主催の6周年追悼式に出席した。《日経新聞》

【山口県下関市長選】前田晋太郎氏が初当選

任期満了に伴う山口県下関市長選が12日投開票され、自民党新人の元市議前田晋太郎氏(40)が、無所属新人の元市議松村正剛氏(63)、無所属現職の中尾友昭氏(67)を破り、初当選した。下関市は安倍晋三首相の地元。同じく地元の林芳正元農相に近い中尾氏に、市議当選前に首相の秘書を務めた前田氏が挑む構図で、保守分裂選挙となった。投票率は47・09%。

前田氏は「街を元気にするには国や県とのパイプが必要」と首相の後ろ盾を強調し、世代交代を唱えた。中尾氏は住民主導のまちづくりに向けた協議会整備などの実績を掲げ少子高齢化といった課題解決へ市政を継続する必要性を訴えた。《共同通信》

【朴槿恵氏】大統領府を退去

韓国憲法裁判所が朴槿恵前大統領を罷免したことを受け、次期大統領選の有力候補者の支持率でトップに立つ最大野党「共に民主党」の文在寅前代表は12日、ソウルでの記者会見で政権奪取に意欲を表明、「朴氏は一日も早く憲法裁の決定に従う意思を示すべきだ」と述べた。ソウル中央地検は不起訴特権を失った朴氏に対する捜査を本格化し、韓国メディアによると、出国禁止措置も検討している。

朴氏は失職から2日がたった12日も大統領府公邸にとどまり「一般人の朴氏がなぜ居続けるのか」との批判が上がっている。《共同通信》

韓国憲法裁判所に罷免された朴槿恵前大統領は12日夜、大統領府から退去、ソウル市江南区の自宅に戻った。10日の失職から2日。朴氏は側近議員を通じ発表した国民向けメッセージで「時間はかかるだろうが、真実は必ず明らかになると信じている」と表明、罷免決定への不服を示唆した。朴氏が罷免後に立場を表明したのは初めて。

大統領権限の乱用などを認定した憲法裁決定受け入れを明言せず、今後の検察捜査に対しても容疑を否認するとみられる。罷免を歓迎する多数派と、反発する朴氏支持派の対立が続きそうだ。自宅周辺には、元側近や朴氏に近い議員、多数の支持者が集まった。《共同通信》



3月12日 その日のできごと(何の日)