平成10267日目
2017/02/16
この日のできごと(何の日)
【ジャンプ・高梨沙羅選手】W杯通算53勝目
ノルディックスキー・ジャンプ女子で20歳の高梨沙羅(クラレ)が16日、平昌で行われた来年の冬季五輪のテスト大会を兼ねたワールドカップ(W杯)個人第18戦で通算53勝目を挙げ、男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)が持つジャンプの歴代最多記録に並んだ。今季9勝目。
ジャンプ女子のW杯は2011~12年シーズンに始まり、高梨は6シーズン、出場89試合目で大記録に到達。1年後に五輪が開催される舞台で好飛躍を見せ、本番に向けて弾みをつけた。22日にはフィンランドのラハティで世界選手権が開幕する。15日に2季連続4度目の個人総合優勝を決めたW杯の次戦は3月12日にオスロで行われる予定。優勝すれば、男女を通じて単独最多の54勝となる。《共同通信》
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【安倍晋三首相】地元山口の物産売り込み
安倍晋三首相は16日、自民党本部で開かれた地元・山口県の物産展であいさつし「今日は県の最もおいしい、優れた名産が集まっている。大事なのは買っていただくことだ」と地元産の農産物などをトップセールスした。会場には多くの国会議員が集まり「安倍1強」を印象付けた。
あいさつで二階俊博幹事長は「今のところ、日本は山口を中心に回っている」と持ち上げ、高村正彦副総裁は山口県出身の首相が多いことを踏まえ「山口県でとれるものは何だ。一番は首相だ」と語った。
安倍首相は地元のミカンやイチゴ、ふぐ鍋などを次々と試食。鯨のソーセージやフグの加工品などを買い求めた。《共同通信》
【高市早苗総務相】ふるさと納税の返礼品是正、働き掛けで対策強化
高市早苗総務相は16日の衆院総務委員会で、過熱するふるさと納税の返礼品競争の是正について法令による制限ではなく、問題がある自治体への働き掛けなどの対策を強化していく方針を示した。「法律で禁止はできないが、課題を網羅的に洗い出し、改善の検討を進めたい」と述べた。
ふるさと納税は2008年に始まったが、法令には寄付した人への返礼品の有無や選定、調達に関する規定がなく、自治体が独自の判断で実施している。
このため、高市氏は「法律で網を掛けることはもともと考えていない」と説明。「強い問題意識をもっている」として、対策の検討を急ぐ方針を重ねて示した。《共同通信》
【民進党・蓮舫代表】連合会長と会談
民進党の蓮舫代表は16日、連合の神津里季生会長と東京都内で会談し、「2030年代」としてきた「原発ゼロ」目標の前倒しなど、党が検討する新たな原発政策に協力を要請した。神津氏は「政策の軸がぶれるのはいかがか」と懸念を示した。
これに関連し、民進党はエネルギー環境調査会を国会内で開催し、原発ゼロ目標の前倒しや再稼働条件の厳格化に関して議論した。賛否は二分され、結論は出なかった。来週にも会合を開く。
会合後、玄葉光一郎調査会長は記者団に「最初から結論ありきではない。じっくり決めてほしいとの意見がかなりあった」と述べた。会合には蓮舫氏ら約60人が出席した。《共同通信》
【防衛省】日報廃棄日は証明できず
防衛省は16日、南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊が日報の電子データを作成翌日から23日以内に廃棄していたと明らかにした上で、日本にデータが送信された後、自衛隊側がいつ廃棄したかは、システムの運用面から「確認できない」と説明した。民進党の会合で示した。
民進党は国会審議などで、防衛省が情報公開請求後に日報を廃棄し隠蔽したのではないかと追及。パソコン記録など廃棄時期が分かる証拠の提出を求めたが、防衛省は「保全上、控える」として応じなかった。同省は公開請求前には廃棄されていたとの立場を変えていないが、具体的には証明できなかった形だ。《共同通信》
【文部科学省】大学教員に延べ40人再就職
天下り規制が強化された2009年1月から16年4月末までに大学の教員として再就職した文部科学省OBが延べ40人おり、うち半数の20人は退職翌日の就任だったことが16日、分かった。国家公務員法は、利害関係先への在職中の求職活動や、省庁によるあっせんを禁じている。短期間での再就職は違法性が疑われるため、文科省調査班が重点的に経緯を検証している。
内閣府の再就職等監視委員会が1月20日公表の報告書で違法と認めた事例9件の関係先に、延べ40人の再就職先は挙げられていないが、違法の疑いがあるとした28件には含まれる可能性がある。《共同通信》
【東京都】都庁に不要金属回収箱設置
東京都は16日、東京五輪・パラリンピックのメダルに再利用するため、不要になった携帯電話などリサイクル金属の回収箱を都庁の第2本庁舎1階に設置した。
回収開始のセレモニーでは、小池百合子知事が「『もったいない』の観点と東京大会への参加意識を高めるため、隗より始めよということで都庁からスタートし、大会を盛り上げよう」とあいさつ。その後、知事自ら不要となった携帯3個を回収箱に投入した。
都によると、回収するのは携帯電話やデジタルカメラ、携帯音楽プレーヤーなど9種類の小型電子機器。
都の回収箱の受付時間は平日の午前9時半から午後5時半で、郵送では受け付けない。《共同通信》
【東京電力】福島原発にサソリ型自走ロボ投入
東京電力は16日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内にサソリ型の自走式ロボットを初投入し、本格調査を始めた。事前調査では、圧力容器直下の鉄製の作業用足場で、メルトダウン(炉心溶融)により溶けた核燃料(デブリ)の可能性のある堆積物が見つかったほか、毎時650シーベルトと高い放射線量も推定されており、ロボットに搭載したカメラや線量計などで詳しい状況を調べることでデブリを初めて確認できる可能性がある。
搭載カメラは照明付きで撮影角度を変えられる。圧力容器底部の損傷状況や線量など、廃炉作業で最大の難関とされるデブリ取り出しの方法の検討に必要な情報把握を目指す。《共同通信》
【森友学園】保護者向けにヘイト文書
大阪市淀川区の学校法人森友学園が運営する「塚本幼稚園」(同区)が、「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」などと記載した文書を保護者向けに配布し、憎悪表現に当たる恐れがあると問題視した大阪府が法人理事長の籠池泰典園長らから事情を聴いていたことが16日、分かった。
府私学課によると、昨年12月に元園児の保護者から情報提供を受け、1月12日、職員が園を訪れて籠池氏や妻の副園長と面会。籠池氏は文書を配布したことを認めた。《共同通信》
【岸田文雄外相】英・ジョンソン外相と会談
岸田文雄外相は16日(日本時間17日)、英国のジョンソン外相とドイツ・ボンで会談し、中国の東・南シナ海への積極的な進出を踏まえ、海洋での「法の支配」の確立に向けた連携で一致した。北朝鮮による核・ミサイル開発の阻止でも協力を確認した。
岸田氏は、英国が決定した欧州連合(EU)からの離脱を巡り、日本企業に悪影響が出ないよう重ねて要請した。ジョンソン氏は「英国は日本企業にとって魅力的な場所でありたい」と応じた。
岸田氏は、イタリアのアルファノ外相とも会談した。防衛装備品・技術移転協定の交渉入りを視野に、安全保障分野での協力強化で合意した。《共同通信》
【イラク】首都でテロ、51人死亡
イラクの首都バグダッド南部で16日、車爆弾によるテロがあり、ロイター通信によると、付近にいた市民ら少なくとも51人が死亡、55人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)がネット上で犯行声明を発表した。
イラクでのテロとしては今年最悪規模の被害となった。多数の重傷者がおり、死者数はさらに増える恐れがある。
イラクではISが拠点とする北部モスルの奪還作戦が進行中。劣勢のISはイラク各地でテロを多発させている。
爆発があったのは、中古車店が並ぶ地域。車爆弾が目立たぬよう、多数の車が止まっている場所を狙った可能性がある。《共同通信》
【米国、ロシア】関係改善へ一歩前進
ティラーソン米国務長官とロシアのラブロフ外相は16日、ドイツ西部ボンで会談し、両国の協力分野を模索することを確認した。米ロの軍制服組トップも16日にアゼルバイジャンの首都バクーで直接対話し、緊張緩和に取り組むことで合意。両国はオバマ前政権で冷え込んだ関係の改善に向けて一歩前進を図った。
ラブロフ氏は協力可能な分野としてテロ掃討を挙げた。だがマティス米国防長官はベルギーの首都ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相理事会閉幕後の記者会見でロシアとは「今は軍事的に協力する状況ではない」と述べ、時期尚早だとの認識を示した。《共同通信》
【船村徹さん】死去
「王将」「矢切の渡し」などのヒット曲で知られる作曲家で文化勲章受章者の船村徹さんが16日午後0時35分、心不全のため神奈川県藤沢市の病院で死去した。84歳。
東洋音楽学校(現東京音大)に進学し、ピアノと作曲を学んだ。ギターの流しなどをしながら曲を作り作曲家デビュー。1955年に出した春日八郎さんの「別れの一本杉」が大ヒットした。《共同通信》