平成10253日目
2017/02/02
この日のできごと(何の日)
【東京都江東区・山崎孝明区長】豊洲問題「風評で迷惑」
豊洲市場(東京都江東区)の地下水から環境基準を上回る有害物質が検出された問題を巡り、江東区の山崎孝明区長は2日、記者会見で「小池百合子知事の責任で安全宣言を行うことがなければ、江東区は(築地市場からの移転を)受け入れられない」と述べた。
区長に豊洲開場の許認可権はないが、地下水モニタリング調査で環境基準の最大79倍に上る有害物質のベンゼンなどが検出されたことで、区全体に風評被害が広がるとも指摘。「汚染は豊洲市場がある東京ガスの工場跡地だけ。非常に迷惑だ」と訴えた。《共同通信》
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【衆院予算委員会・浜田靖一委員長】稲田氏の答弁「長い」と打ち切り
2日の衆院予算委員会で、浜田靖一委員長(自民党)が、米軍新型輸送機オスプレイの不時着事故に関して答弁する稲田朋美防衛相に「長い」と再三注意した上、最終的に答弁を打ち切る場面があった。
共産党の笠井亮政策委員長が、事故から6日後の飛行再開を取り上げ「米軍に言われるまま再開を認めた」と追及。稲田氏は「防衛省の分析と評価を八つの項目に分けて具体的に申し上げる」と強調し、説明を始めた。
質問に直接答える内容でなかったため、浜田氏が警告したが、稲田氏は答弁を続行。浜田氏は「そこでやめましょう。一言申し上げます。質問に対して答えてください」と答弁を打ち切った。《共同通信》
【民進党】「2030年に原発ゼロ」
民進党の玄葉光一郎エネルギー環境調査会長は2日の調査会幹部会合で、新たな原発政策として策定を目指す「原発ゼロ基本法案」の骨格案を示した。「2030年代」としてきた原発ゼロ目標の「30年」への前倒しや、再稼働条件の厳格化が柱。時期に議論が集中し、結論は次回以降に持ち越した。
会合後、玄葉氏は「野党共闘のためではない。原発をベースロード電源と位置付ける自民党との対立軸をつくりたい」と記者団に述べた。目標前倒しについては賛成意見が多かったという。
蓮舫代表は3月の党大会で基本法案の方向性を打ち出したい考え。《共同通信》
【この日の安倍総理】
衆院予算委員会
安倍晋三首相は2日の衆院予算委員会で、トランプ米大統領によるイスラム圏7カ国から米国への入国を禁止する大統領令について「(昨年末に)米ハワイ・真珠湾で和解の力、寛容の心が今、日米に求められているとスピーチした。(10日の日米首脳会談で)その考え方にのっとって話をしたい」と語った。
同時に「内政問題に関わるのでコメントは差し控えている」とも述べた。先月28日のトランプ氏との電話会談で「一層偉大な国になることを期待する」と述べた真意を問われ「世界に範を垂れる偉大な国になってもらいたいという思いを込めた」と説明した。《共同通信》
【この日のトランプ大統領】
「移民制度の寛大さ利用される」
トランプ米大統領は2日、イスラム圏からの入国禁止令に関連し「米国の移民制度は世界で最も寛大だ。だが、その寛大さを利用してわれわれの価値観を損なおうとする連中がいる」と述べ、テロ対策としての入国禁止措置の正当性を強調した。ワシントンでの演説で述べた。
入国禁止はイスラム教徒に対する宗教差別だとの批判を念頭に「宗教の自由は神聖な権利だ」と指摘。その上で「その権利が脅威にさらされている。世界は重大な脅威にさらされている」と述べた。《共同通信》
「ハーレーは米国の象徴」
米国産のハーレーダビッドソンだ」。トランプ米大統領は2日、ホワイトハウスに並べられた5台の同社製バイクの前で「選挙中はバイク乗りたちがずっと私を追い掛けてくれた」と目を輝かせた。その後の同社幹部との昼食会で「ハーレーダビッドソンは米国の象徴だ」と称賛。バイク見学中には「乗ってみては」と誘われたが「おいおい、私がバイクから転がり落ちるのを見たいのか」とおどけてみせた。
ハーレーダビッドソン社は中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーが拠点で、米国内に複数の生産工場がある。米メディアによると、販売不振で昨年10月に225人を解雇していた。《共同通信》
【沖縄県・翁長雄志知事】ワシントンで基地問題講演
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止へ向け、米首都ワシントンを訪問中の沖縄県の翁長雄志知事は2日、ジョージ・ワシントン大で講演し「今日まで何の変化もないまま沖縄の基地が維持されてきた。トランプ大統領には良い方向の変化があってほしい」と述べ、辺野古移設の見直しに期待感を示した。
翁長知事は、これに先立つトランプ氏らが出席したホテルでの朝食会で、ティラーソン国務長官と握手し「日本の沖縄県から来た翁長です」と自己紹介したことも明らかにした。同席者によると短時間のため基地問題を話す時間はなかった。《共同通信》
【岡野俊一郎さん】死去
日本サッカー協会会長として日本と韓国が共催した2002年ワールドカップ(W杯)を成功させ、長年国際オリンピック委員会(IOC)委員を務めた岡野俊一郎氏が2日午後10時56分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。3日、日本サッカー協会が発表した。85歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。
東大時代にサッカーの日本代表入り。コーチとして1964年東京五輪で8強、68年メキシコ五輪では銅メダルに導いた。70、71年には監督として日本代表を指揮。その後、日本オリンピック委員会(JOC)で日本体協からの独立に尽力した。《共同通信》