平成10199日目

2016/12/10

この日のできごと(何の日)

【JR常磐線】浜吉田ー相馬間の運行再開

東日本大震災で甚大な被害を受けたJR常磐線の相馬(福島県相馬市)―浜吉田(宮城県亘理町)間で10日、5年9カ月ぶりに運行が再開された。通勤や通学など沿線住民の暮らしを支える交通機関が再び動き出し、人々は列車が疾走する光景に街の復興を重ねた。

おかえりなさい!――。10日午前5時半すぎ、警笛を鳴らしながら一番列車が山下駅(宮城県山元町)に入ってくると、ホームにつめかけた住民や役場関係者、約300人から歓声と拍手が起きた。

「ついにこの日がやってきた」。車両の前であいさつをした斎藤俊夫・山元町長は声を詰まらせた。「共に途切れた鉄路がつながる喜びと安堵感を分かち合いたい」。その後、乗客を乗せた列車がゆっくりと仙台に向け動き出した。

この日運行を再開したのは約23キロメートル。山下と坂元(山元町)、新地(福島県新地町)の3駅が津波で流され、駅や線路を最大1.1キロ内陸側に移設し、移設区間の4割を高架化するなど大がかりな復旧工事となった。この区間の運行再開で、復旧が先行した相馬以南も仙台方面につながる。《日経新聞》

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【安倍晋三首相】福島県訪問


https://www.kantei.go.jp/

安倍晋三首相は10日、東京電力福島第1原発事故で被災した帰還困難区域の復興に向け、改めて指針を決める考えを示した。「復興には国が前面に立って取り組む。そのための基本指針を今月中に閣議決定する」と述べた。東日本大震災からの復興状況を確認するため訪れた福島県川俣町で記者団の質問に答えた。

福島の被災地復興について「政府として、今後もできることは全てやる。復興を加速させるために全力を尽くす」と重ねて強調した。

これに先立ち、ロボット産業の集積を目指す南相馬市では「最先端のロボット試験場ができ、世界中の企業がやってくる」と期待感を表明した。《共同通信》

【新千歳空港】大雪で252便欠航

発達した低気圧の影響で北海道は10日、各地で激しい雪となった。札幌管区気象台によると、札幌市では午後3時現在の積雪が65センチに達し、12月上旬としては1987年(68センチ)以来、29年ぶりの大雪となった。市内を走る路面電車も始発から運休が続いた。

新千歳空港では同日夕まで断続的に滑走路を閉鎖し除雪作業が進められた。国土交通省新千歳空港事務所によると午後9時現在、新千歳―羽田間を中心に252便が欠航、もしくは欠航を決めた。空港で泊まる人もおり、2千人分の毛布が用意された。鉄道はポイントが切り替わらなくなるなどしたため、JR北海道のまとめで新千歳空港と札幌などを結ぶ快速エアポートなど計192本が運休した。《朝日新聞》

【フィギュアGPファイナル】羽生結弦選手が4連覇

フィギュアスケート男子の2014年ソチ冬季五輪王者、羽生結弦(22)=ANA=が10日、フランスのマルセイユでのグランプリ(GP)ファイナルを合計293.90点で制し、男女を通じて初の4連覇を達成した。

宇野昌磨(18)=中京大=は282.51点で昨年に続いて3位となり、女子でも宮原知子(18)=関大=が自己ベストの合計218.33点で2年連続の2位。日本勢が平昌五輪のプレシーズンで大きな存在感を示した。《共同通信》

【ノーベル賞】授賞式

ノーベル賞の授賞式が10日夕(日本時間11日未明)、スウェーデンの首都ストックホルムで開かれ、大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)が医学生理学賞を受賞した。文学賞に選ばれた米国のミュージシャン、ボブ・ディランさん(75)は授賞式を欠席した。平和賞の授賞式はノルウェーの首都オスロであり、南米コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領(65)が受賞した。《朝日新聞》

【自民党・石破茂元幹事長】1月解散「あり得る」

自民党の石破茂元幹事長は10日のTBS番組の収録で、来年1月の衆院解散について可能性はあるとの認識を示した。「前回衆院選から2年たっており、十分あり得る」と述べた。他の理由として、報道機関による世論調査での高い内閣支持率や、安倍晋三首相の米ハワイ真珠湾訪問など外交成果が見込まれることを挙げた。

民進党の蓮舫代表との7日の党首討論で首相が応酬を展開したことを念頭に「野党と話をする時は、言い負かせばいいのではなく、その向こうの国民に語り掛けるのが大事だ」と指摘した。《共同通信》

【民進党・原口一博元総務相】難病公表

佐賀1区選出の民進党衆院議員、原口一博元総務相(57)が10日、自身のホームページ(HP)や短文投稿サイト「ツイッター」で、検査の結果、遺伝性の骨の難病と診断されたことを公表した。骨が折れやすくなる国指定の難病の「骨形成不全症」とみられる。

原口氏はHPのほかツイッターを連続更新し、親族らへの影響も懸念されるため難病の公表については、「困難を極める。子供、親族にまで迷惑が及ぶ。その個体に遺伝がなければそこで私の難病は後世には伝わりません」と心情を吐露。その上で、難病解決のためにはデータの蓄積が必要などとして公表に踏み切ったとした。

自身は議員を続ける考えで、「難病の国会議員には国を引っ張ることができないのでしょうか?私はそうは思いたくないと考えています。幸い、症状を改善させる薬も発見されています。同じような生きづらさを感じて頑張る皆さんと希望の糸を紡ぎたい」と書き込んでいる。《産経新聞》



12月10日 その日のできごと(何の日)