平成10070日目

2016/08/03

この日のできごと(何の日)

【第3次安倍再改造内閣】発足

第3次安倍再改造内閣は3日夕、皇居での認証式を経て発足した。安倍晋三首相は官邸で記者会見し、衆参両院の憲法審査会で所属政党にこだわらず、政党の枠を超えて改憲論議を深めるよう要請した。

担当相を新設した働き方改革を巡り、働き方改革実現会議を開催し、2016年度内を目途に具体的な実行計画を取りまとめる方針を打ち出した。18年9月までとなっている自身の自民党総裁任期の延長については「全く考えていない」と否定した。《共同通信》

野党は3日、第3次安倍再改造内閣の顔触れについて「新鮮味がない」(民進党幹部)などと一斉に批判した。憲法9条改正が持論とされる稲田朋美氏の防衛相起用は、改憲論議の促進をにらんでの布陣だとして警戒感をあらわにした。

民進党の福山哲郎幹事長代理は、TPPの国会審議を控える農相の交代を問題視し「国民への説明責任を果たす姿勢として不誠実だ」と強調した。

共産党の小池晃書記局長は「経済政策を含め基本路線を引き継いだ暴走継続内閣」と指摘。生活の党の小沢一郎共同代表は「もはや首相のお友達だけの閉鎖的な自己満足集団だ」とのコメントを発表した。《共同通信》

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【悠仁親王殿下】縄文文化をご体験

秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さま(9)は3日、新潟県津南町を訪れた。町は日本有数の豪雪地帯で、縄文時代の遺跡が点在する。悠仁さまは「農と縄文の体験実習館 なじょもん」で縄文土器を手にしたり、復元された竪穴式住居の中に入ったりした。

地域の暮らしを伝える歴史民俗資料館では、ご夫妻と悠仁さまは、長い冬場の生活や仕事に欠かせない「そり」について詳しい説明を受けた。案内した町教育委員会の佐藤雅一・ジオパーク推進室長は「秋篠宮さまの民俗学の造詣の深さを知ることができた。悠仁さまは魚を捕る道具に興味を示され、とても素直で元気でした」と話した。《朝日新聞》

【佐ノ山親方】九重部屋を継承

元大関・千代大海の佐ノ山親方(40)=大分県出身=が3日付で年寄「九重」を襲名し、元横綱・千代の富士の前親方が死去した九重部屋を継承した。日本相撲協会が同日発表した。

元千代大海の九重親方は1日に九重部屋で取材に応じた際、亡くなった前親方について「血のつながりはないが、父親としてずっと思っていた」と心境。九重部屋付き親方として弟子の指導に当たっていたが「生前時、次におまえが引っ張っていけと言われていた。これから不安にならないように頑張らせていただきます」と決意を述べていた。《共同通信》

【北朝鮮】弾道ミサイル1発を発射

北朝鮮は3日、弾道ミサイル1発を西部から東岸沖に向け発射した。日本の防衛省によれば、弾道ミサイルは秋田県男鹿半島沖の西方250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられている。

北朝鮮の弾道ミサイルの弾頭部分が、日本のEEZ内に着水したのは初めて。先端を覆うカバーなどの部品は、1998年に太平洋、2009年に日本海のEEZに落ちたことがある。

安倍晋三首相は3日、北朝鮮の弾道ミサイル発射について「日本の安全保障上の重大な脅威で、許しがたい暴挙」と非難した上で、米国・韓国と連携し毅然と対応すると述べた。《朝日新聞》

【自民党】新幹事長に二階俊博氏

自民党は3日午前の臨時総務会で、二階俊博総務会長(77)を幹事長に起用するなど、新役員を正式に決めた。二階氏のほか、総務会長に幹事長経験者の細田博之幹事長代行(72)、政調会長に茂木敏充選対委員長(60)、選対委員長には古屋圭司元拉致問題担当相(63)を充てた。高村正彦副総裁(74)は再任され、新役員は、当選11回の二階氏ら党重鎮が並ぶ安定した重厚な布陣となった。

このほか、細田氏の後任には下村博文総裁特別補佐(62)が就任。佐藤勉国対委員長(64)は、9月召集予定の臨時国会に合わせて衆院議院運営委員長に推す方針だ。後任の国対委員長には竹下亘前復興相(69)が就いた。《産経新聞》

【ネパール】新首相にダハル氏

ネパール議会は3日、オリ政権の崩壊に伴い、ネパール共産党毛沢東主義派のプスパ・カマル・ダハル議長を首相に選出した。2008~09年に首相を務めたダハル氏にとって2度目の登板となる。

昨年4月のネパール大地震からの復興途中の首相交代となった。迅速な復興や新憲法下での地方選、国境封鎖を図った南部少数派との和解など課題が山積。オリ政権時代に急接近した中国との親密な外交方針を継承するかも注目されそうだ。

毛派は議会第3党で、連立を組んでいた第2党の統一共産党のオリ政権から離脱。第1党のネパール会議派との連立で合意し、新政権の主導権を握った。《共同通信》

【ジンバブエ】デモ隊鎮圧

アフリカ南部ジンバブエの首都ハラレで3日、政府の経済政策に抗議し、ムガベ大統領の退陣を求めていたデモ隊を、警官隊が放水銃や催涙弾で鎮圧した。フランス公共ラジオなどが伝えた。7月には退役軍人の団体がムガベ政権支持から批判へと転じ、政権への圧力が高まっている。

デモ隊は5月に発表された米ドルと等価の銀行券を発行するとの政策の撤回を要求し、「ムガベは退陣すべきだ」などのプラカードを掲げていた。

1980年の独立以来、ムガベ氏はジンバブエの実権を握り、激しい野党弾圧などで、欧米から「独裁者」と批判されている。《共同通信》

【米大統領選】クリントン氏「トランプ・ブランドは中国製」

米大統領選の民主党候補クリントン前国務長官は3日、コロラド州のネクタイ製造会社を訪問し、共和党候補のトランプ氏が「職を取り戻す」と訴えながら自社製品は海外拠点で製造していると批判。「なぜトランプ・ブランドのネクタイは中国でつくられているのか」とやゆした。

クリントン氏は、トランプ・ブランドのネクタイを掲げ「米国を再び偉大にすると言うなら、米国で物をつくることから始めるべきだ」と指摘。米国の労働者の雇用機会を奪っていると主張した。

一方のトランプ氏はフロリダ州の集会で、過激派組織「イスラム国」(IS)の「創始者」とクリントン氏を非難した。《共同通信》



8月3日 その日のできごと(何の日)