平成10036日目

平成28年6月30日(木)

2016/06/30

【河野義行さん】メディア批判の複雑な胸中

長野選挙区(改選数1)

参院選(7月10日投開票)の長野選挙区(改選数1)は、民進党新人の元TBSキャスター、杉尾秀哉氏が全国的な知名度を生かしてリードし、自民党現職の若林健太元外務政務官らが猛追する展開となっている。こうしたなか、1994年に起きた「松本サリン事件」の被害者で、報道被害まで受けた河野義行氏(66)が6月30日、松本市内で行った講演が波紋を呼んでいる。マスコミ関係者への痛烈な批判が込められていたのだ。

「間違った報道は、場合によっては人を死に追い込む。当時、私も『今、死ねたら楽だな』と思ったくらいだ」

河野氏は、報道被害の実態について、集まった市民ら約70人を前にこう語った。

衝撃の事件は94年6月27日深夜に発生した。松本市の住宅街に神経ガス「サリン」が散布され、8人が死亡した。実は、オウム真理教の犯行だったが、警察や報道によって、まったく無実の河野氏の関与が疑われ、「発生からたった2日で、世間から殺人鬼と呼ばれるようになった」という。

最終的に、国家公安委員長が河野氏に謝罪し、マスコミ各社が訂正記事や謝罪文を掲載する事態となった。

このタイミングでの講演会開催は、市民の間で「(発生から20年以上過ぎて)事件を風化させるべきではない」との声が高まったことに加え、杉尾氏の出馬も背景にあるという。「河野氏は、事件報道に携わった杉尾氏に複雑な思いを抱えているようだ」(市政関係者)。

講演では、河野氏からマスコミ関係者への苦言が相次いだ。

「間違った報道は、自殺者が出るぐらい危険なもの」「(マスコミの)幹部であれば『変えていこう』という提案もできる。そういうことをしていない。そういう人が命を大事にしているといえるのか」

「命を『軽いもの』と見ている。私にはそんな風に思えてしまう。そういうような人が『国政にチャレンジする』と言ったって、本当にこの人たちが国民の命を守れるのか」

杉尾氏を意識しているように聞こえる。

河野氏は最後に、「(参院選では)どういう方が信頼できるのか、どういう方にこの国を託したいのか、ということを皆さん、真剣に考えてほしい」と呼び掛けて講演を締めくくった。《夕刊フジ》




【東京都知事選】自民党、桜井俊氏の擁立を断念

舛添要一前東京都知事の辞職に伴う知事選(7月14日告示、31日投開票)で、自民党は30日、都連が出馬を打診した前総務事務次官の桜井俊氏(62)の擁立を断念した。

自民党内には桜井氏出馬への期待が大きかっただけに、同党は早急に擁立候補の選定を迫られることになる。出馬を表明している同党の小池百合子元防衛相(63)を軸に調整が進められそうだ。《産経新聞》

【自民党】岡田氏の質問状に「回答しない」

自民党は30日、民進党の岡田克也代表が安倍晋三首相あてに送った参院選の争点に関する公開質問状について「回答しない」と口頭で民進党側に伝えた。理由については「選挙とは各党が政策を国民へ直接訴えるべきものだ。街頭に出て大いに訴え、審判を仰ぐべきだ」との主張を自民党のフェイスブックに掲載した。

フェイスブックでは、今回の参院選で党首討論は既に7回行われたが、旧民主党政権時代の2010年の参院選では5回だったとも指摘した。

民進党は党首討論の開催を申し入れたが、自民党が応じないため、29日に経済▽社会保障▽憲法▽政治とカネ−−の4テーマについての見解を聞く質問状を送り、回答を求めていた。

これに関連し、岡田氏は30日、千葉県柏市の街頭演説で、党首討論に応じない首相について「(首相は)政策論争に勝つ自信がない。(有権者を)目隠しして聞こえなくして、とにかく自分に入れろと言っているが、民主主義の基本に反する」と批判した。《毎日新聞》

【東海ラジオ】生放送中の「暴行」で番組打ち切り

ラジオ番組の放送中のスタジオで共演者をマイクで殴り、けがを負わせたとして逮捕されたタレントの宮地佑紀生(本名・宮地由紀男)容疑者(67)が司会を務める東海ラジオ「宮地佑紀生の聞いてみや~ち」(月~木曜後1:00)が30日に生放送され、同局が謝罪コメントを発表。同日をもって番組を打ち切ることも発表した。

番組には安蒜豊三アナウンサー(50)と青山紀子アナウンサー(46)が代役として出演。宮地容疑者が生放送中に共演する神野三枝(50)に全治10日の怪我を負わせたことや、神野が放送後に愛知県警に被害届を提出したことなど事件の経緯を説明した。《スポニチ》

【プロ野球・広島】12連勝ならず

広島2―5ヤクルト◇30日◇マツダ

セ・リーグ首位を独走する広島が2―5でヤクルトに敗れ、今月12日に行われた楽天との交流戦(コボスタ宮城)以来18日ぶりとなる黒星。勝てば1984年4月にマークした球団記録へ32年ぶりに並ぶはずだった12連勝を逃した。

広島・中村恭平投手(27)、ヤクルト・村中恭兵投手(28)と名前のまぎらわしい両先発左腕の投げ合いでも話題を呼んだ1戦。広島はこの3連戦すべてで先制点を失うスタートとなった。先発の中村恭が2回、先頭・山田に与えた四球から1死二塁とされ、雄平の右前打で先制を許すと、4回には3連打で無死満塁のピンチを招き、雄平に4連打目となる2点適時打を左前へ打ち返されて3点のビハインド。さらに大引にも中前へ適時打を許し、4点を追う展開となった。

直後に迎えた4回の攻撃では先頭・丸の右越え二塁打から1死三塁とし、鈴木の中犠飛で1点、5回には2死走者なしから代打・会沢が右中間二塁打で出塁し、田中の右前打でさらに1点を加えて2点差に詰め寄った。だが、ヤクルト2番手・平井に6、7回の2イニングを新井の内野安打1本に抑えられ3三振。9回の守りでは、この回から登板した5番手・今村が無死一、三塁から山田の右犠飛で1点を失った。

18年ぶり9連勝、22年ぶり10連勝、32年ぶりの11連勝と白星を積み重ねてきた広島。だが、32年ぶりの球団タイ記録12連勝はならず、小休止となった。4回で70球を投げ、7安打4失点の先発・中村恭は今季初黒星。《スポニチ》

【松橋事件】再審決定

熊本県松橋(まつばせ)町(現宇城市)で昭和60年、知人男性=当時(59)=を刺殺したとして殺人罪などに問われ、懲役13年が確定し、服役した熊本市の宮田浩喜さん(83)の再審請求審で、熊本地裁(溝国禎久裁判長)は30日、再審開始を認める決定をした。

事件では、宮田さんと犯行を結び付ける証拠は自白しかなかった。決定は、弁護団が「新証拠」として提出した凶器の小刀の形状と被害者の傷痕が一致しないとする鑑定書などに基づき「自白は重要部分に客観的事実との矛盾が存在する疑義が生じており、信用性が揺らいでいる」と指摘し「有罪認定に合理的な疑いが生じた」と判断した。

弁護団は鑑定書のほか、犯行時、小刀に巻き付けたとされた「布切れ」も新証拠として提出していた。宮田さんは「犯行後に燃やした」と自白したが、決定は「新証拠によって、布切れが燃やされておらず、血液も付いていないことが判明した」とし、凶器は小刀でない可能性に言及した。

宮田さんの供述内容が変遷したことについては「取調官に迎合して作り話をした疑いがある」とした。

検察側は新証拠について「新規性、明白性がなく、再審を認める理由に当たらない」としていた。熊本地検の大久保仁視次席検事は「意外な決定だ。上級庁と協議の上、適切に対応したい」とのコメントを出した。

宮田さんは捜査段階で犯行を自白したが、一審熊本地裁の公判途中から否認に転じて無罪を主張。61年の熊本地裁判決は自白の任意性、信用性を認めて懲役13年とし、二審福岡高裁も支持した。平成2年に最高裁が上告を棄却し、刑が確定した。《産経新聞》

【フィリピン・ドゥテルテ大統領】就任宣誓式

フィリピン大統領選で当選したロドリゴ・ドゥテルテ氏(71)の就任宣誓式が30日、首都マニラのマラカニアン宮殿で行われた。任期は6年。

南部ダバオの市長時代から、中央政界のエリートに反発する姿勢を続け、就任式は招待客約600人の地味な規模。メディアとの摩擦から記者会見を拒否しており、式典取材も大幅に制限された。

南シナ海問題では、フィリピンが求めていた常設仲裁裁判の裁定が7月12日に予定される。ドゥテルテ氏は、裁定を受けて対応を決める方針だが、「対中強硬派」だったアキノ政権から路線転換し、中国との対話に意欲を見せている。

大統領就任後3カ月以内の「犯罪一掃」を訴えており、式典終了後の30日午後に早速、閣僚に指名した側近らと初閣議を開く予定。死刑制度の復活や、憲法改正による連邦制の導入などを政策方針としている。《産経新聞》

6月30日のできごと