平成9940日目
2016/03/26
この日のできごと(何の日)
【北海道新幹線】新青森〜新函館北斗開業
北海道と本州を結ぶ初めての新幹線「北海道新幹線」(新青森−新函館北斗、148.8キロ)が26日、開業した。新青森以南の東北新幹線との直通運転で東京−新函館北斗は最速4時間2分で運行され、東北や関東とのビジネスや観光の交流拡大で地域の経済活性化が期待される。1964年の東海道新幹線開業から52年を経て、北海道から九州・鹿児島まで約2150キロが新幹線で結ばれた。
この日、北海道北斗市の新函館北斗駅で記念式典があった。石井啓一国土交通相が「外国人を含め多くの観光客が訪れ、効果が表れることを期待している」とあいさつ。JR北海道の島田修社長は「道民の悲願だった開業を迎え、これからが新たな始まりだ。安全運転を実行していきたい」と述べた。鳴海正駅長がホームで右手を上げ「出発」と合図すると、午前6時35分、東京行き一番列車「はやぶさ10号」が出発した。
北海道新幹線はJR北が運行し、通常は1日13往復する。「はやぶさ」は東京−新函館北斗が10往復、仙台−新函館北斗が1往復。「はやて」は盛岡、新青森と新函館北斗間を各1往復する。東京−新函館北斗の最速列車は1日上下計3本。在来線と乗り継ぐ東京−函館では開業前より1時間〜1時間半の短縮となる。
最高時速は260キロ。ただし、青函トンネルを含む約82キロの区間では貨物列車と線路を共用し、最高時速を140キロに制限。空路より新幹線を選ぶとされる「4時間の壁」をクリアできなかった。
列車は全席指定で、東京−新函館北斗の運賃と特急料金は総額2万2690円(通常期の普通車指定席)。普通車とグリーン車、最上級車両のグランクラスがある。《毎日新聞》
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【競馬・ドバイ国際競走】
競馬のドバイ国際競走は26日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのメイダン競馬場で行われ、ドバイ・ターフ(1800メートル芝、GI)でライアン・ムーア騎乗のリアルスティールが優勝した。日本馬は海外GIで通算29勝。
UAEダービー(1900メートルダート、GII)では武豊騎乗のラニが1着となり、同レースで日本馬初勝利を挙げた。ユウチェンジが3着、オンザロックスが5着に入った。
アルクオーツスプリント(1000メートル芝、GI)ではベルカントが12着に沈んだ。ドバイ・ゴールドカップ(3200メートル芝、GII)ではネオブラックダイヤが8着だった。ドバイ・シーマクラシック(2410メートル芝、GI)に出走したドゥラメンテ、ワンアンドオンリー、ラストインパクトの日本馬は優勝を逃した。《共同通信》
【中谷元・防衛相】名護市・稲嶺進市長と会談
中谷元・防衛相は26日、沖縄県を訪れ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する稲嶺進名護市長と同市内で会談した。中谷氏は移設に関する政府の考え方を説明し理解を求めたが、稲嶺氏の姿勢は変わらず、双方の溝は埋まらなかった。
中谷氏は沖縄県との訴訟和解に関し「訴訟合戦を繰り広げ、普天間飛行場が固定化されれば、非常に良くない。大事なのは危険性の除去だ」と強調。「代替施設は従来の普天間の機能を強化した新基地ではなく、負担は増大しない」と述べた。
稲嶺氏は「辺野古に来ても同じ危険性がある」と反対する考えをあらためて表明した。《共同通信》
【大阪・八尾空港】小型機が墜落、炎上
26日午後4時25分ごろ、大阪府八尾市の八尾空港で、「小型飛行機が墜落した」と八尾空港事務所から119番があった。八尾市消防本部によると、墜落したのは空港内の滑走路付近。小型機は墜落後に炎上し、消防車5台が消火活動にあたった。現場にはドクターヘリが駆けつけ、小型機に乗っていた4人全員の死亡が確認された。
国土交通省によると、墜落したのは単発小型機のムーニーM20C。神戸空港を離陸し、八尾空港に着陸する際、誘導路上に墜落した。消防局などによると、機体は滑走路で前にのめり込んだ状態で停止し、前方が激しく損壊しているという。
八尾空港は大阪市営地下鉄谷町線八尾南駅の東約1キロで、周辺には住宅や学校などが立ち並ぶ地域。平成20年8月には、着陸しようとしていた民間の小型飛行機が空港近くの国道170号に不時着する事故が発生し、両翼や尾部が折れるなど大破、操縦士ら2人が負傷していた。
【JR名松線】6年半ぶりに全線復旧
台風被害で一部が不通だった三重県中部のJR名松線が26日、6年半ぶりに全線復旧した。終点の伊勢奥津(おきつ)駅(津市美杉町奥津)で26日朝、出発式があり、地元住民や鉄道ファンらが出発する列車を見送った。
名松線は松阪駅から伊勢奥津駅の43・5キロを結ぶ路線。2009年10月、台風18号で線路に土砂が流れ込み、家城(いえき、津市白山町南家城)―伊勢奥津間の17・7キロが不通になった。JR東海は廃止を提案したが、地元住民らの署名運動などがあり、運行再開を決めた。
出発式では、同社の柘植康英社長が「今日は大変多くのお客様にお集まりいただき、改めて鉄道に対する熱い思いを感じさせていただいた」とあいさつ。松阪駅の亀田康宏駅長がホームで手を上げて合図を出すと、午前9時35分発の松阪行きの列車が約220人を乗せ、ゆっくりと発車した。《朝日新聞》
【台湾】国民党主席に洪秀柱氏
台湾の国民党は26日、1月の総統選敗北で引責辞任した朱立倫主席の後任を決める党員選挙を行い、中国との統一志向が強いと指摘される前立法院副院長(国会副議長)の洪秀柱氏(67)を選んだ。国民党のトップに女性が就任するのは初めて。
国民党は支持率の低迷が続く上、対中政策をめぐる路線対立の激化も予想され、任期が来年8月までの新主席は課題山積だ。洪氏は当選後の記者会見で、党は最も困難で苦しい時期にあるが「全力を尽くす」と抱負を述べた。
国民党によると、中国共産党の習近平総書記(国家主席)から祝電が届き、洪氏も感謝を示す電文を習氏に送った。《共同通信》