平成9701日目
2015/07/31
この日のできごと(何の日)
【さんふらわあだいせつ火災事故】
31日午後5時40分ごろ、北海道苫小牧市沖約55キロの太平洋を航行していたカーフェリー「さんふらわあだいせつ」(1万1400トン)の車両甲板で火災が発生した。乗客71人は救命いかだに乗って船を退避し、救援に駆けつけた民間船に移った。けが人がいるとの情報はない。乗員23人も退避を始めた。
第1管区海上保安本部によると、トラックが燃えたという。火災発生後、船は現場海域で停船し、消火活動に当たった。
海上保安庁によると、同庁のヘリコプターが午後7時20分ごろ、上空から船の状況を確認。右舷側に煙がたなびいているが、炎は確認されなかったという。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【中国・北京】2022年冬季五輪開催都市に決定
国際オリンピック委員会(IOC)は31日、クアラルンプールで総会を開き、2022年冬季五輪の開催都市に北京を選んだ。08年夏季五輪を開催した北京は、史上初めて夏冬五輪の開催都市となる。18年冬季は平昌(韓国)、20年夏季は東京と3季続けて東アジアで五輪が開かれる。
北京とアルマトイ(カザフスタン)が争った招致合戦は、バッハ会長や中国のIOC委員3人、11人の欠席委員を除く85人のIOC委員による投票の結果、財政力と08年五輪の経験で優勢とされた北京が勝利した。《産経新聞》
【名古屋地裁】従業員らがアリさん引越社を提訴
「アリさんマーク」のテレビCMで知られる「引越社」(名古屋市中川区)の従業員らが、客の荷物が破損した際などの弁償金を給料から天引きされるなどしたのは不当だとして、同社やグループ会社に約7000万円の支払いを求める訴えを31日、名古屋地裁に起こした。
訴状によると、同社は引っ越し作業中に発生した荷物の破損や交通事故などの賠償に必要な金額を「弁済金」名目で従業員の給料から天引きしていた。原告の元従業員Sさん(28)は「衣服が入っていた段ボールが雨でぬれた際、クリーニング代約15万円を現場にいた6人で払わされた」と振り返り、「違法に取られたお金を返してほしい」と訴えた。
代理人弁護士によると、原告は20~30代の男性従業員ら12人。東京や大阪でも同様の訴訟を予定しており、原告は計約30人に上る見込み。引越社は「訴状の内容を確認できていない。内容を精査し、対応を検討していく」とコメントした。《時事通信》
【TPP交渉】大筋合意「見送り」
環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は7月31日午前(日本時間8月1日)、最終日の協議をした。交渉の障害となっている新薬データの保護期間や乳製品の取り扱いをめぐり難航。大筋合意を目指し、対立が残る分野で交渉参加国の一段の譲歩を引き出そうと協議を続けた。
ただ、事態打開のめどは立っていない。複数の交渉関係者は今回の閣僚会合での「大筋合意を見送った」と語った。この日の協議が物別れに終われば合意への機運が失われるのは避けられない。《共同通信》
【米政府】日本を盗聴?
内部告発サイト「ウィキリークス」は31日、米国家安全保障局(NSA)が日本の経済産業相や日銀総裁、官房長官秘書官、財務省、商社など35回線の電話を盗聴していたとして、関連する米政府の機密資料を公表した。盗聴は2006年の第1次安倍政権時代までさかのぼり、日米関係や気候変動交渉に関するやりとりが主な対象という。
NSAの情報収集活動をめぐり、日本国内の具体的な盗聴対象が表面化したのは初めて。日本政府関係者は「事実だとすれば誠に遺憾だ。抗議しないといけない。まずは事実確認が必要だ」と述べた。公表されたのは盗聴内容を基に作成されたNSAの報告書など。《共同通信》
【米大統領選】黒人票獲得へ火花
来年の米大統領選出馬を表明している民主党のクリントン前国務長官(67)と共和党のブッシュ元フロリダ州知事(62)が7月31日、同州フォート・ローダデールで開催された黒人運動団体「全米都市同盟」の集会でそれぞれ演説、黒人票獲得へ火花を散らした。
AP通信によると、両党で本命視される2人が出馬表明後、同じ集会に出席するのは初めて。
クリントン氏は人種差別解消に向けた決意を強調、「口では誰にも“上昇する権利”があると言いながら(低所得者層のための医療保険制度改革)オバマケア廃止を目指すのは信用に値しない」と語った。《共同通信》
【加藤武さん】死去
劇団文学座代表で、黒沢明監督の映画などで名脇役として活躍した俳優の加藤武さんが7月31日夜、東京都内の病院で死去した。86歳。文学座によると、同日夕にスポーツジムのサウナで倒れ、病院に搬送されたという。
早大卒業後、中学教諭を経て、1952年に文学座入り。こわもての風貌と愛嬌のある演技で、悪役や個性の強い役どころを務め、北村和夫さんとともに同座の中核俳優として活躍した。
黒沢監督の「悪い奴ほどよく眠る」「乱」、今村昌平監督「豚と軍艦」、市川崑監督「犬神家の一族」など数多くの映画に出演。朗読劇や海外ドラマなどの吹き替えでも活躍した。《共同通信》