平成9672日目

2015/07/02

この日のできごと(何の日)

【皇太子同妃両殿下】トンガへ出発

療養中の皇太子妃雅子さまが2日、皇太子さまとともにトンガ王国に向けて出発し、2年ぶりの外国公式訪問を実現された。体調への負担を考慮し、現地で臨席する行事は限定されるが、宮内庁関係者は「昨年から活動の幅を広げ、自信につなげられている」と前向きに受け止めている。

訪問先のトンガは親日国として知られる。皇室とは今回戴冠式を行うツポウ6世の父、ツポウ4世の時代に交流を深め、4世は昭和天皇の大喪の礼に参列。一方、平成18年の4世の葬儀、20年のツポウ5世の戴冠式には、いずれも皇太子さまが参列されている。《産経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【ギリシャ・バルファキス財務相】「輪転機は壊した。通貨を発券する能力はない」

ギリシャのバルファキス財務相は2日、国内にはユーロに代わる紙幣を印刷する輪転機がなく、「通貨を発券する能力はない」と説明した。オーストラリアのABC放送での発言として、AFP通信が報じた。

バルファキス財務相は、ギリシャがユーロを導入する直前の2000年に、将来のユーロ圏脱退の可能性を排除するため当時の通貨ドラクマの輪転機をすべて処分する必要があったと主張、「輪転機は当時壊した。今も持っていない」と述べた。《時事通信》

【東京労働局】違法残業でABCマートを書類送検

靴の販売店ABCマートを運営するエービーシー・マート(東京・渋谷)が従業員に違法な長時間労働をさせていた疑いが強まり、東京労働局は2日、労働基準法違反容疑で法人としての同社と役員ら3人を書類送検した。

従業員に過酷な労働を強いる「ブラック企業」対策のため、同労働局は4月に「過重労働撲滅特別対策班」を設置し、大手企業に絞って調査を進めていた。同班が書類送検するのは初めて。《日経新聞》

【沖縄タイムス・琉球新報】「報道圧力発言?」を受け会見

自民報道圧力問題で琉球新報と沖縄タイムスの両編集局長が2日、千代田区の日本外国特派員協会と日本記者クラブで会見した。琉球新報の潮平芳和編集局長は「報道の自由を取り上げるという言論弾圧の発想で極めて危険だ」と指摘した。

沖縄タイムスの武富和彦編集局長は「自民党国会議員は自分たちこそが正論というおごりがある」と述べ、両氏共に「この国の報道の自由、表現の自由、民主主義は危機的な状況にある」などと警鐘を鳴らした。《琉球新報》

【沖縄県議会】百田氏と自民議員の発言に抗議

沖縄県議会は2日、自民党若手議員の勉強会で講師を務めた作家百田尚樹氏と出席議員による発言に抗議し、撤回と謝罪を求める決議を自民党を除く賛成多数で可決した。「県民を愚弄するもので、断じて許すわけにはいかない」と強調した。

決議は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)に関し「周りに行けば商売になるということで(人が)住みだした」とした百田氏の発言に反論。「先祖伝来の土地を強制的に接収された地主の苦悩を顧みず、歴史的事実を意図的にゆがめている」と非難した。

百田氏の「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」との発言を「全国の報道機関への圧力と言える」と指弾した。《共同通信》

【ASEAN】ロヒンギャ救済基金設立で合意

東南アジア諸国連合(ASEAN)は2日、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャやバングラデシュ人の漂流や人身売買について話し合う臨時閣僚会議を開き、行き場を失ったロヒンギャらを人道上の観点から救済するための信託基金を設立することで合意した。

ただ、ロヒンギャのミャンマー帰還や最終的な移住先はこの日はほとんど討議されなかった。

ASEANは9月にクアラルンプールで再び閣僚会議を開き、ロヒンギャ問題を議論。年末に「ASEAN共同体」発足を控えており、加盟国の結束に影響が出ないよう対応を急ぐ考えだ。《共同通信》

【韓国】裏金疑惑、前首相ら在宅起訴

韓国の朴槿恵大統領の側近らに裏金が渡ったとされる疑惑で、韓国検察は2日、政治資金法違反罪で李完九前首相と洪準杓・慶尚南道知事を在宅起訴した。2012年の大統領選で当選した朴氏陣営幹部に裏金が渡り、選挙資金に使われたとの疑惑については「嫌疑なし」とし、一連の捜査は事実上終結した。

4月に自殺したとみられる元建設会社会長・成完鍾氏による死亡直前の暴露に端を発し、朴政権は李氏の首相辞任という痛手を負った。ただ、朴氏自身の選挙資金をめぐる疑惑は不問となり決定的なダメージは免れた。《共同通信》

【米国務省】中国の滑走路建設「認めない」

カービー米国務省報道官は2日の記者会見で、中国が南シナ海で岩礁を埋め立てて滑走路を建設していることについて「新しい現実」として受け入れることはないと述べ、中国による一方的な現状変更を断じて容認しない考えを強調した。

米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島にある永暑(同ファイアリクロス)礁で長さ3千メートルの滑走路の整備が進み、完成間近だと分析。中国外務省は6月30日、埋め立て作業を完了したとし、施設建設を進めると表明した。《共同通信》

【イスラム国】パルミラのライオン像破壊

フランス公共ラジオによると、シリア文化省文化財博物館総局のアブドルカリム総裁は2日、過激派組織「イスラム国」が、世界遺産がある中部パルミラの博物館の外に展示されていたライオン像を破壊したと述べた。

ライオン像は高さ約3メートル、重さ約15トンの石灰岩製。1977年にポーランド調査隊が神殿で発見したとされる。

破壊は先週とみられ、総裁は、同組織が「パルミラ遺跡で犯した最も深刻な犯罪だ」と指摘した。戦闘被害を避けるため、金属板と土のうでライオン像を保護していたという。

同組織は5月20日にパルミラ市街地を制圧し、遺跡破壊の懸念が強まっている。《共同通信》



7月2日 その日のできごと(何の日)