平成9640日目
2015/05/31
この日のできごと(何の日)
【滋賀県東近江市】700キロの大凧落下
31日午後0時35分ごろ、滋賀県東近江市福堂町の運動公園で開かれていた「東近江大凧(おおだこ)まつり」で「100畳大凧」と呼ばれる縦13メートル、横12メートル、重さ約700キロの大だこが落下した。複数の観客が下敷きになるなどして4人が救急搬送され、堺市のAさん(73)が意識不明の重体となった。
他の3人のうち滋賀県愛荘町の男性(78)は胸の骨を折る重傷で、京都府宇治市の男児(7)と大阪府枚方市の男性(62)も打撲などの軽傷を負った。東近江署は実況見分し、業務上過失傷害の疑いもあるとみて関係者から事情を聴いた。
たこ揚げを指揮した東近江大凧保存会や東近江市によると、たこは約200メートルの高さまで揚がった数分後、急に傾き、数十人が座って見ていた公園のバックネット付近に落下した。4人も近くにいたとみられる。
会場では立ち入りを禁じる規制エリアが設けられ、当初は落下地点も対象だったが、当日の観客の流れを見てエリアから外していた。たこの動きに合わせて市職員らがあらためて規制しようとしたが、落下までに間に合わなかったという。
小椋正清市長と保存会の中村章副会長は市役所で記者会見し謝罪。中村副会長は落下の原因として、上空で想定以上の強い風が吹いて失速したとみられることに加え「揚げる直前に骨組みを補修し、バランスが崩れたかもしれない」と述べた。「もう少し早く規制エリアを広げれば、けが人は出なかった。申し訳なかった」とも語った。
落下を目撃した男性(70)は「たこが風にあおられ突然落ちた。『バリバリ』というすごい音がした」と振り返った。
現場はJR東海道線稲枝駅の西約6キロで琵琶湖岸に近い。彦根地方気象台によると、琵琶湖周辺は風が強く午後0時36分に強風注意報を出した。
東近江の大だこ揚げは江戸時代から続き、国の無形民俗文化財に選ばれている。まつりは毎年この時期に開かれ、今年は約3万人が訪れていた。《共同通信》
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【競馬・第82回日本ダービー】
第82回日本ダービー=東京優駿=(31日・東京10R2400メートル芝18頭、G1)皐月賞馬で1番人気のドゥラメンテ(ミルコ・デムーロ騎乗)が2分23秒2のレースレコードで優勝し、2011年のオルフェーヴル以来、史上23頭目の春のクラシック2冠を達成した。1着賞金は2億円。《共同通信》
【兵庫県警】飲酒運転で「玉突き事故」38歳兵庫県議を逮捕
兵庫県警たつの署は31日、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で、自民党所属の兵庫県議、A容疑者(38)=兵庫県太子町鵤=を現行犯逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は5月30日午後11時25分ごろ、太子町東保の国道179号で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転したとしている。
同署によると、A容疑者の乗用車が渋滞で止まっていた軽乗用車に追突するなど3台が絡む事故が発生。軽乗用車を運転していた女性(19)ら2人が軽傷を負った。A容疑者から酒のにおいがしたため、署員が調べたところ、呼気から基準を超えるアルコールが検出された。《産経新聞》
【自民党・岩屋毅元外務副大臣】自衛隊リスク「高まる」
自民党の岩屋毅・元外務副大臣は31日のNHK番組で、新たな安全保障法制整備に伴う自衛隊のリスクに関し「高まる可能性があるのは事実だ」と述べた。岩屋氏は安保法制の与党協議会に参加した主要メンバーの一人。これまで安倍晋三首相はリスク増を認めておらず、政権内で見解不一致が露呈した。野党は1日の衆院平和安全法制特別委員会で追及する。首相は野党議員に「早く質問しろよ」とやじを飛ばした問題について特別委で正式に陳謝する構えだ。
岩屋氏は「明らかに自衛隊の活動範囲や内容は拡充される」としてリスク増の可能性を明言。「リスクを極小化する手だてをしっかり講じる」と強調した。《共同通信》
【この日の安倍総理】
福島県訪問
安倍晋三首相は31日、福島県を訪れ、東北電力柳津西山地熱発電所(柳津町)などを視察した。首相は記者団に「地熱発電が持つ大いなる可能性を生かさなければならない」と述べ、国立・国定公園で開発を行う場合の環境規制緩和など、地熱の利用拡大に取り組む意向を強調した。
政府は東京電力福島第1原発事故を受け、再生可能エネルギーの利用拡大を打ち出している。地熱は低コストで安定的に発電できるメリットがあり、大規模開発への補助率引き上げや、温泉事業者への財政支援で利用拡大を後押しする。
また首相は、原発事故で被災した約8千事業者への個別訪問など、福島復興に向けた総合的な政策パッケージを6月末までに閣議決定すると表明した。
首相はこの日、郡山市で産業技術総合研究所の再生エネの研究施設を視察。仮設住宅で全村避難中の葛尾村の住民と意見交換した。《産経新聞》
【沖縄県・翁長雄志知事】ワシントンで会見
訪米している沖縄県の翁長雄志知事は31日、首都ワシントンの同県事務所で記者会見した。
「日米両国は『品格のある日米安全保障体制』でアジアや世界の安定と平和に力を合わせてほしい。そのために沖縄の基地問題を解決しなくてはならない」と語り、改めて米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設計画断念を米政府関係者らに求める考えを示した。《毎日新聞》
【ネパール】被災地域で学校再開
大地震に襲われたネパールの被災地域で31日、4月25日の地震発生以来、休校になっていた学校が再開した。全国で少なくとも約1600校が全半壊しており、竹などで作った仮設の教室に子どもたちが姿を見せた。
首都カトマンズでは、両親が子どもに連れ添い、注意深く建物の安全性を確認する姿があった。家族や友人を亡くした児童や生徒も多いことから、政府は今後、カウンセリングなど精神的なケアにも取り組む方針だ。
ネパール政府は当初、5月中旬に再開する予定だったが、5月12日にマグニチュード(M)7・3の地震が発生したため、延期していた。《共同通信》
【エジプト】旧政権与党ビル解体開始
エジプトの首都カイロで5月31日、旧ムバラク政権時代の与党、国民民主党(NDP)の本部ビルの解体工事が始まった。2011年の革命の際に放火された後、放置されていた。ナイル川に面するビルは、独裁体制の象徴的な存在だった。
ビルは「革命の聖地」と呼ばれたタハリール広場に近く、エジプト考古学博物館のそばに位置する。革命の記念碑として保存を求める声もあったが、シシ政権はことし4月、解体を承認した。工事には約3カ月かかる見通し。《共同通信》