平成9626日目

2015/05/17

この日のできごと(何の日)

【大阪都構想】「否決」

5月17日のできごと【大阪市】都構想「否決」

大阪市を廃止して5つの特別区に分割する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が17日投開票され、反対70万5585票、賛成69万4844票の僅差で否決された。これにより大阪市の存続が決まった。都構想を推進した橋下徹市長(維新の党最高顧問)は記者会見で、今年12月までの市長任期を全うした上で政界を引退すると表明。憲法改正を目指す安倍政権の戦略や野党再編の行方にも影響が及びそうだ。《日経新聞》

橋下徹大阪市長は17日夜、推進してきた「大阪都構想」が住民投票で否決されたことを受け市内のホテルで記者会見し、敗因について「しっかり説明し切れなかった。市民は非常に重い判断をした」との見方を示した。

自身と松井一郎大阪府知事の任期満了に伴い、秋にも実施される見通しのダブル選への不出馬を重ねて表明。他候補の支援などの対応について「今は何も考えていない」と述べた。

今後について「自分の人生をしっかり歩む。弁護士としてプロフェッショナルなプライドがあり、頼まれた仕事をやる。僕は国民の奴隷ではない」と述べた。《共同通信》

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【自民党・稲田朋美政調会長】安保関連法案「必要な法整備」

与野党幹部は17日のNHK番組で、自衛隊の役割拡大を図る安全保障関連法案について議論した。自民党の稲田朋美政調会長は、国際情勢の変化に伴う必要な法整備だとした上で、歯止め策も明記されていると強調。一方、民主党の細野豪志政調会長は、自衛隊の安全確保に問題点があると懸念を示した。

稲田氏は集団的自衛権について「憲法9条の中で、日本の存立が根底から脅かされている時に行使する。海外でどこへでも行って武力行使できるというのは違う」と指摘。他国軍への後方支援を随時可能とする恒久法「国際平和支援法案」をめぐり「自衛隊員の安全確保が規定されている」と述べた。《共同通信》

【福田康夫元首相】中国に自制促す

福田康夫元首相は17日、大阪府茨木市で講演し、中国による軍拡や、周辺国と領有権で対立する南シナ海への進出について「経済発展と合わせ、(周辺国への)大きな脅威となる。中国は自らの行動を反省しなければならない」と述べ、中国側の自制を促した。

歴史認識の問題を抱える中韓両国との関係について「韓国、中国といがみ合うことがあり、このような状態を続けていいのか」と強調した。「争うより一緒に解決すべき問題がある」と述べた。

福田氏は昨年7月、日中首脳会談に向けた環境整備のため中国の習近平国家主席と極秘会談しており、講演では「習氏は真面目な人で信頼したい」と評価した。《共同通信》

【安倍晋三首相】熊野本宮大社を参拝

和歌山県を訪問中の安倍晋三首相は17日、地方創生や観光振興の取り組みを確認するため、同県田辺市の熊野本宮大社や林業の現場を訪れた。熊野本宮大社を参拝後、20日の党首討論や安全保障関連法案の審議を念頭に「一層、身を引き締めて国会を頑張りたい」と記者団に述べ、論戦への意欲を示した。

熊野本宮大社は全国の熊野神社の総本宮として知られ、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる。首相は、熊野古道を活用した観光振興に関し「長い歴史を(観光に)生かしていくことが大事だ。特にヨーロッパの方々は文化に非常に興味がある」と述べた。

これに先立ち、首相は田辺市内の林業現場を視察した。《共同通信》

【川崎市】簡易宿泊所火災

17日午前2時10分ごろ、川崎市川崎区日進町の木造3階建て簡易宿泊所「吉田屋」から出火。隣接する木造3階建ての簡易宿泊所「よしの」にも燃え移り、2棟の計約1千平方メートルが全焼し、5人が死亡、19人が重軽傷を負った。宿泊客とみられる8人前後と連絡が取れておらず、神奈川県警は安否の確認を進める。《朝日新聞》

【体操・NHK杯】内村航平選手が7連覇

17日◇東京・代々木第1体育館◇男女個人総合

女子は大阪・梅花高1年の杉原愛子(15)が初優勝した。4月の全日本選手権3位の杉原は、各種目で安定した演技を披露。全日本の持ち点との合計で113・975点を出し、逆転で頂点に立った。全日本優勝の寺本明日香(19=中京大)は3位、2位には笹田夏実(19=日体大)が入った。4位の湯元さくら(18=中京大)5位の内山由綺(17=スマイル体操クラブ)までが、リオデジャネイロ五輪予選を兼ねる世界選手権(10~11月・英グラスゴー)代表に決まった。

男子は、すでに代表を決めている内村航平(26=コナミ)が7連覇を達成。2位の田中佑典(25=コナミ)と3位の加藤凌平(21=順大)が世界選手権代表入りを決めた。残りの女子1人と男子3人は、全日本種目別選手権(6月20、21日・代々木第1体育館)で決まる。《日刊スポーツ》

【MLB・レンジャーズ】藤川球児投手に戦力外通告

大リーグ、レンジャーズは17日、藤川球児投手に戦力外通告し、出場の前提となる大リーグ40人枠から登録を外したことを発表した。藤川は今後、他球団に獲得の意思を問うウェーバー公示にかけられる。名乗りを上げる他球団がなければ、マイナーリーグでプレーするか、自由契約となって移籍先を探すことになる。

藤川は2012年オフに阪神からカブスに移籍し、昨オフにレンジャーズと1年契約を結んだ。大リーグ3年目の今季は、キャンプで痛めた右足付け根の影響で、開幕から故障者リスト(DL)に入り、今月14日に復帰登板を果たしたが、中継ぎで2試合を投げて、防御率16・20だった。大リーグ通算成績は、29試合で1勝1敗2セーブ、防御率5・74。《朝日新聞》

【サウジアラビア】イエメンの空爆再開

アラビア半島のイエメンで17日深夜(日本時間18日早朝)、ハディ暫定大統領派とイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」による5日間の停戦期限が切れた。延長されるかどうかが焦点となっていたが、フランス公共ラジオによると、サウジアラビア主導の空爆が再開した。

サウジの首都リヤドでは17日から3日間の日程で事態打開に向けた政治対話の会合が開催されているが、フーシ派は不参加。アフメド国連事務総長特使は「あらゆる勢力」に対話への参加を呼び掛けているが、実現のめどは立っていない。《共同通信》

【車谷長吉さん】死去

小説「赤目四十八瀧心中未遂」などで知られる、直木賞作家の車谷長吉さんが17日、誤嚥性(ごえんせい)の窒息のため、東京都内の自宅で死去した。69歳だった。故人の遺志により、葬儀は行わない。

1945年、兵庫県生まれ。慶応大学卒業後、広告会社勤務などいくつかの仕事を経て、作家に。露悪的なまでに身辺をさらけ出し、人間の本性をえぐり出す作風で知られた。

92年に47歳で刊行した「鹽壺の匙」で、三島由紀夫賞、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞し、注目される。98年には「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞を受賞。同作は映画化もされ、話題を呼んだ。妻は詩人の高橋順子さん。《朝日新聞》



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