平成9569日目
2015/03/21
この日のできごと(何の日)
【JR石巻線】全線で運行再開
東日本大震災の津波で大きな被害を受けたJR石巻線は21日、最後の不通区間だった宮城県女川町の浦宿―女川の約2・3キロが復旧、4年ぶりに全線で運転を再開した。津波で被災したJR路線の全線再開は宮城県内で初めて。町は同日、女川駅開業に合わせ、市街地復興の本格スタートと位置付けた「まちびらき」の記念式典を開いた。
石巻線は東北線の小牛田(宮城県美里町)と女川を結ぶ約45キロ。震災で全線不通となったが、2013年までに小牛田―浦宿の運転を再開していた。
須田善明町長は「復興を通じ新しい価値を生むことが、4年前に旅立った人の無念に応える唯一の道」とあいさつした。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【第87回選抜高校野球大会】開幕
第87回選抜高校野球大会は21日、甲子園球場で開幕して1回戦3試合が行われ、史上5校目の夏春連覇に挑む大阪桐蔭のほか常総学院(茨城)八戸学院光星(青森)が2回戦に進出した。
大阪桐蔭は一回に2点を先制すると、その後も着実に加点。田中が4安打に抑えて完封し、東海大菅生(東京)に8−0で完勝した。
二回に荒原の本塁打で先制した常総学院はその後も攻撃の手を緩めず、春夏通じて初出場の米子北(鳥取)を14−1と圧倒し、優勝した2001年以来の春勝利を挙げた。八戸学院光星は八回に打者12人の猛攻で7点を奪い、昨秋の九州大会を制した九州学院(熊本)を9−2で下した。
開会式では前回優勝校の龍谷大平安(京都)を先頭に糸満(沖縄)から東海大四(北海道)まで南から北の順に行進。江口主将が優勝旗を返還し、敦賀気比(福井)の篠原主将が選手宣誓した。《共同通信》
【全日本選手権モーグル】
フリースタイルスキーの全日本選手権モーグル第1日は21日、札幌市のばんけいスキー場でモーグルが行われ、女子はソチ冬季五輪代表の星野純子(リステル)が初優勝した。
星野は決勝1回目を1位で通過し、上位6人による2回目も67.80点をマークした。2位は伊藤さつき(立命大)、3位に住吉輝紗良(ニセコB&J)が入った。
男子は18歳の原大智(ジョックス)が初制覇した。2位に堀島行真(岐阜第一高)が入り、ソチ五輪代表の西伸幸(白馬ク)が3位となった。
最終日の22日はデュアルモーグルが行われる。《共同通信》
【大相撲春場所】14日目
大相撲春場所14日目(21日・大阪市ボディメーカーコロシアム)横綱白鵬が1敗、新関脇照ノ富士は2敗を守って賜杯争いが2人に絞られた。
千秋楽で白鵬が横綱日馬富士に勝つか、照ノ富士が大関豪栄道に敗れると、白鵬の6場所連続34度目の優勝が決まる。初優勝を狙う照ノ富士が勝った上で白鵬が敗れた場合は2人の決定戦にもつれ込む。
白鵬は大関稀勢の里を注文相撲で突き落とし、照ノ富士は逸ノ城を先場所に続く水入りの熱戦で寄り切った。日馬富士は大関琴奨菊に寄り切られて4敗目。豪栄道は豊ノ島を退け、琴奨菊とともに勝ち越した。小結妙義龍も勝ち越し。
十両は富士東が2敗を堅持して優勝を決めた。《共同通信》
【硫黄島】日米合同慰霊式
太平洋戦争末期の激戦地、硫黄島(東京都小笠原村)で21日、日米合同の慰霊式典が開かれた。塩崎恭久厚生労働相は「先の大戦の記憶を次世代に継承する」と誓った。ほかに中谷元・防衛相ら両国政府高官、遺族ら約550人が参列し、日米計約2万9千人の戦没者を追悼した。
今年は戦後70年の節目となるため、参列者数を昨年の式典より大幅に増やし、規模を拡大した。遺族らでつくる硫黄島協会によると、閣僚の出席は初めて。
塩崎氏は「大戦から学んだ教訓を深く心に刻み、悲惨な戦争を繰り返さない」と述べた。中谷氏は「日米両国の平和と繁栄が尊い犠牲の上にあることを決して忘れず、日米同盟の一層強化に努力する」と表明した。
島で戦闘を経験したスノードン元海兵隊中将は「『昨日の敵が今日の友』となり名誉の再会ができた」と強調。硫黄島協会の寺本鉄朗会長が開催に謝意を述べた。
日本側遺族は式典後、旧日本軍の将兵を祭る「天山慰霊碑」の前で追悼式を開催。指揮官で戦死した栗林忠道中将の孫の新藤義孝前総務相は式辞で「日本兵の遺骨収集は5割にとどいていない。全員が帰るまで硫黄島の戦いは終わらない」と指摘した。
1945年2月に島に上陸した米軍に対し、旧日本軍は地下壕から徹底抗戦。組織的戦闘が約1カ月続いた。厚労省によると、日本兵約2万2千人、米兵約7千人が死亡した。日本兵の遺骨収容は52年に始まったが、約1万2千柱が未収容となっている。《共同通信》
【京大・藤井聡教授】都構想集会には当面不参加
大阪市を廃止し、五つの特別区に分割する「大阪都構想」に反対している京都大大学院の藤井聡教授は21日、都構想がテーマの市民集会などに当面参加しない意向を明らかにした。同日、大阪市内で開かれた市民集会での講演を取りやめた。
橋下徹大阪市長(維新の党最高顧問)からの厳しい批判を踏まえ、藤井氏は「公的政治勢力の圧力にテレビ局などが屈し、(他のテーマを含め)自身の発言機会が減ることを懸念している」と理由を説明。「書籍などで問題点を訴える。自分は圧力に屈したわけではない」と話した。《共同通信》
【日中韓外相会談】早期の首脳会談開催への「努力」で一致
岸田文雄外相、中国の王毅外相、韓国の尹炳世外相は21日、ソウル市内のホテルで会談し、日中韓首脳会談の早期開催に向け努力する方針で一致した。ただ時期は決まらなかった。
過激派組織「イスラム国」を念頭に、3カ国によるテロ対策協議の再開で合意。王氏は安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話を念頭に歴史認識問題で善処を求めた。 日中韓外相会談は2012年4月以来3年ぶり。《共同通信》
【サッカー・香川真司選手】独・ブンデスリーガで23試合ぶりのゴール
サッカーのドイツ1部リーグ、ドルトムントの日本代表MF香川真司(26)は21日、敵地でのハノーバー戦に先発フル出場し、1―1の後半12分にリーグ戦では23試合ぶり(出場19試合ぶり)のゴールを決めた。香川は1ゴール1アシストの活躍で3―2の勝利に貢献した。
香川のリーグ戦での得点はドルトムント復帰戦となった昨年9月13日のフライブルク戦以来今季2点目。後半12分、MFブワシュチコフスキがドリブルで切り込み、エリア右でDFの裏に抜けたMFロイスへパス。飛び出したGKに対し、ロイスは冷静にゴール正面の香川にラストパス。香川は無人となったゴールへ右足で蹴り込んだ。
ドルトムントは前半19分にオーバメヤンのゴールで先制し、リーグ戦4試合ぶりの得点を記録。同31分に同点とされたものの、香川のゴールで勝ち越し。その4分後には香川のアシストでオーバメヤンがこの日2点目となるゴールを決めてリードを広げた。
ハリルホジッチ新監督が就任し、27日のチュニジア戦で初陣を迎える新生日本代表にとってエースの復活は何よりの朗報となる。《スポニチ》
【イエメン】米職員、一時退避
米国務省は21日、治安悪化のため、イエメンに残っていた職員を一時的に国外退避させたと発表した。
国務省は声明で、ハディ暫定大統領と緊密に連携していくことを強調。イスラム教シーア派の武装組織「フーシ派」などに暴力行為を停止するよう求めた。
イエメンでは、フーシ派が昨年9月に首都サヌアに進攻し、ことし2月に政権掌握を宣言。しかしハディ氏は受け入れず、南部アデンに拠点を移し、大統領として執務を行っている。
首都サヌアの米大使館は2月に一時閉鎖。米メディアによると、イエメンからは米軍の特殊部隊約100人が撤退を進めている。《共同通信》
【米・ワシントン】桜祭り
米首都ワシントンに春の訪れを告げる全米桜祭りの開幕式が21日開催された。歌手の渡辺美里さんやジャズピアニストの森田真奈美さんらが歌や演奏で、日米友好を願う恒例行事に花を添えた。
渡辺さんは「My Revolution」などの代表曲を熱唱。森田さんら日米のミュージシャンも次々とステージに登場し、拍手を浴びた。
桜祭りは1912年に東京から桜の苗木約3千本が寄贈されたことにちなむ行事。4月12日までの期間中に約160万人の人出が予想される。《共同通信》
【インド】カンニングで計600人退学
インド東部ビハール州の複数の学校で、進級試験を受ける生徒を親らが手助けする大胆な集団カンニングが横行、21日までに生徒計約600人が退学処分を受けた。地元メディアなどが報じた。
試験は日本の高校1年に当たる生徒が受け、将来の進学や仕事の方向性を左右する重要なテスト。17日から1週間、州内で140万人以上が受けているという。
地元テレビは、受験生の家族らが次々に校舎の外壁をよじ登り、2階や3階の窓越しに生徒にカンニングペーパーなどを渡す様子を伝えた。《共同通信》
【パキスタン】武装勢力80人殺害
パキスタン軍は21日、隣国アフガニスタンとの国境に近い北西部の部族地域カイバル地区で武装勢力に対する大規模な攻撃を行い、80人を殺害したと発表した。負傷者も約100人に上ったとしている。一方、軍の兵士7人も犠牲になった。
部族地域には、150人以上の死者を出した昨年12月の学校襲撃事件で犯行を認めたイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」などの拠点があり、軍が攻撃を強化している。
軍は昨年6月から掃討作戦を続けており、学校襲撃事件ではTTPが軍への報復を主張した。《共同通信》