平成9541日目

2015/02/21

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ紛争】停戦後初の捕虜交換

ウクライナ東部紛争の停戦合意を受け、ウクライナ政府軍と東部の親ロシア派武装勢力が21日夜、初の捕虜交換を行った。ドイツ、フランスが仲介した12日の停戦合意に沿ったもの。欧米メディアが伝えた。

親ロ派が支配するルガンスクから西に約20キロのジョロボク付近でウクライナ軍兵士139人と親ロ派52人が交換された。

親ロ派側は、ウクライナ側に引き渡した兵士は、ドネツク州の要衝デバリツェボをめぐる戦闘で捕虜にしたと説明した。

一方、停戦監視を務める欧州安保協力機構(OSCE)は21日、18日の親ロ派による制圧後、初めてデバリツェボに入り、視察した。前線からの重火器撤去を進めるため、OSCEは重火器の場所などに関する情報が必要だと訴えた。

OSCEは約30分の滞在中に約100回の銃声を確認。町の中には水や食料、医薬品、ガス、電気がなく、建物は砲撃で損壊していたという。赤十字国際委員会が食料や薬、毛布、ろうそくなどを載せた支援トラック5台と同行した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【プロ野球】

プロ野球のオープン戦は21日、宮崎、沖縄の両県で5試合が行われて開幕した。ソフトバンクがオリックスに1−0で競り勝ち、工藤新監督の初戦を白星で飾った。

巨人は開幕投手候補の菅野が3回1失点、今季から救援に回る沢村は1回無失点で広島に4−2で勝った。中日はロッテを9−4で、DeNAは阪神を7−5で下した。日本ハムと楽天は2−2で引き分けた。

ヤクルトと西武はともに22日に初戦を迎える。

オープン戦は3月22日まで行われ、公式戦は同27日にセ、パ両リーグが同時に開幕する。《共同通信》

【福岡県警】工期が遅れ建設現場を放火、31歳作業員を逮捕

福岡市中央区薬院3丁目の福岡銀行薬院支店の建設現場で外周フェンスなどが燃えた火災で、福岡県警中央署は21日、同市博多区、会社員M容疑者(31)を 現住建造物等放火未遂容疑で緊急逮捕し、発表した。M容疑者は工事の機械設備を担当しており、「工期が遅れていたので火をつければ時間稼ぎになると思った」と容疑を認めているという。 《朝日新聞》

【福岡県警】免許取り消し中に酒気帯びで追突事故、52歳僧侶を逮捕

福岡県警小倉南署は21日、北九州市八幡東区、僧侶、K容疑者(52)を道路交通法違反(無免許、酒気帯び運転など)容疑で逮捕した。「ビールを飲んで事故を起こした」と容疑を認めている。逮捕容疑は19日午前1時10分ごろ、同市小倉南区田原4の国道10号で飲酒運転し、道路脇に駐車中のトレーラーに追突したとしている。けが人はなかった。K容疑者は免許取り消し中だった。《毎日新聞》

【民主党・岡田克也代表】自衛隊海外派遣の恒久法制定を疑問視

民主党の岡田克也代表は21日、政府が他国軍の後方支援などのため自衛隊の海外派遣を随時可能とする恒久法制定を検討していることに関し「そこまで自衛隊を活用するのが必要、適切なのか。入り口の議論が先だ」と疑問を呈した。水戸市で記者団の質問に答えた。

周辺事態法を改正し、自衛隊活動を事実上制約してきた地理的概念を撤廃する政府方針にも「延長線上に集団的自衛権の行使がある。議論しなければならない点は非常にたくさんある」と指摘した。《共同通信》

【礒崎陽輔首相補佐官】改憲国民投票「遅くとも2017年春に」

自民党憲法改正推進本部の事務局長を務める礒崎陽輔首相補佐官は21日、盛岡市で講演し、改憲の国会発議を踏まえ、その賛否を問う国民投票の実施時期について「できれば来年中、遅くとも2017年春ぐらいには実施したい」と強調した。自民党は、改憲原案を16年夏の参院選後の臨時国会で国民へ発議する日程を描いている。

礒崎氏は、改憲を目指す政党の枠組みに関し「1回目は、民主党も入れてやりたい」と表明。発議には、衆参両院でそれぞれ総議員の3分の2以上の賛成が必要なことを踏まえ、幅広い合意を得たいとの考えを示した。《共同通信》

【ドバイ】79階建て超高層マンションで火災

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで21日未明(日本時間同日午前)、79階建ての超高層マンション(高さ約336メートル)から出火、周辺のマンション住民を含む数千人が一時避難した。数時間後にほぼ鎮火した。同日朝までに死者の情報はない。英字紙ガルフニューズ(電子版)などが伝えた。

住民によると、火元は50階付近とみられる。中東の衛星テレビは建物から炎が噴き出し破片が落下する映像を放映した。

マンションは超高層ビルが集まり外国人駐在員も多数居住するドバイのマリーナ地区に位置しており、約700戸の住居のほか店舗も併設。2011年に完成し、世界有数の超高層住宅という。《共同通信》

【米英外相】ロシア追加制裁を協議

ケリー米国務長官は21日、ロンドンでハモンド英外相と会談し、ロシアがウクライナの停戦合意を履行していないとして、追加の経済制裁について協議した。ロイター通信などが伝えた。

ケリー氏は「ロシアはこの数日、恥知らずで停戦に否定的な行動をしている」と非難。ハモンド氏も停戦違反だと批判した。

ケリー氏は、ジュネーブで開かれている米国とイランの核協議に合流する前にロンドンを訪問した。《共同通信》

【米・カーター国防長官】アフガニスタン訪問

カーター米国防長官はアフガニスタンを現地時間の21日、事前公表なしで訪問した。ロイター通信が伝えた。17日の就任後、初めての外遊。

カーター氏は滞在中、ガニ大統領らと会談し、反政府武装勢力タリバンとの衝突が激化する中での治安維持策などについて協議するとみられる。

米軍など国際部隊は昨年末に戦闘任務を終了。オバマ大統領は米軍を2016年末までに完全撤退させる方針だが、治安悪化を念頭に、撤退ペースを遅らせるべきだとの議論も出ている。《共同通信》

カーター米国防長官は21日、予告なしにアフガニスタンを訪問し、ガニ大統領と会談した。17日の就任後、初めての外遊。カーター氏はガニ氏と共同記者会見し、2016年末までに駐留米軍を完全撤退させる計画について、見直しも視野にアフガン側と協議を進める考えを示した。

オバマ米政権は、約1万人の兵力を今年末までに半減させて首都カブールなどに集約し、16年末までに米大使館の警備に必要な要員を残して撤退させる方針。だが、治安悪化を背景に、撤退ペースを遅らせるべきだとの議論も出ている。《共同通信》

【中国・北京市】深刻な大気汚染

北京市は21日、春節(旧正月)を祝う花火や爆竹の使用は一段落したものの、再び深刻な大気汚染に見舞われた。風向きなどの気象条件が悪く、汚染された空気がうまく拡散しなかったようだ。

在中国米大使館のウェブサイトによると、微小粒子状物質「PM2・5」を含む汚染の指数は同日午後1時(日本時間同2時)に334に達し最悪レベル「危険」(301~500)になった。

北京市など中国各地では18日深夜から19日朝にかけ、新年を祝う花火や爆竹が大量に使われ、大気汚染が悪化した。《共同通信》

【陸上自衛隊、米海兵隊】離島奪還訓練

陸上自衛隊と米海兵隊は21日午後(日本時間22日午前)、米カリフォルニア州で行っている日米共同訓練で、陸自隊員が初めて米軍の水陸両用車「AAV7」に乗り込み、敵に奪われた離島を奪還する作戦を公開した。

沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との対立を踏まえ、日米の連携を確認するとともに、離島防衛能力をアピールする狙いもある。

AAV7は海上で船舶のように航行し、そのまま上陸して走行できる。陸自は離島奪還作戦での投入を念頭に導入を決定、2017年度末に新設する「水陸機動団」に52両を配備する計画だ。《共同通信》

【マルコムX】暗殺から50年

キング牧師と並ぶ米黒人解放運動の指導者マルコムXがニューヨークで暗殺されて50年となる21日、暗殺現場跡の施設で式典が開かれ、数百人が参列した。米国では昨年以降、黒人が白人の警官に相次いで死亡させられ人種問題があらためて議論になっている。

AP通信によると、6人いる娘の1人、イリアサ・シャバーズさんは式典で「自分ができる最大限を(世間に)与えた人だった」と述べ、黒人の地位向上に果たした功績に触れた。暗殺現場跡は現在、マルコムXの記念センターになっている。

マルコムXは非暴力路線を拒み、闘争的な運動を主張。39歳の時に射殺された。《共同通信》

【坂東三津五郎さん】死去

歌舞伎俳優で日本舞踊・坂東流家元の坂東三津五郎さんが21日午前2時3分、膵臓がんのため東京都内の病院で死去した。59歳だった。本葬は25日午後3時から東京・青山葬儀所。喪主は長男、坂東巳之助氏。

九代目三津五郎の長男。1962年五代目八十助を襲名し初舞台を踏む。2001年十代目三津五郎を襲名。「蘭平物狂」などの時代物、「魚屋宗五郎」などの世話物から新作まで幅広い立ち役で優れた舞台を見せた。家の芸である踊りでも高い評価を得たほか、演劇や映画でも活躍した。06年日本芸術院賞、09年紫綬褒章受章。

13年8月に膵臓の腫瘍を公表し闘病していた。女優の守田菜生さんは長女。《日経新聞》



2月21日 その日のできごと(何の日)