平成9405日目

2014/10/08

この日のできごと(何の日)

【韓国・ソウル地検】産経新聞前ソウル支局長を在宅起訴

産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)が書いた朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領に関するコラムをめぐる問題で、ソウル中央地検は8日、「情報通信網を通して虚偽の事実を際立たせた」などとして、加藤前支局長を「情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律」(情報通信網法)における名誉毀損(きそん)で在宅起訴した。外国の記者に同法を適用して起訴するのは異例だ。

韓国の外国メディアで構成する「ソウル外信記者クラブ」は8日夜、「メディアの自由な取材の権利を著しく侵害する余地がある点に深い憂慮を表する」などとする声明を発表した。《産経新聞》

産経新聞の前ソウル支局長の在宅起訴を受け、韓国に取材拠点を置く外国メディアで組織するソウル外信記者クラブは8日、韓国の金鎮太検事総長に対し「深刻な憂慮」を表明し、同クラブ代表者との早期の面会を求める公開書簡を公表した。近く検察と大統領府に送る方針。

同クラブは書簡で、韓国ではこれまで取材環境の改善が図られてきたものの、今回の処分が悪影響を与えかねないと指摘。今後の検察の行動が報道の環境を悪化させないよう「強く求める」とした。《共同通信》

米国務省のサキ報道官は8日の記者会見で、韓国検察が朴槿恵大統領に関する記事をめぐり産経新聞の前ソウル支局長を在宅起訴したことについて「韓国の法律に懸念を有していることは既に明らかにしている」と述べた。

サキ氏は、韓国検察の捜査開始から経緯を注視してきたとした上で「(米政府は)言論と表現の自由を支持している」と強調した。

米国務省は今年2月に公表した2013年版の人権報告書で、韓国政府が国家保安法や他の法律を援用して表現の自由を制限している懸念があると指摘していた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【民主党・野田国義参議】懇ろ発言で釈明「九州ではよく使う」

民主党議員が参院予算委員会で山谷えり子国家公安委員長に対し「懇(ねんご)ろ」とやじを飛ばした問題で、民主党の野田国義参院議員が8日、記者団に自らの発言と明らかにした。「誤解を招き申し訳なかった」と釈明したが、同党執行部も含め「セクハラやじ」とは認めなかった。閣僚が標的にされた参院自民党にも徹底追及の姿勢は見えず、うやむやの決着となりそうだ。

野田氏は「思想的に親しいとの意味で使った」と述べ、セクハラの意図がないと強調。セクハラと解釈されたことに「逆に憤っている」と開き直り、発言内容への反省は皆無だった。

「九州ではよく使う言葉」とも強弁した野田氏は、古賀誠自民党元幹事長の秘書や福岡県八女市長を経て平成21年の衆院選で民主党公認で初当選。24年に落選後、25年参院選で福岡選挙区で当選した。《産経新聞》

【民主党、維新の党】初の定例協議

民主党と維新の党は8日午前、幹事長と国対委員長らによる初の定例協議を国会内で開き、9月の内閣改造で加わった新閣僚の資質を連携して追及していくことや、党首討論の早期開催を求めていくことで一致した。

協議は、臨時国会で安倍政権への対決姿勢を強めている両党が、共闘に向けて協力関係を構築するのが狙い。民主党から枝野幸男幹事長と川端達夫国対委員長、維新の党からは小沢鋭仁国会議員団幹事長と松浪健太国対委員長らが出席した。

開会中は隔週で集まり、認識を共有することも確認。枝野氏は維新側に、野党間の連携強化に向け、民主党とみんなの党の党首会談を9日に開く方針を伝えた。《共同通信》

【プロ野球・ヤクルト】新監督に真中満氏

プロ野球ヤクルトは8日、真中満チーフ打撃コーチ(43)の新監督就任を発表した。契約期間は3年。東京都内の球団事務所で記者会見した真中新監督は「2年連続最下位という厳しい状況だが、チーム一丸となって必ずいい方向に持っていけると確信している」と意気込みを話した。

ヤクルトは今季、リーグ最多の667得点を挙げた一方で、チーム防御率は4.62でリーグワーストを記録し、60勝81敗3分けに終わった。真中新監督はチーム再建に向けて「守備を含めたディフェンスが大事になる」と課題を挙げた。

真中氏は栃木県出身。栃木・宇都宮学園高(現文星芸大付高)から日大を経て1993年、外野手としてドラフト3位でヤクルト入り。2008年に引退するまでヤクルト一筋で、16年間で通算1368試合に出場し、打率2割8分6厘、54本塁打、335打点をマークした。

監督代行を含め10年途中からチームを指揮した小川淳司監督は9月22日、成績不振を理由に今季限りでの辞任を申し入れ、球団から了承されていた。《共同通信》

【プロ野球・広島】野村謙二郎監督が退任へ

広島は8日、野村謙二郎監督(48)が就任5年目の今季限りで退任すると発表した。球団側に辞任の意思を申し入れ、了承された。

野村監督は昨季終了時、松田元オーナーに伝えた辞意を翻意する形で1年契約の今季に臨んだ。レギュラーシーズンは74勝68敗2分けでチームを13年ぶりのシーズン勝ち越しに導いたが、最終戦で2位から3位に転落し、球団史上初のクライマックスシリーズ本拠地開催を逃した。今季は最後まで指揮を執る。

野村監督は2010年に就任。1、2年目はともに5位で12年は4位、昨季は3位だった。《共同通信》

【JR北海道】運転中に交流サイト書き込み 、運転士を解雇

JR北海道は8日、根室線で特急列車を運転中、私物のスマートフォンからインターネット交流サイト「フェイスブック」に書き込んだとして男性運転士(23)を懲戒解雇した。

不祥事続きの同社は4月、就業規則に「故意に鉄道の安全運行を阻害する行為を行った場合は厳しく懲戒する」との文言を加え、運用していた。

同社によると、解雇された社員は9月22日午前6時50分ごろ、北海道白糠町の白糠―古瀬間で釧路発札幌行き特急「スーパーおおぞら2号」(7両編成)を運転中、私的な内容を書き込んだ。《共同通信》

【御嶽山噴火災害】死者55人に

御嶽山(岐阜・長野県、3067メートル)の噴火で、長野県警、消防、自衛隊は8日、捜索を続行し、山頂付近で新たに心肺停止の1人を発見、死亡を確認した。死者は計55人となった。《岐阜新聞》

【台湾】ラードに飼料混入か

台湾の食品衛生当局は8日、油脂大手「正義」のラード3商品に飼料が混入していた疑いがあるとして販売停止を命じた。台湾メディアによると、正義の台湾でのラード販売シェアは約5割でトップ。検察当局が既に捜査しており、各地で問題商品の回収が始まった。

台湾では、別の大手「強冠」による廃油などを使った違法ラード販売が9月に発覚したばかり。食品メーカーやレストランが正義のラードに切り替える動きが出ていた。当局の取り締まりが不十分だとして、市民らの批判が強まっている。《共同通信》

【ウクライナ】戦闘の死者3660人に

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は8日、ウクライナ東部の戦闘による4月中旬以降の死者が今月6日時点で少なくとも3660人に上ったと明らかにした。負傷者は8756人。

9月5日にウクライナ政府軍と親ロシア派武装集団の停戦合意が成立したが、同月6日~今月6日に少なくとも331人の死亡が報告されたという。ただOHCHRは、停戦合意前の死者が含まれている可能性があるとしている。

国連のゼイド・フセイン人権高等弁務官は8日の声明で「停戦合意を尊重し、一般市民らへの攻撃を一切やめるよう全ての関係者に求める」と訴えた。《共同通信》

【イスラム国】米空爆でシリア北部から一時撤退

トルコとの国境に近いシリア北部の町、アインアルアラブの制圧を目指し攻撃を続ける過激派「イスラム国」は8日までに、既に侵入した町から部分的に一時撤退した。イスラム国を標的とした米軍主導の空爆を受け、態勢を立て直そうとしているとみられる。シリア人権監視団(英国)の情報としてフランス公共ラジオが報じた。

一方、ケリー米国務長官は6日夜と7日朝、トルコのダウトオール首相と電話会談し、アインアルアラブ情勢について協議した。陥落阻止へ向け、国境を挟んで近接するトルコに早急な軍事行動を促した可能性がある。《共同通信》

【香港】親中派議員、デモ批判開始

香港の次期行政長官選挙への民主派参加を求める大規模デモで、政府本部庁舎がある香港島のアドミラリティ(金鐘)などで8日、学生らによる幹線道の占拠が続いた。デモ開始から11日目となり、交通の遮断や議会運営への影響などを理由に、中国に近い香港の立法会(議会)議員らが一斉にデモ批判を始めた。

中国の習近平指導部は、共産党の重要会議、第18期中央委員会第4回総会(4中総会)の開幕を20日に控え、香港の動向が中国の民主派らを刺激することを警戒。早期沈静化に向け、香港の親中派を通じた世論工作を強めているとみられる。《共同通信》

【中国・北京市】深刻な大気汚染

中国の天気予報サイトによると、北京市や河南、河北両省など広い地域で8日、微小粒子状物質「PM2・5」を含む大気汚染指数が6段階のうち最悪の「深刻な汚染」(指数301以上)となった。

北京市は汚染物質が拡散しにくい気象条件が数日続くなどとして、深刻さの度合いが3番目の「黄色警報」を出した。街全体がスモッグで白色にかすみ、乗用車は日中もヘッドライトを点灯した。

北京の米大使館のウェブサイトによると、北京の大気汚染指数は午後4時(日本時間同5時)時点で410。隣接する河北省では各地で300~500となった。《共同通信》

【米国】乗客が機内で「私はエボラ」、冗談で騒動

「私はエボラだ。みんな終わりだな」。米東部フィラデルフィアからドミニカ共和国に向かっていたUSエアウェイズ機内で、エボラ出血熱に感染していると冗談を口にした米国人男性が、到着後に防護服を着た係官に連行される騒ぎがあった。

騒動が起きたのは8日。せきをしながら男性がこぼした言葉を不安に思った乗客が乗員に通報した。青い防護服で身を固めた係官が次々に客室に乗り込む光景を、多くの乗客が写真や動画で撮影していた。

男性は連行される際「冗談だった」と弁明した。感染は確認されず、パスポートにアフリカへの渡航歴はなかった。《共同通信》



10月8日 その日のできごと(何の日)