平成9251日目
2014/05/07
【この日の安倍総理】
EU首脳と会談
ベルギー訪問中の安倍晋三首相は7日午前、欧州連合(EU)のファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)、バローゾ欧州委員長とブリュッセルのEU本部で会談し、サイバー攻撃への対処について協力を進める「サイバー対話」創設で合意した。日EU経済連携協定(EPA)の早期締結を目指す方針も確認し合意事項をまとめた共同声明を発表した。《毎日新聞》
帰国の途
安倍晋三首相は7日夜(日本時間8日早朝)、欧州6カ国歴訪を終え、政府専用機でベルギーのブリュッセル軍用空港を出発、帰国の途に就いた。
ドイツ、英国、フランス、ポルトガル、スペイン、ベルギーを訪問し、各国首脳と会談。ブリュッセルでは北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)各本部を訪れた。
首相は英国のキャメロン首相と外務・防衛閣僚級協議(2プラス2)の創設に合意。フランスのオランド大統領とは防衛装備品の共同開発を進めるための協定締結交渉開始を決めるなど、安全保障面での連携強化を進めた。《共同通信》
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【福島県双葉町】小学館に抗議文
小学館の週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画「美味しんぼ」604話で、東京電力福島第1原子力発電所を訪れた主人公が鼻血を出す場面などが描かれたことに関連し、地元の福島県双葉町は7日、小学館に抗議文を送付した。
抗議文は「鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢いる事実はない」とし、作品の内容が「風評被害を生じさせ、町民のみならず福島県民への差別を助長させる」と危惧を表明している。小学館は「放射線の影響と断定する意図はない」などとする見解を公表している。《時事通信》
【滋賀県・嘉田由紀子知事】次期知事選不出馬を表明
滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は7日、大津市内で開かれた会合で、2期目の任期満了に伴う7月13日投開票の知事選に出馬しないと表明した。その後に記者会見し、出馬に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)を事実上の後継として支援する考えを示した。知事選には自民・公明両党が推薦する元内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)と、共産党推薦の坪田五久男氏(55)が立候補を表明している。《日経新聞》
【IBFフライ級タイトル戦】井岡一翔選手、3階級制覇ならず
元世界2階級王者でIBF世界フライ級8位の井岡一翔(25=井岡)が、日本人最速の3階級制覇に失敗した。同級王者アムナト・ルエンロン(34=タイ)に1-2の判定で敗れ、プロ15戦目でまさかの初黒星を喫した。アマチュア時代の08年に苦杯をなめた相手に再び敗れたが、あくまで3階級制覇を目標に再起を誓った。井岡の戦績は14勝(9KO)1敗となった。《日刊スポーツ》
【IBFミニマム級タイトル戦】高山勝成選手、2度目の防衛成功
ボクシングのダブル世界戦が7日、大阪市浪速区のボディメーカーコロシアムで開催され、セミファイナルのIBF世界ミニマム級タイトルマッチでは、王者・高山勝成(30)=仲里=が3‐0の判定で、同級10位の挑戦者・小野心(31)=ワタナベ=を下し、2013年3月にメキシコで獲得した王座の2度目の防衛に成功した。《デイリー》
【菅義偉官房長官】集団的自衛権の閣議決定「今国会こだわらず」
菅義偉官房長官は7日の記者会見で、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定を今国会中に実施するかどうかについて「特別にこだわらない。時期ありきではなく、与党の理解が必要だ」と述べ、時間をかけて調整する考えを示した。
自民党の石破茂、公明党の井上義久両幹事長は7日午前、東京都内で会談し、行使容認問題をめぐる与党協議を丁寧に進める方針を確認した。石破氏は会談で「互いに一致点を見いだせるまできちんと議論する」と述べ、慎重姿勢の公明党に配慮を見せた。《共同通信》
【政府】拉致被害者への新たな給付金検討
政府は7日、北朝鮮による拉致被害者への支援策を話し合う「関係省庁拉致問題連絡会」を内閣府で開き、既に帰国した人に加え、新たな帰国者を対象とした恒久的な給付金制度の整備を検討する方針を確認した。
既に帰国した被害者への給付金が2015年3月に期限切れとなることなどを踏まえた措置。議長を務める古屋圭司拉致問題担当相は「来年3月までに新たな制度をしっかりつくり上げ、稼働させていきたい」と述べた。
会合に出席した各府省庁のメンバーからは、既に帰国した被害者について「15年以降、順次退職年齢に達する。高齢になり医療費もかさむ」との指摘があった。《共同通信》
【タイ・インラック首相】裁判所判決で失職
タイのインラック首相が政府高官人事で職権を乱用したとされる裁判で、憲法裁判所は7日、インラック首相の行為は憲法違反とする判決を下した。違憲判決が下ったことで、憲法の規定により首相は失職する。
人事決定にかかわった9閣僚も違憲と判定され、失職することになるが、法曹界の一部で懸念されていたインラック選挙管理内閣の総退陣という事態は免れた。
問題となったのは、2011年の国家安全保障会議(NSC)事務局長の人事。判事は、首相が職権を乱用し、NSC事務局長だったタウィン氏を別のポストに異動させ、後任に首相の縁者が就くようにしたと指摘。「国のためになるとして実施された人事でない」と述べた。首相は、情実人事はしていないと主張していた。《ロイター》
【フィリピン】南沙諸島で中国漁船拿捕
フィリピン警察は7日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島にあるハーフムーン礁周辺で、違法にウミガメ漁を行っていたとして、中国漁船とフィリピン漁船の計2隻を6日に拿捕したことを明らかにした。
南沙諸島の領有権を主張する中国の反発は必至。南シナ海をめぐる両国の対立が激化する懸念もある。
中国外務省の華春瑩副報道局長は7日、南沙諸島の中国主権を主張した上で漁船や船員の即時釈放を要求。「フィリピン側が挑発的な行動をとらないよう警告する」と強調した。中国海警局の船もすでに、現場海域に到着したという。《共同通信》
【旅客船セウォル号沈没事故】階段付近に遺体多数
韓国で沈没した旅客船セウォル号の捜索で、7日までに、乗客の高校生らの遺体が沈没前にいた客室から離れた階段付近などで多く見つかった。「動かず待機して」との船内放送に従って多数が逃げ遅れたとみられるが、最終的には水に追われて脱出しようとしたことがうかがえる。
韓国政府の救助チームは同日までに、111あると推定される船室のうち、64の客室の全てに入って捜索。韓国海洋警察庁は7日夕、救助者の誤集計があったとして死者、行方不明者の合計を302人から304人に修正。これまでに269遺体を収容し、不明者は35人になった。《共同通信》
【ブラジル】警官がスト
6月にサッカー・ワールドカップ(W杯)が開幕するブラジルで7日、首都ブラジリアやリオデジャネイロなどのW杯開催都市の一部警官が時限ストライキを実施し、賃上げされなければW杯期間中に再びストを行うと訴えた。
ブラジルでは最近、強盗被害が増加傾向にあり、大会中に警官が再びストを行えば、外国人観戦客らが被害に遭う可能性が一層高まる。
地元メディアによると、ストを行ったのはブラジリア、リオ、北東部フォルタレザなどW杯開催都市の連邦警察官。連邦警察は各自治体の警察を統括するほか、交通犯罪や外国人登録、旅券発給などを担当している。《共同通信》
