平成9007日目
2013/09/05
【この日の安倍総理】
G20首脳会合
日米欧と新興国による20カ国・地域(G20)首脳会合が5日午後(日本時間5日夜)、ロシアのサンクトペテルブルクで開幕した。初日のテーマは世界経済で、安倍晋三首相は「日本経済は上向いており、デフレ状況ではなくなりつつある」とデフレ脱却に向け前進していることを表明。先進国で最悪水準の日本の財政を再建していく決意も示し、各国の理解を求める構えだ。
議長国ロシアのプーチン大統領はシリア問題を議題にする方針で、経済討議が中心のG20では、政治色が強い異例の会合となった。《共同通信》
中国・習近平国家主席と立ち話
日本政府筋は5日、20カ国・地域(G20)首脳会合の全体会合直前に安倍晋三首相と中国の習近平国家主席が立ち話をしたと明らかにした。4、5分間だったという。首相は沖縄県・尖閣諸島をめぐる両国の対立を踏まえ、対話を呼び掛けた可能性がある。
安倍政権発足後、日中首脳が言葉を交わしたのは初めて。中国は尖閣で領有権争いの存在を認めない限り、対話はしないとの立場を貫いている。今回の立ち話を受け、中国が公式の首脳会談開催に向け態度を軟化させる可能性は低い。
政府筋は「どちらともなく手を差し伸べて握手し、丁重なやりとりがあった」と説明した。《共同通信》
韓国・朴槿恵大統領と立ち話
安倍晋三首相と朴槿恵韓国大統領は5日夜(日本時間6日未明)、ロシア・サンクトペテルブルクで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会合夕食会前の懇談の場で、立ち話の形であいさつを交わした。日本の外務省が発表した。
安倍政権の発足後、日韓首脳による直接の接触が実現したのは初めて。
菅義偉官房長官は6日の会見で、日韓首脳の接触は3、4分間だったと明かし「自然な形で両首脳があいさつを交わした」と説明。「意思疎通を重ねていくことは大事だ」と評価した。《共同通信》
米・オバマ大統領と会談
安倍晋三首相は5日(日本時間同)、オバマ米大統領との会談で、日本版「国家安全保障会議(NSC)」設置、新防衛大綱の策定、集団的自衛権の憲法解釈見直しに言及し「日米同盟強化を見据えたものだ」と説明した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部移設に関しては「難局をしっかり打開したい」と述べ、移設実現に取り組む考えを強調した。
オバマ氏は、安倍首相の来日招請に対し「ぜひ調整したい」と応じ、受け入れた。ローズ大統領副補佐官によると、オバマ氏の来日は来年以降の適切な時期になる見通し。《共同通信》
アルゼンチンへ
安倍晋三首相は5日深夜(日本時間6日未明)、2020年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席するため、アルゼンチンに向け、政府専用機でロシア・サンクトペテルブルクのプルコボ国際空港を出発した。
ブエノスアイレスで開かれるIOC総会のプレゼンテーションで、五輪東京招致に向けた最後の訴えに臨む。《共同通信》
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【サザエさん】世界最長アニメに
フジテレビは5日、1969年に始まったアニメ「サザエさん」が、「最も長く放送されているテレビアニメ」としてギネス世界記録に認定されたと発表した。
同日、東京都内のスタジオで認定証授与式が開かれ、放送開始から主人公サザエさんの声を担当してきた声優加藤みどりさん(73)は「日本中のみなさんが見てくださったことの証しで、胸がいっぱい。これからも一本一本大切に続けていきたい」と喜んだ。
「サザエさん」は長谷川町子さんの同名4こま漫画が原作で、69年10月5日に放送開始。サザエさんとその家族が織りなすほのぼのとしたエピソードが幅広い視聴者に親しまれている。《共同通信》
【大阪府】南海トラフ訓練の一環で500万人に緊急メール
大阪府は5日午前、南海トラフ巨大地震対策のため府内各自治体と実施する「大阪880万人訓練」の一環として、府内にあるほぼ全ての携帯電話に緊急速報メールを一斉配信した。人口や対応機種などから、受信者は府民だけで最大約518万人と推計している。
昨年に続き2回目で、大阪府によると、国内最大規模の取り組み。大阪市を中心に近隣府県からの通勤・通学者が流入している時間帯で、実際の受信者数はさらに多い可能性がある。
メールは「実際の災害時には、身の安全を確保し、適切な情報に基づき避難してください」との文面。各自治体に携帯電話会社、鉄道会社なども加わる実行委員会の主催。《共同通信》
【岩手県議会】民主党会派が分裂
民主党を昨年離れた小沢一郎生活の党代表の地元、岩手県議会(定数48人)の民主党会派(12人)は5日、会派を二分することを決めた。会派内に党籍を持つ議員と無所属の議員がおり「政策を一致させるのが難しい」と判断したため。これにより県議会は自民党(12人)が2003年以来、10年ぶりに第1会派に復帰する見込み。
5日までに、佐々木博議長ら民主党県議3人が離党を表明した。会派内の無所属議員3人とともに今後、新会派を立ち上げる方針という。
民主党会派の代表を務める無所属の渡辺幸貫氏は「会派は同じ考えの人と組むのが原則。県民への分かりやすさが大事だ」と述べた。《共同通信》
【菅義偉官房長官】「来夏まで内閣改造せず」
菅義偉官房長官は5日午前の記者会見で、来年夏ごろまでの通常国会が閉会するまで内閣改造は行われないとの認識を示した。現体制がいつまで続くかとの問いに「常識的には通常国会が終わるまでだ」と述べた。
現内閣の体制を当面維持する理由としては「内閣として仕事をやっていく上で一定の時間が必要だ。自ら作成した予算を仕上げるのは極めて大事だ」と指摘。「国民が安倍政権に望んでいるのは、しっかりと仕事をやってほしいということだ」と述べた。
副大臣・政務官人事については、自民党の石破茂幹事長と相談し、党の主要幹部を除く人事と合わせて実施する考えを示した。《共同通信》