平成8949日目

2013/07/09

【この日の安倍総理】

雇用者増加を強調

与野党党首は9日、街頭演説などで雇用政策をめぐり論戦を繰り広げ、参院選へ支持を訴えた。安倍晋三首相(自民党総裁)は「雇用者数が60万人も増えた」と強調。民主党の海江田万里代表は「今の企業は人を大切にしない」と、労働規制緩和の動きを批判した。

首相は高知市で、有効求人倍率の改善に触れ「私たちの政策は間違っていない」と述べた。

海江田氏は埼玉県行田市で、勤務地などが限られる「限定正社員」導入促進の動きに関し「生活が不安になる」と主張した。

生活の党の小沢一郎代表は新潟県村上市で「安倍政権は非正規雇用を増やそうとしている。これでは弱肉強食だ」と指摘した。《共同通信》

尖閣で歴史問題活用と中国を批判

安倍晋三首相は9日のTBS番組で、沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返す中国をめぐり「中国は尖閣で海洋権益を増やすために歴史認識問題を活用している」と批判した。

歴史認識と外交との関係について「別問題だが、相手はそれを活用する。(歴史認識を外交問題化し)尖閣問題で(日本に)譲歩させようということが起こり得るという現実がある。われわれは妥協するつもりはない」と強調した。

尖閣諸島周辺での中国の海洋活動に関し「力による支配で現状を変えようとしている」と指摘。その上で「ルールによる支配で秩序をつくっていく」と述べ、中国との領有権問題を抱える関係国との連携を強化し、対抗する考えを示した。《共同通信》




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【ファミリーマート高野山店】世界遺産の町に初の24時間営業店オープン

世界遺産・高野山(和歌山県高野町)で、9日、24時間営業のコンビニエンスストアが、初めてオープンした。山内寺院や住民はもちろん、参拝・観光客から「とても便利になる」と喜ばれている。《橋本新聞》

【山梨県甲州市】気温39.1度

日本列島は9日も厳しい暑さが続き、山梨県甲州市で気温39・1度など、関東甲信や東海を中心とする80地点で35度以上の猛暑日となった。39度を超えたのは今年初めてで、この地点としては観測史上最高タイ記録。

気象庁によると、甲州市は盆地で風が弱かったため、空気があまり混じり合わなかったのが要因とみられる。強い日射も影響。今朝の最低気温も平年より4度高い24・0度だった。

9日昼すぎまでの最高気温は、岐阜県多治見市38・6度、甲府市38・2度、浜松市37・9度、愛知県豊田市37・7度。30度以上の真夏日は、全国の観測点927の約3分の2に達した。《共同通信》

【ロシア】交差点プロポーズに罰金

ロシア極東アムール州の州都ブラゴベシチェンスクの交差点で車両の通行を止めて女性にプロポーズした男性が、計画的に道路通行を妨げたとして約1500ルーブル(約4600円)の罰金を科されることになった。地元警察が9日発表した。

6月中旬、交差点のど真ん中に机といすを置き、花やシャンパンも準備して舞台設定。交差点の周囲では男性の友人たちが「静かに! プロポーズ中です。1分半お待ちください」と書かれた紙を持ち、通行車両に止まるよう求めた。《共同通信》

【中国外務省】日本の防衛白書に反論

中国外務省の華春瑩副報道局長は9日の定例記者会見で、日本の2013年版防衛白書が中国の海洋活動を「危険な行動」と警告したことなどに対し「中国は国際法と国内法に基づき正常な海洋活動を展開しており、非難されるいわれはない」と反論した。

副局長は沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の日中対立を念頭に「われわれは、対話と協議を通じて領土と海洋をめぐる紛争と問題を解決するべきだと主張し、そのために積極的に努力している」と強調。その一方で「いかなる国であれ中国の領土主権を侵すことは決して許さない」と述べ、尖閣周辺での中国公船の活動を正当化した。《共同通信》

【自衛隊】多国籍部隊に初参加へ

政府は9日午前の安全保障会議と閣議で、23日に期限を迎えるアフリカ東部ソマリア沖アデン湾での海上自衛隊による海賊対処活動の1年延長を決定した。12月から海自護衛艦2隻のうち1隻を米軍などが共同運用する多国籍部隊に初参加させる方針も承認した。

小野寺五典防衛相は、海賊対処は「警察権の行使」にとどまり、多国籍部隊に参加しても集団的自衛権の行使には結び付かないとの見解を表明している。

部隊は米英両国やオーストラリアを中心に構成。アデン湾を航行する民間船舶に海賊が近づかないよう「ゾーンディフェンス」と呼ばれる広範囲の監視活動をしている。《共同通信》

【福島第一原発元所長・吉田昌郎さん】死去

2011年3月の東日本大震災の際、東京電力福島第1原子力発電所の所長として原発事故の収束作業を現場で指揮した吉田昌郎氏が9日午前11時32分、食道がんのため東京都内の病院で死去した。58歳だった。告別式の日取りなどは未定。

10年6月に福島第1原発所長に就任。原発事故では、現場のトップとして主に原発敷地内の免震重要棟で作業を指示した。原子炉格納容器が水素爆発するのを 防ぐため窒素ガス注入を指示する本店幹部に対し「そんな危険なこと作業員にさせられるか」などと食ってかかることもあった。

原子炉を冷却する海水の注入中 断を東電本店から指示されたが、注水を続けた。事故後初めて報道陣の取材に応じた11年11月には、「3月11日から1週間は死ぬだろうと思うことが数度あった。炉心溶融がどんどん進み、コントロール不能になる。終わりかなと思った」と語っていた。《日経新聞》



7月9日 その日のできごと(何の日)