平成8934日目

2013/06/24

【この日の安倍総理】

衆院本会議

安倍晋三首相は24日の衆院本会議で、主要国(G8)首脳会議(ロックアーン・サミット)の首脳宣言が日本に財政再建を求めたことを踏まえ、財政健全化に向けた取り組みを加速する考えを強調した。夏までに中期財政計画を策定する方針を示しながら「これまでにない推進力で成長戦略を実行し、持続可能な財政構造の構築を進め、各国の期待にしっかりと応える」と述べた。

同時に、中期財政計画を通じて「中長期の財政展望を示し、経済再生と財政健全化の双方を実現する」と力説。「経済再生が財政健全化を促し、財政健全化の進展が経済再生の一段の進展に寄与するという好循環を目指す」と語った。《共同通信》

6月24日のできごと(何の日)【安倍晋三首相】野田前首相と対決
https://www.kantei.go.jp/

民主党の野田前首相が24日、衆院本会議で行われた安倍首相による主要8か国首脳会議(G8サミット)報告で質問に立った。野田氏の国会での質問は、首相を退いた後、初めて。

野田氏は、衆院議員の定数削減の結論を通常国会までに得るとした、自民、公明、民主の3党の合意に触れ、「だました人が悪いのか、だまされた私が悪いのか。責任をどう感じるか」とただしたが、首相は「残念ながら合意が得られていない。努力を続けることが大切」とかわした。

野田氏はまた、サミット時に日米首脳会談が行われなかったことについて「米中は(G8前に)8時間会談した。時間をとって議論すべきだった」と追及。安倍政権の金融緩和策についても「ウルトラCを超えてE難度、F難度の技に挑戦しようとしている。着地できず転び、痛い思いをするのは国民だ」と原稿なしで声を張り上げた。

首相は「(オバマ米)大統領と私は会談の長さや形式に関わらず意思疎通ができる」「(G8では)我が国の(金融)政策への懸念は特段示されなかった」と切り返した。《読売新聞》




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【田中均元外務審議官】安倍首相の非難に反論

北朝鮮外交に長く携わった田中均元外務審議官は24日、東京都内で講演し、安倍晋三首相が交流サイト「フェイスブック(FB)」で、拉致問題に絡んで田中氏を非難したことに触れ「事実誤認だ」と反論した。

拉致被害者が帰国した2002年当時、外務省アジア大洋州局長だった田中氏は「拉致被害者を北朝鮮に帰すべきだと(私が)主張したことになっているが、そうではない。政府として一時帰国しかないと決めた」と指摘。「(首相が)ネガティブに捉えているとしたら、すごく残念だ」と述べた。

安倍首相の外交姿勢にも触れ「中国をけん制するような外交はあまり得策ではない」と苦言を呈した。《共同通信》

【堺市議会】橋下、石原氏辞任要求

堺市議会は24日、日本維新の会の共同代表を務める橋下徹大阪市長の従軍慰安婦発言をめぐり、橋下氏と石原慎太郎共同代表(衆院議員)の公職辞任を求める決議を本会議で可決した。

決議は、橋下氏が旧日本軍の従軍慰安婦問題について「軍の規律を維持するために当時は必要だった」と発言したことや、石原氏が「軍と売春はつきものだ」と発言したことに抗議。両氏がこのまま、大阪市長や衆院議員に就いていることは「国際社会の信用を失い、国益を大きく損なう」とした。《共同通信》

【 0増5減】衆議院区割り法成立

衆院小選挙区の1票の格差を是正するため「0増5減」し、区割りを見直す改正公職選挙法は24日の衆院本会議で成立した。昨年の衆院選をめぐる最高裁判決を前に、格差是正に一歩踏み出した形だ。だが、5月時点の推計人口を基に試算すると、複数の選挙区でなお2倍を超える。立法府の対応は道半ばだ。《日経新聞》

【自民党、公明党】参院選へ協力徹底

自民、公明両党は24日、圧勝した東京都議選の勢いを7月の参院選勝利につなげるため自公協力の徹底を申し合わせた。参院で野党が多数を占める「ねじれ」国会解消に全力を挙げる。惨敗した民主党は海江田代表の下で参院選に臨む方針を確認、早期に態勢立て直しを図る。日本維新の会も橋下、石原両共同代表が続投し、挙党態勢の構築を急ぐ。躍進したみんなの党は独自色発揮を目指す構えだ。

菅官房長官は記者会見で、都議選結果について「参院選の前哨戦で安倍政権への評価をいただいた」と強調。参院選に関し「経済再生を前面に掲げて戦うのは当然だ」と述べ、アベノミクスを進める方針を示した。《共同通信》

【生活の党】参院選公約を発表

生活の党は24日、夏の参院選公約を正式に発表した。税金や社会保険料などの負担を除いた家計の可処分所得を10年間で1・5倍に増やし、内需拡大を図ると主張。消費税増税凍結や環太平洋連携協定(TPP)参加反対を掲げ、民主党や日本維新の会などとの違いを打ち出した。

独自政策として、高速道路料金の「安価な定額料金制」や、中学生までの子ども1人当たり年31万2千円を支給する制度の導入を挙げた。10年後の原発全廃や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外、国外移設の検討も盛り込んだ。憲法96条は「堅持する」と明記した。

【小野寺五典防衛相】フィリピン軍幹部と会談

小野寺五典防衛相は24日、フィリピン海軍司令官のアラノ中将と防衛省で会談した。沖縄県・尖閣諸島や南シナ海での領有権をめぐり周辺国と対立する中国を念頭に、ともに海洋国家として、法の支配による紛争の平和的解決を重視していく考えで一致した。

小野寺氏は会談で、両国が抱える課題について「離島や海洋権益の防衛で共通の利害を持っている。力による一方的な現状変更は認められない」と強調した。アラノ氏も「危機が増大するのではなく平和的解決をのぞむ」と応じた。アラノ氏は同日、河野克俊海上幕僚長とも会談した。《共同通信》

【日本ハム・大谷翔平選手】野手として球宴選出

プロ野球のマツダオールスターゲーム2013のファン投票最終結果が24日に発表され、投手と野手の「二刀流」に挑んでいる日本ハムのルーキー大谷がパ・リーグ外野手部門3位で選ばれた。高校出新人のファン投票での選出は2007年の田中(楽天)以来で、日本ハムでは東映時代の1962年に高校を中退して入団した尾崎が17歳で選出された例がある。《共同通信》

【陳光誠氏】中国民主化「歴史の必然」

台湾を初訪問した中国の盲目の人権活動家、陳光誠氏は24日、台北市で記者会見し、中国の政治体制を「独裁」だと批判した。「民主主義や法治は歴史の必然だ」とも述べ、中国を含むアジアの民主化を訴えた。

陳氏は、台湾の民主化をたたえる一方「(民主化を抑圧しようとする)中国当局への理解が足りない」と述べ、台湾側が危機意識を高めるよう求めた。「韓国や台湾などアジアの民主化に重要な役割を果たしている」と日本も評価した。

中国側は、陳氏が5月の欧州に続き、統一を目指す台湾も訪れたことに反発。陳氏の台湾での言動を注視する姿勢を強調した。《共同通信》

【ジュリアン・アサンジ容疑者】CIA元職員は「安全」

米中央情報局(CIA)元職員スノーデン容疑者の亡命を支援するウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジ容疑者は24日、電話記者会見を行い、スノーデン元職員について「詳しい所在は明らかにできないが、私たちと連絡を取り合っており、安全な状態にある」と述べた。

ウィキリークスはスノーデン元職員の亡命実現に向けた全面的な支援を表明。元職員にはウィキリークスの法律専門家も同行している。

アサンジ容疑者はスウェーデンでの性犯罪容疑で2010年に英国で逮捕された。保釈中の昨年6月、ロンドンのエクアドル大使館に駆け込み亡命を申請、籠城生活を続けている。《共同通信》

【自衛隊】米海兵隊と上陸訓練

米海軍と海兵隊は24日、米カリフォルニア州南部の海岸で、陸海空3自衛隊の統合部隊やカナダ軍などと合同で上陸訓練を実施し、報道関係者に公開した。米軍が28日までの予定で実施中の離島奪還訓練「ドーン・ブリッツ(夜明けの電撃戦)」の一環で、期間中で最大規模の上陸作戦の訓練。

この日はまず、海兵隊とカナダ、ニュージーランド軍の部隊が水陸両用車で上陸。続いて米海軍のホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)と、海自の輸送艦「しもきた」から出動したLCACが繰り返し陸地に乗り上げ、乗船していた陸自の部隊が次々と上陸した。《共同通信》

【ブラジル・ルセフ大統領】交通と教育改善を約束

政府やサッカー・ワールドカップ(W杯)に反発する抗議デモが続くブラジルで24日、ルセフ大統領はデモを呼び掛けた市民団体幹部から要望を聞き、公共交通や教育、医療への投資を約束、財政の透明性確保を表明した。デモは今後も予定されており、収束に向かうかは不透明だ。

ルセフ氏は大統領府で市民団体との面会後、地方政府代表との会合で「国民主導の政治改革を行う」と表明。都市間交通に500億レアル(約2兆2千億円)を追加投資するとともに、海底油田から産出される原油の収益を教育改善に投じることを提示した。《共同通信》

【アンジェリーナ・ジョリーさん】紛争時の性暴力阻止を

国連安全保障理事会は24日、紛争地での性暴力に関する公開会合を開いた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使の米女優アンジェリーナ・ジョリーさんが出席し「性暴力は戦争につきものだから起きるのではない。それを許す風潮が世界にあるからだ」と訴え、阻止のため行動するよう安保理に求めた。

ジョリーさんは紛争地などで、5歳の女児が警察署の前で乱暴されたり、女性が木の枝や瓶を使った残酷な性暴力を受けたりしていると報告した。

こうした事件は「加害者が逃げおおせると思っているからだ。先頭に立つべきはあなた方、国連安保理なのだ」と呼び掛けた。《共同通信》



6月24日 その日のできごと(何の日)