平成8770日目
2013/01/11
【安倍晋三首相】尖閣問題で中国をけん制
安倍晋三首相は11日午前、官邸で記者会見し、中国が沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張していることに関し「交渉する余地はない。政治的目的を達成するため、日系企業、邦人に被害を与えることは国際社会に責任ある国家として間違っている」とけん制した。
同時に、日韓関係について「朴槿恵次期大統領と一日も早く信頼関係を構築し、価値観を共有する国同士の関係を強化していきたい」と強調した。
16日からのベトナム、タイ、インドネシアの東南アジア3カ国歴訪に関しては「経済のほか、エネルギー、安全保障でも協力を深める」と述べた。《共同通信》
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【野球殿堂入り】大野豊氏、外木場義郎氏
野球殿堂入りを決める野球体育博物館の表彰委員会は11日、競技者表彰のプレーヤー表彰にプロ野球広島の投手として先発、救援の両方で活躍した大野豊氏(57)、エキスパート表彰には完全試合を含め3度の無安打無得点試合を達成した広島の外木場義郎氏(67)を選出したと発表した。《日経新聞》
【日本ハム・大谷翔平投手】プロでの第一歩
日本ハムの新人合同自主トレーニングが11日、千葉県鎌ケ谷市の鎌ケ谷スタジアムで始まり、ドラフト1位の大谷翔平投手(岩手・花巻東高)ら7選手がプロでの第一歩を踏み出した。栗山監督ら首脳陣が見守る中で、大谷は「緊張したが、ここから頑張りたい気持ちになった」と晴れやかな表情で話した。
冷たい風が吹く中、ダッシュやティー打撃などで約3時間体を動かした。同じ18歳で注目を集める阪神の藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭高)が初日からブルペン入りしたのとは対照的に、体力向上を目的としたメニューを多くこなし「計画を立ててしっかりやりたい」と、じっくり取り組む構えを示した。《共同通信》
【木田優夫投手】BCリーグ石川入団会見
プロ野球や米大リーグで活躍し、独立リーグ、BCリーグの石川で現役を続行する木田優夫投手(44)が11日、金沢市内で入団記者会見に臨み「鍛え直して、若い選手たちと次のステップを踏みたい」とプロ野球復帰へ意欲を見せた。
全盛期は速球派として鳴らした木田は「いま以上の速球を投げられるようにトレーニングをしたい。150キロを投げられたら格好いい」と向上を誓った。経験豊富なベテランは若手の手本として期待されており「参考になる部分があればいくらでも話す」と育成にも力を入れる。
木田は1987年に巨人入り。大リーグのタイガースなど日米の球団を渡り歩いた。《共同通信》
【中国】対日共闘を韓国に呼び掛け
中国政府特使として韓国を訪問中の張志軍外務次官は11日、ソウル市内での韓国報道各社代表らとの朝食会で、日本との間で中韓両国が抱える歴史問題について「韓国と中国がはっきりとした態度を取らねばならない」と述べ、韓国に「共闘」を呼び掛けた。聯合ニュースが報じた。
張氏は「日本が歴史を否定し続け歴史問題を正しく認識しなければ、経済がいくら発展しても道義的に(堂々と)立つことができない」と指摘。「日本が歴史問題でどのような選択をするかが、この地域の平和と安定に影響を与える」と述べ、日本に前向きな対応を求めた。《共同通信》
【シリア】イスラム過激派、北部最大の空軍基地制圧
フランス公共ラジオによると、シリアの反アサド政権のイスラム過激派「ヌスラ戦線」などが率いる武装勢力が11日、同国北部のイドリブ県にあるシリア軍のタフタナズ空軍基地を制圧した。基地は北部では最大の空軍基地とされる。シリア人権監視団(英国)の情報という。
アサド政権は昨年12月には北部の中心都市アレッポから西方のトルコ国境にかけての地域で主な軍基地を失ったとされ、反体制派側は北部での支配をさらに拡大した。
制圧されたのは空軍のヘリコプター基地で、シリア北部で軍による反体制派攻撃の主要拠点となっていた。《共同通信》
【サウジアラビア】初の女性議員
サウジアラビアのアブドラ国王は11日、国政の助言機関、諮問評議会(150議席)の次期議員に女性30人を任命した。近く始まる新たな任期から活動する。同国で女性議員が誕生するのは初めて。国営サウジ通信が報じた。
これまで議員は男性に限られていたが、国王は定数のうち少なくとも30議席を女性に割り当てるよう規則を改正した。新たに任命された女性議員には王族も含まれている。
イスラム教の戒律を厳しく実践する保守的なサウジでは女性の社会進出は大きく制限され、女性の参政権は長く認められていなかったが、国王はここ数年、これを容認する考えを示していた。《共同通信》
【米連邦航空局】ボーイング787を包括調査へ
米連邦航空局(FAA)は11日、全日本空輸や日本航空が導入を進めている最新鋭機のボーイング787でトラブルが相次いだのを受け、787の基幹システムに関する包括的な調査をボーイング社の技術陣と合同で実施すると発表した。
調査は、787の設計や製造工程などを対象に、ボーイングの拠点がある米ワシントン州シアトルで着手。機体の電気系統や配電システムを重点的に調べる。トラブルが発生した場所など他の地域でも調査する可能性がある。《共同通信》
【沖縄県】幹部が普天間県外移設を米に要求
訪米中の又吉進沖縄県知事公室長は11日、ワシントンの国務省で米政府当局者と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題について、同県名護市辺野古へ移設する現行計画は事実上不可能と指摘、県外移設を重ねて要求した。
会談には米側から国務省のナッパー日本部長と国防総省のジョンストン北東アジア部長らが出席。又吉氏は会談で、安倍政権が現行計画推進の構えを示していることに触れ「政権交代後も県外移設を求める沖縄の姿勢は不変だ」と訴えた。
これに対し、米側は「(辺野古移設をこれまでに特定された唯一の有効な解決策とした)昨年4月の日米合意が最善」と述べた。《共同通信》
【文科省】朝鮮学校の無償化費削除
文部科学省は11日、2013年度予算の概算要求を発表した。民主党政権下の昨年9月の要求内容から朝鮮学校の高校無償化費用を削除する一方、幼稚園に子どもを通わせている世帯向けの補助費を上乗せした。
一般会計と復興特別会計を合わせて6兆455億円で、12年度当初比で7・2%の増。一般会計では同3・1%増の5兆5820億円。
朝鮮学校の無償化は、下村文科相が昨年12月に適用しないことを決定。2億4千万円を要求から外した。
一方、市区町村が幼稚園の保育料を軽減している場合に費用の一部を国が支援する事業に252億円を計上。補助単価を引き上げ家庭の負担を軽くする。《共同通信》
【民主党】党再生本部が役員会
民主党は11日午前、衆院選惨敗の原因を検証し党再建の方策を探る「党再生本部」(本部長・海江田万里代表)の役員会を党本部で開いた。海江田氏や細野豪志幹事長らが出席。党勢立て直しと政権奪還へ向けた最初の一歩としたい考えだ。
海江田氏はあいさつで「忌憚ない意見を出してもらい、明日からの民主党の前進に役立つようにしてほしい」と述べた。
今後、山口二郎北海道大大学院教授や斎藤勁元官房副長官らからヒアリングを実施し、約3年3カ月の政権運営の問題点を精査。2009年衆院選マニフェスト(政権公約)の作成過程も検証対象にする。《共同通信》
【安倍晋三首相】部分連合へ手応え
日本維新の会の橋下徹大阪市長は11日午後、安倍晋三首相との会談で、緊急経済対策を盛り込んだ2012年度補正予算案の次期通常国会での早期成立に協力する考えを伝えた。首相は会談後、日本維新と政策ごとに連携する「部分連合」構築に手応えを示した。
今回は参院選に向けた具体的な協力や憲法改正は取り上げなかったとしているが、将来的な連携に向け一歩を踏み出した格好だ。
首相は橋下氏との会談後、視察先の神戸市で記者団に「さまざまな規制や課題を突破する熱意を感じた。同意できるところもあったので協力していきたい」と強調した。《共同通信》
【原哲男さん】死去
「誰がカバやねん」のギャグで知られる吉本新喜劇の往年の人気役者・原哲男さんが11日午後3時6分、肝がんのため大阪府堺市内の病院で死去していたことが23日、分かった。78歳だった。熊本県出身。関係者によると、4年ほど前からがんを患っており、すでに親族だけで密葬を済ませた。
1953年に大阪のストリップ劇場などに出演し、その後、コメディアンに転身。63年に吉本興業に入社、西川きよし、坂田利夫、桑原和男らとともに吉本新喜劇のドタバタの礎をつくった。69年には座長となり、花紀京、船場太郎らと関西のお笑い界を盛り上げた。《スポニチ》
