平成8591日目
2012/07/16
【九州北部豪雨】死者28人に
九州北部豪雨で、河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ熊本、大分、福岡の各県で16日、県警などが引き続き行方不明者の捜索を行い、熊本県と福岡県でそれぞれ男性の遺体が見つかった。12日からの豪雨による死者は3県で計28人になった。行方不明者は熊本県で3人、福岡県で1人の計4人。
九州北部は16日も断続的に大雨に見舞われ、気象庁は、同日深夜にかけて局地的に激しい雨になる恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水への警戒を呼び掛けた。熊本県阿蘇市は同日午後、約1200世帯3500人に出していた避難勧告を避難指示に切り替えた。《共同通信》
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野田佳彦首相は16日のフジテレビ番組で九州北部豪雨の被害に関し「想像を超えた雨だ。迅速に対応していきたい」と述べ、激甚災害指定など対応策を急ぐ考えを表明した。また被害状況によっては現地を視察する意向を示した。一方、豪雨被害を調べるため熊本、大分両県入りした自民党の谷垣禎一総裁は、防災分野への集中投資は不可欠として野田政権の対応に注文を付けた。
谷垣氏は視察後、大分県竹田市で記者団に「民主党は『コンクリートから人へ』と言うが、町の安全に関わるものはきちんとやらなければいけない。大きな教訓だ」と述べた。《共同通信》
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【日本列島】各地で猛暑日、熱中症で682人搬送
3連休最終日の16日、日本列島は太平洋高気圧に覆われて暖かい南風が流れ込んだ影響で、九州から東北南部の広い範囲で気温が上昇し、各地で35度以上の猛暑日となった。共同通信の集計では熱中症とみられる症状で1人が死亡、少なくとも682人が救急搬送された。海や川など行楽地での事故も相次ぎ、10人が死亡した。
気象庁によると、16日夜の時点で、全国927地点中60地点で35度以上を観測。各地で日差しが強く、高かった15日の気温が一晩たっても下がらなかったため今年一番の暑さとなった。
猛暑日を観測したのは、群馬県館林市が37・6度、富山県魚津市が36・9度など。《共同通信》
【桂三枝さん】六代目「桂文枝」襲名(会見は5日)
落語家の桂三枝さん(69)が16日、上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を襲名し、なんばグランド花月(大阪市中央区)で襲名披露公演がスタートした。
文枝さんは「皆さんに育てていただいた三枝を胸に、今日から文枝としてやっていきます」と決意を語り、満員の客席から大きな拍手が沸き起こった。襲名披露公演は来年にかけて全国各地で開く予定だ。《日経新聞》
【ボクシング世界戦】内山選手が防衛、五十嵐選手が新王者に
ボクシングのダブル世界タイトルマッチは16日、埼玉県春日部市総合体育館で行われ、世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級チャンピオン、32歳の内山高志(ワタナベ)は、同級6位のマイケル・ファレナス(フィリピン)と偶然のバッティングによる3回負傷引き分けで、5度目の防衛に成功した。
世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチは28歳の挑戦者で同級1位の五十嵐俊幸(帝拳)が、王者のソニーボーイ・ハロ(フィリピン)に2―1で判定勝ちし、新王者となった。日本のジムに所属する男子の現役世界王者は1人増えて8人となった。《共同通信》
【サッカー・宮本恒靖選手】引退試合
昨年限りで現役を引退した宮本恒靖氏の引退試合が16日、ホームズスタジアム神戸で行われた。試合には三浦敦寛氏、中田英寿氏ら日本代表時代のチームメイトも終結。
スタンドには「恒さん 17年間おつかれさまでした サッカーをだいすきにしてくれてありがとう」などの横断幕が掲げられ、約1万5千の観衆がピッチでの最後の姿に別れを惜しんだ。《神戸新聞》