平成8105日目
2011/03/18
【この日の菅直人総理】
福島第一原発「予断許さぬ」
平成23年3月18日、菅総理は総理大臣官邸で、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の発生から1週間となったことを受けて、国民の皆様へメッセージを発しました。《首相官邸》
菅直人首相は18日夜、東日本大震災の発生から1週間を迎え官邸で記者会見し、東京電力福島第一原発の事故について「まだまだ予断を許さない状況が続いている」と述べた。同時に「そう遠くない時期には全体をしっかりコントロールして、この状況から脱却できる方向へ全力を挙げている」と表明した。
震災被害に関しては「巨大な地震、津波の被害に加え、大きな原子力事故という2つの危機に直面している」と強調。「絶対にくじけることがあってはならない。家族、地域、職場、学校の仲間と手を携え、再建に向けて歩み出していただきたい」と国民に呼び掛けた。《共同通信》
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【東京スカイツリー】完成時の高さ634メートルに到達
東京都墨田区に建設中の新電波塔「東京スカイツリー」は18日午後1時34分、目標の高さ634メートルに到達した。ワイヤなどで支えない自立式電波塔としては世界一。今後、展望台の内装工事などを進め、来春に開業する予定。
11日に起きた東日本大震災ではスカイツリーに目立った被害はなかった。震災の被災者に配慮し、634メートル到達のセレモニー開催は控えた。《時事通信》
【みずほ銀行】システム障害4日目
みずほ銀行のシステム障害の影響が深刻になっている。発生4日目の18日朝は62万件もの給与振込が実行できなかった。同日夕までに未処理だった25万件の送金を完了したが、なお91万件が未処理のまま。19日からの3連休は顧客に手渡しで預金を払い戻す。対策が後手に回るなか、給与支払いの集中する25日が迫り、ぎりぎりの局面を迎える。《日経新聞》
【東日本大震災】発生から1週間
東日本大震災発生からちょうど1週間の18日午後2時46分、岩手、宮城、福島3県の各地で、避難所の住民や災害現場の自衛隊員が犠牲者を悼み黙とうした。仙台市若林区の市立七郷小学校では、校内放送の呼び掛けに応じて多くの避難者が黙とう。若林区の女性(59)は「行方不明のおば夫婦が早く見つかればいいとの思いを込めた」。
津波で大きな被害が出た宮城県東松島市の野蒜(のびる)地区では、自衛隊員約50人ががれきの撤収作業を中断、マスクやヘルメットを外して黙とうした。住民の約半数の安否が不明の岩手県大槌町では、対策本部で自衛隊員や警察官、町職員が、犠牲者が多かった海岸沿いの街へ向かって目を閉じた。30代の自衛隊員は「引き続き全力で住民の救援に当たりたい」。《共同通信》
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東日本大震災で確認された死者数が18日、6539人となり、1995年の阪神大震災の6434人を超えた。国内の自然災害の犠牲者としては戦後最悪。いまも約1万7千人の安否がわかっておらず、発生から8日目を迎えても犠牲者の数は増え続けている。
警察庁が各県警からの報告を集計した結果、18日午後2時時点で死者数が6539人となった。内訳は宮城県が3860人で最も多く、岩手県は2040人、福島県は583人。犠牲者が出た地域は12都道県に及んでいる。《朝日新聞》