平成8106日目
2011/03/19
【菅直人首相】自民党に大連立を提案
菅直人首相(民主党代表)は19日午後、自民党の谷垣禎一総裁と電話で会談し、東日本大震災復興に与野党一体で取り組むため、民主、自民両党による大連立を提案した。谷垣氏に副総理兼震災復興担当相で入閣するよう要請。谷垣氏は復興対策では協力するとした上で「入閣は応じられない」と断り、自民党は幹部会合で正式に拒否の方針を確認した。
首相の入閣要請は、震災被害や原発事故の深刻さを踏まえ、国家的危機には大連立で乗り切る必要があるとの判断からだ。拒否されたことで、首相は新たな与野党協力に向けた対応を迫られる。政権の危機管理対応や、大連立を模索した首相の判断に批判が強まる可能性もありそうだ。
谷垣氏は、電話会談で「震災復旧には引き続き閣外から全面協力するが、今は体制を変更する時期ではない」と回答。記者会見では「私に内閣に入れというのは、今の(民主、国民新両党)連立政権をご破算にすることだ。政策の一致がないとできない議論だ」と強調した。《共同通信》
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【米英仏多国籍軍】リビア軍事施設を空爆
仏英米を中心とした5カ国からなる多国籍軍は19日夜(日本時間20日早朝)、リビアの首都トリポリや北東部ベンガジ周辺などで、カダフィ政権軍の防空施設や車両などを空爆した。リビアへの武力行使を容認した国連安保理決議に基づく軍事行動。
カダフィ政権側は徹底抗戦する構えで、リビア情勢は国際社会を巻き込んだ重大局面に入った。 多国籍軍にはカナダ、イタリアが加わったほかカタールやアラブ首長国連邦(UAE)も参加を表明した。共同作戦名はギリシャ叙事詩から「オデッセイ(冒険)の夜明け」《毎日新聞》
【東日本大震災】自衛隊派遣10万人超える
北沢俊美防衛相は19日、東北地方へ派遣した自衛隊が18日に10万人を超えた、と発表した。19日午前11時時点で人員10万6千人、ヘリ209機、輸送機など飛行機321機、艦船57隻が活動している。孤立住民の救助や物資の輸送、原子力発電所の緊急事態などに対応している。
自衛隊による救助者数は19日午前11時時点で約1万9430人。菅直人首相が12日、北沢氏に10万人態勢への増強を指示していた。《朝日新聞》
【岩手県陸前高田市】仮設住宅の建設始まる
岩手県の陸前高田市で19日、被災地で初めて仮設住宅の建設が始まった。釜石市の野球場でも着工予定だったが、資材運搬用の車のガソリンが確保できず、延期された。東日本大震災の発生から9日目。遺体の収容や行方不明者の捜索は続行するが、重点は被災者の生活支援に移りつつある。
午前9時現在の警察庁まとめで死者は7197人。家族が警察に届け出た行方不明者は1万905人で、死亡・不明は計1万8102人に上っている。約2200カ所の避難所に約38万7千人が身を寄せている。《共同通信》